エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

メタセコイヤの森に

2014年08月29日 | ポエム
メタセコイヤの森は静かに在るのだ。
すっくと立ち上がった木々の緑に、太古の匂いがする。

メタセコイヤは、今を生きる化石の樹と云われるのである。
昨日に続いて、やはり水元公園の一角に在るのだ。







「縄文の森につながる夏木立」







並木の向こうから、人のさざめきが聞こえてきた。
縄文の人々だろうか。

縄文人のさざめきは、静謐を構成するかのようだ。
今改めて、縄文時代のエコが問い直されている。

例えば、地産地消の思想だとか環境問題へのアプローチなどだ。
縄文人は、ずっとずっと現在より進んでいたとされるのである。



         荒 野人