エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

遅れてヤマボウシ

2013年06月17日 | ポエム
昨日は、午後からは穏やかであった。
朝の内の雨は、シッポリと濡れる梅雨特有の雨であった。

日曜日の天気としては、歓迎されざる半日であったのだ。
午後、閉じ込めれていた家を出た。

雨上がりの空は・・・。



雲が綺麗であった。



そう、まるで箒草で掃いたような雲が遊弋していた。
下界は、人が棲んでいる。



花々が咲く、小さなコスモスである。
その小さなコスモスに、遅れてやってきた花がある。







「軒の下遅れて咲けるヤマボウシ」







ヤマボウシがみっちりと咲いていた。
まるで、既に討ち死にした同輩を悼むかのように咲く。

そんな風に思ってはいけないのだろうか?



        荒 野人