エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

インサドンで伝統茶を喫す

2012年04月17日 | ポエム
インサドン・・・仁寺洞である。
ここは、骨董の街であり伝統的な書・文房具、民族的な手芸品などを鬻(ひさ)ぐ街である。

従って、伝統茶の茶館も点在する街である。



インサドンの一画である。
明日にはインサドンの紹介をしたいと思っている。



ここで伝統茶を頂いたのである。
この石像は、その入口に鎮座している。



こんな感じの入口である。
女性像は、豊かな太股が煽情的であるけれど、目尻がグッと上がっていて、このモデルがいかにも韓国人であると知れる。



なかなか雰囲気のあるスペースである。
敷地内には、瀟洒な建物が点在する。
売店も、博物館的な陳列の茶道具なども紹介されている。



春浅きソウルであるけれど、白木蓮が鮮やかであった。



見ていると、この茶館に来る人は例外なく白木蓮を撮っている。
それほどの色白美人である。

さて、喫したお茶であるけれど、三人で夫々違うものを飲んだ。



柚子茶である。




      伝統茶喫すれどなお春浅し         野 人






棗(なつめ)茶である。





      春の雨四阿におり茶を喫す         野 人






生姜茶である。





      伝統茶一服ごとの記憶かな         野 人






夫々が大きい茶碗で、一杯でお腹が膨れるけれど美味いのである。
雰囲気が飲ませるのだとしても、間違いなく美味いのであった。

韓国人の食に対するスタンスが伺われ、面白くも楽しい。
韓国に来たら伝統茶は喫する方が良い。
そういった飲み物である。





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      荒 野人