エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

プール

2013年06月30日 | ポエム
昨日は、終日「じいじ」をした。
孫を連れ、イルミネーションが点灯する夕方まで「豊島園のプール」に出かけたのである。



水の中は疲れるけれど、若々しい生命が躍動するのを眺めていると自分まで活き返る。
気がする!



豊島園のプールは、最近は土日の限定オープンらしいとの噂がある。
人の入りを見ると、それも分かる気がする。
ぼくたちが子育てに懸命だった頃、この豊島園はテーマ・パークとしては東京近郊の目玉だった。

豊島園のプールは子どもたちの憧れであった。
だがしかし、やがてディズニー・ランドが誕生して、大分客が減ったようであった。







「弾けたる若き生命のプールサイド」


「木洩れ陽や無数の穴からまぶたまで」







けれど、水遊びは楽しい。
ヒトは、母の胎内では羊水の中に入る。
それを揺籃と云う。

水脈のせせらぎ・・・それは母の心音だという。
美しいイマージュである。



ましてや、孫と遊ぶのはより楽しい。
夕飯は、メリーゴーランドの横でざるうどんと焼きそばで済ませた。

二人の孫は、早々と白河夜船に乗ったと娘から報告があった。

ぼくは、木洩れ日を瞼で受け止めつつ「うつらうつら」した時間を懐かしんでいる。



       荒 野人