エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

岩手からの報告3・・・釜石の街はいま

2011年10月24日 | 日記
岩手を旅している。
釜石では、追悼の儀式が挙行された。

だがしかし、釜石の街は町並みは依然と同じだけれど人は住めず、信号機に依然として電気が来ていない交差点が多い。
いまだに、全国の警察からの応援が街をコントロールしている、と見えた。
何より、被災地では多数の警察車両が巡回している。



駅前のメイン通りである。



上の写真でも、この写真でも信号が点灯していないのがお分かり頂けると思う。
まさに、復興のイロハすら緒についていないのである。



通りに面している敷地が土台だけになっているのは、津波で破壊されたのである。



とにかく、一階は全滅である。



街中の瓦礫はいまだ放置されたままだ。



ほぼ全ての建物に、丸に×が書かれている。
住む事は出来ない!
と認定されたのだ。



時々通る車両と作業員の姿が殆どとなっている。



時折住民らしき姿が見えるけれど、例外なく自転車姿である。
仮設住宅から、自宅を見にきたのだろうか?



とにかく、これが今の釜石の姿である。
ぼくが意図的に人がいない町を撮ったのではないのである。


    焼玉の音も消え去り浦の秋       野人


淡々と捉えた釜石の姿である。




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 荒野人