赤そばの花は見事すぎる。
文字で現すのは不可能に近いと言えるのである。
だがしかし、俳句で唸ってみた。

デジブック 『赤そばの花』
赤そばの花
その赤い絨毯が敷かれた山塊にぼくは行き
きみとの赤く甘やかなベーゼを想起した
忍びつつきみを抱き寄せ
両の頬をそっとおさえこみ引き寄せる
きみはそっと瞼を閉じる
くちびるは濡れ初める
深く濃密な時間が流れたあと
きみが緩やかに瞼を開ける
そこに結ばれる像は
赤そばの花であってぼくでは無いのだ
赤そばはきみのくちびる
ルビーの輝きだ
侵しがたい輝度がきみを包む
それはオーラであってきみの羽衣
ハラリと軽やかに宙を翔けのぼっていく
嗚呼きみのアマ―ビレよ

その色は正にルビーである。
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荒野人
文字で現すのは不可能に近いと言えるのである。
だがしかし、俳句で唸ってみた。

デジブック 『赤そばの花』
赤そばの花
その赤い絨毯が敷かれた山塊にぼくは行き
きみとの赤く甘やかなベーゼを想起した
忍びつつきみを抱き寄せ
両の頬をそっとおさえこみ引き寄せる
きみはそっと瞼を閉じる
くちびるは濡れ初める
深く濃密な時間が流れたあと
きみが緩やかに瞼を開ける
そこに結ばれる像は
赤そばの花であってぼくでは無いのだ
赤そばはきみのくちびる
ルビーの輝きだ
侵しがたい輝度がきみを包む
それはオーラであってきみの羽衣
ハラリと軽やかに宙を翔けのぼっていく
嗚呼きみのアマ―ビレよ

その色は正にルビーである。

荒野人