エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

図書館の

2013年06月15日 | ポエム
図書館。
公園の中にある図書館は、しっとりと佇んでいる。

この間、子烏を調べに図書館に出かけたのである。
歳時記を中心に、閲覧したのだ。
個人では購えない歳時記もある。
購えても、置き場所に困るのである。







「図書館の窓は緑のスクリーン」







とりわけ「大」の字が付くと、やたらと大きい。
必要個所をコピーして活用するのである。

俳句を始めてからというもの、図書館での調べは必要になってきている。
主宰の書斎には、歳時記の分厚いのがあって羨ましい!
と思ったけれど、こうして図書館を利用するのも良いものである。

何より、図書館へ行く道すがらが良い。
この間調べに出かけた時、紫式部の小さな花を見つけた。
発見が楽しいのである。



この紫式部の花は、小紫の実が秋の灯を照り返してくれる。



まだ秋には遠い。
これから夏が始まると云うのに、植物は秋の準備に余念がないのである。

なんと愛おしい世界であるのか・・・。




         荒 野人