エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

闘い済んで日が暮れて

2013年06月25日 | ポエム
昨日、東京は都議会議員選挙の投票日であった。
闘い済んで日が暮れて・・・そして政治は先祖返りをしてしまった。

この間まで政権を執っていた政党の罪は大きい。
誰が見たって、その政党が勝てるなどと思っていなかったはずである。
当事者以外・・・。
もう、支持が戻って来ることは無い。
あそこまで国民を裏切って、まだ支持されるなどと白昼夢も甚だしい。



当事者だけが夢を見ている。
国民は醒めきっている。
その関係が分からないほど、その政党は自惚れている。
これを「度し難い」と言う。



ここのところ、ずっと万緑をみている。
しかしながら、これだ!と云う俳句が詠めない。







「万緑のいよいよ黒きスクリーン」







新緑は、緑を重ねても緑であった。
光を透過する柔らかさがあった。

しかし万緑は、重ねれば重ねるほど漆黒の闇にぼくを導いていく。
黒々とした闇である。
この色が、古今東西人を畏怖させたのである。




          荒 野人