みちのくの旅を始める。
昨夜、帰宅したのである。
家を出た朝、梅雨寒の朝である。
旅の始めは、塩釜港。
ここから、松島へと向かうのである。

もちろん、遊覧船の名前は「芭蕉丸」である。

芭蕉翁を同行させることとし、句帳の最後のページに「そっと」芭蕉と書いた。

翁は、杖をついて現れた。

「未だなお時空を刻む故意の夏」

塩釜港には、まだ大震災の爪跡が残されている。
しかし、人々の生活は逞しい・・・。
と思えた。

鷗は、この地方の目玉である。
なんたって「カモメのたまご」なる菓子が土産で売られているのであるから。

カモメを従えつつ、芭蕉丸は進む。

塩釜港を出港して最初に出会う島である。
松島の島々は、個性的である。
ここから、松島の景観が始まる。
荒 野人
昨夜、帰宅したのである。
家を出た朝、梅雨寒の朝である。
旅の始めは、塩釜港。
ここから、松島へと向かうのである。

もちろん、遊覧船の名前は「芭蕉丸」である。

芭蕉翁を同行させることとし、句帳の最後のページに「そっと」芭蕉と書いた。

翁は、杖をついて現れた。

「未だなお時空を刻む故意の夏」

塩釜港には、まだ大震災の爪跡が残されている。
しかし、人々の生活は逞しい・・・。
と思えた。

鷗は、この地方の目玉である。
なんたって「カモメのたまご」なる菓子が土産で売られているのであるから。

カモメを従えつつ、芭蕉丸は進む。

塩釜港を出港して最初に出会う島である。
松島の島々は、個性的である。
ここから、松島の景観が始まる。
荒 野人