4月。
新たな年度の始まりである。
元旦は下より新年度であるけれど、4月は新たな年度が始まる月であるのだ。
従って、その心構えを改めてすることが肝要である。
改めて、臍を固めるのだ。
そういった折り目はあって良い。

これは咲き初めた「ソメイヨシノ」である。
東京はようやく開花宣言されたのだけれど、今日は午後から春の嵐である。
また縮こまってしまうだろうか。
咲きたるは去年の枝から桜花かな 野 人

これは「オカメ」という桜の品種である。
何がオカメなのかは分からない。
もっともオカメというのは、その語源は色白美人のことであるのだから、推して知るべしではある。
さて色白美人というと、何といっても白木蓮である。

いまが盛りと咲き誇っている樹もあれば、いまだしの樹もある。
これは咲き誇っている白木蓮。
木蓮の色白の肌触れ難く 野 人

色白美人である。
この花弁もほんの数時間で、染みが出来てくる。
だがしかし、その時の流れは豊かである。
人と同じである。
時間がたてば、あるいは人生という時間を積み重ねていけば、肌のどこかに染みが生れ出る。
それは愛おしい。

いま、辛夷(コブシ)も咲いている。
辛夷葉、花の後ヒトのゲンコツに似た実が生る。
辛夷という名前の理由でもある。

可憐な花である。

この花は、まだまだこれからである。
山では、辛夷が一番に春を告げてくれる。
北国の春は、まだ浅いのだろう。

少し紅潮した頬を艶やかに見せる「シモクレン」である。
恋人の様な花である。

そっと触れ、そっと口づけたくなる花である。
年度が始まるという、書き始めから大分脱線した。
そういった「美しい破綻」を大事にしていきたいこの一年である。

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荒 野人
新たな年度の始まりである。
元旦は下より新年度であるけれど、4月は新たな年度が始まる月であるのだ。
従って、その心構えを改めてすることが肝要である。
改めて、臍を固めるのだ。
そういった折り目はあって良い。

これは咲き初めた「ソメイヨシノ」である。
東京はようやく開花宣言されたのだけれど、今日は午後から春の嵐である。
また縮こまってしまうだろうか。
咲きたるは去年の枝から桜花かな 野 人

これは「オカメ」という桜の品種である。
何がオカメなのかは分からない。
もっともオカメというのは、その語源は色白美人のことであるのだから、推して知るべしではある。
さて色白美人というと、何といっても白木蓮である。

いまが盛りと咲き誇っている樹もあれば、いまだしの樹もある。
これは咲き誇っている白木蓮。
木蓮の色白の肌触れ難く 野 人

色白美人である。
この花弁もほんの数時間で、染みが出来てくる。
だがしかし、その時の流れは豊かである。
人と同じである。
時間がたてば、あるいは人生という時間を積み重ねていけば、肌のどこかに染みが生れ出る。
それは愛おしい。

いま、辛夷(コブシ)も咲いている。
辛夷葉、花の後ヒトのゲンコツに似た実が生る。
辛夷という名前の理由でもある。

可憐な花である。

この花は、まだまだこれからである。
山では、辛夷が一番に春を告げてくれる。
北国の春は、まだ浅いのだろう。

少し紅潮した頬を艶やかに見せる「シモクレン」である。
恋人の様な花である。

そっと触れ、そっと口づけたくなる花である。
年度が始まるという、書き始めから大分脱線した。
そういった「美しい破綻」を大事にしていきたいこの一年である。

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