エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

春の嵐

2012年04月04日 | ポエム
春の嵐が襲いかかって来たのであった。
雨戸を叩きつける雨滴もそうだけれど、風が強かった。



あの竹林には濃厚な春の嵐が充填されているのだろうか?
竹林の不思議な気配が一層高まっていくのだ。




      濃密に竹林埋める春の風         野 人






深い濃密な気配の佇まいである。



梅がそろそろ終わる。
だがしかし、青梅の山はまだ楽しめるのである。

梅を見ながら年度当初の雑感を続けたい。
今日お見せするのは、青梅の梅郷である。



雑感の続きである。

誠にささやかな創作活動である。
このエピローグを語り始め、やがて短詩形というクリエイティブな乞うに手を染めたのである。



俳句である。
以前に書き継いできた「詩」が書けなくなるほどのインパクトを持った「座の文学」である。



いまや、完全に「倦まず弛まず」書き継いで来たポエムを捨象するほどのインパクト、破壊的と言い換えても良い、を持った文系であったのだ。



この道は、細くしかしながら遠く、深い。
懊悩の日々すら与えかねない。
俳句とは、そうした文学である。

この世界には、年齢ではなくパッションを色濃く保有する人々が集っている。
一種、独特の世界であることも知った。

「閥」の世界であることも知った。
それは贔屓の世界である事も知った。

ぼくは淡々と俳句に取り組むつもりである。



人の評価も、確実に得つつ句会という場を大切にして時間をいとおしみたいのである。



季節は今、春本番に向かっている。
梅が咲き、サンシュユが咲き綻び、やがて桜が咲く。



自然の試練が、実に沁みてならないのである、
新たな年度、ぼくはそうした覚悟で前進したいのである。




     人はみな足とどめおる春嵐          野 人





昨日に春の嵐は、多くの被害を出している。
いまもなお、東北から北海道へと進んでいる。

被害少なかれ!
と祈る。






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      荒 野人