エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

夜桜を見る

2012年04月11日 | ポエム
夜桜を見る。
全く、桜が好きな民族だ。







        夜桜の575と詠む暗さかな          野 人







パッと咲き、パッと散るのが潔いのだ!
とか・・・。
華やかさが魅力的だ!
とか・・・。



様々な評価があるけれど、ぼくは好きな人と、好きな時間に見るのがいい。
だがしかし、なかなかそうは上手くいかない。



夜桜は、写真に撮ると一寸した角度で色彩のトーンが変わる。
それが面白いのである。



青空を背景に見る桜はとんでもなく素敵だけれど、夜のほんの少しの光源で見る桜も良いものだ。
人は思わず浮かれてしまうのである。

古今東西花見という「物見遊山」は文字として、あるいは語りとして残されている。
落語にも花見に題材を取った噺が多い。

花見ならぬ墓見に出かけるなどといった、臍曲がりな江戸っ子に題を取った奇想天外な噺だってある。



この噺の語り部は、志ん朝が良い。



夜桜。
美しい響きである。



今日は、花チラシの雨が早朝から降っている。
満開の桜は、一瞬の光陰である。

追伸:明日からソウルである。
   従って、予め書いておいたものをアップする。
   御了解いただきたいのである。




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      荒 野人