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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

句縁のあたたかさ

2014年08月11日 | ポエム
句縁と云うのは、本当に得難い。
何より嬉しい。

句友がぼくの大切な財産であると,改めて知ることの出来た夏である。
ぼくが「からまつ」を飛び出して語彙の大海原に泳ぎ出した時、句友たちは何より心にかけてくれたものだ。
こうした心使いは、おためごかしで心配してくれたのとは違う。

退会する前には、あたかも心配しているかのように振る舞った何人かの人たち。
連絡など無くても良い。
何らかの、組織の前進があってほしい。

組織の閉塞は「唾棄」すべきものである。







「ハンモック風の音消ゆ風の中」







句友の声かけがあって、俳句結社「沖」の多摩支部30周年記念句会に参加したのである。
有り難いことである。

そして、思いがけず沖の能村研三主宰の準特選を頂いたのであった。
句友はともに喜んでくれた。
前記の句が、それである。



準特選の賞品、能村主宰の短冊である。
この短冊は、ぼくの俳句人生のエポックとなるだろう。
それは、能村研三主宰の短冊と云う意味合いだけではない。

短冊に触れ、ともに喜びを分かち合った句友の息づかい。
句会に気持ち良く迎えてくれた沖の多摩句会の友人たちの心遣い。
能村研三主宰の、確かな選句眼に喜びを感じるのである。

ぼくの俳句生活後半が、水平線の彼方に見えてきた。




       荒 野人