エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

塩釜港から松島へ

2013年06月28日 | ポエム
みちのくの旅を始める。
昨夜、帰宅したのである。

家を出た朝、梅雨寒の朝である。
旅の始めは、塩釜港。
ここから、松島へと向かうのである。



もちろん、遊覧船の名前は「芭蕉丸」である。



芭蕉翁を同行させることとし、句帳の最後のページに「そっと」芭蕉と書いた。



翁は、杖をついて現れた。







「未だなお時空を刻む故意の夏」







塩釜港には、まだ大震災の爪跡が残されている。
しかし、人々の生活は逞しい・・・。
と思えた。



鷗は、この地方の目玉である。
なんたって「カモメのたまご」なる菓子が土産で売られているのであるから。



カモメを従えつつ、芭蕉丸は進む。



塩釜港を出港して最初に出会う島である。

松島の島々は、個性的である。
ここから、松島の景観が始まる。



      荒 野人