昨日は、晴れ間が広がった。
けれども、空は必ずしも晴れ渡った訳では無かった。
今日は、朝から篠突く雨である。
こんな雨、詩人の西脇順三郎は「女神の行進」と詠った。
慈雨であると、喝破したのである。
既に故人となったけれど、ぼくの好きな詩人である。
昨日は、水の人になった。
プールで遊んだのである。
紫陽花のように、生き生きとするのは楽しい。
「万緑の雲の隙間の広ごりぬ」
そろそろ万緑で良かろう。
緑の重なりが、次第に黒実を帯びてきつつある。
それを、更に印象化するのは空である。
あえて、天であると言い換えたい。
誰の上にもある天は、あまねく広く人の上にある。
荒 野人
けれども、空は必ずしも晴れ渡った訳では無かった。
今日は、朝から篠突く雨である。
こんな雨、詩人の西脇順三郎は「女神の行進」と詠った。
慈雨であると、喝破したのである。
既に故人となったけれど、ぼくの好きな詩人である。
昨日は、水の人になった。
プールで遊んだのである。
紫陽花のように、生き生きとするのは楽しい。
「万緑の雲の隙間の広ごりぬ」
そろそろ万緑で良かろう。
緑の重なりが、次第に黒実を帯びてきつつある。
それを、更に印象化するのは空である。
あえて、天であると言い換えたい。
誰の上にもある天は、あまねく広く人の上にある。
荒 野人