エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ムラサキハナナの群生

2012年04月22日 | ポエム
ムラサキハナナ。
実に鮮やかな花であるけれど、群生すると豪華でもある。

豪華でもあるけれど、花自体は画竜点睛を欠きかねない素朴さであって・・・実は匂いも無い。
昨日、従弟と国立昭和記念公園に出かけたのである。

従弟は、つい先日初孫が産まれた。
電話が急に入って「お兄さん、昭和公園のチューリップが綺麗だから写真撮りに行きましょうよ!」である。
聞けば、仕事以外は孫の面倒見で疲れ気味だから「息抜きしたいんだ!」とのこと。
予定をキャンセルして付き合う事としたのである。



菜の花もまだ見頃であった。
とにかく広大な敷地面積をもっている公園である。



新緑が滴っているのであった。
カツラの若葉である。

チューリップもポピーも素敵であったけれど、一画にムラサキハナナが群生している。

それはそれは見事であった。







      ムラサキの花の向こうの若葉かな          野 人






冒頭に書いたけれど、花自体は派手で無いのであってどこか画竜点睛を欠いている。







      豊かなる森が育む花菜かな          野 人






チューリップが目的であったのに、このムラサキハナナを半分近くの枚数撮りまくってしまった。
くさしたけれど、何気に愛着が湧いたのであった。



山吹の金色と実に合う。



向こうにチューリップがあれば更に豪華に見える。
このムラサキハナナが表玄関でもあるかのような佇まいである。






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      荒 野人