奄美便りの筆を置く。
もちろん、しばしの間だ。
次回の訪問、までさらば!
なのである。
台風に見舞われつつも、自然を満喫した。
奄美は神の島である。
奄美大島の空港である。
去りがたい旅情に満たされる瞬間である。
そう・・・緑青を溶かしこんだような海。
誰もが魅了されるに違いない。
この緑青はかなり上質である。
「蒟蒻版碧さ一刷け夏の海」
山の麓には、さとうきび畑が広がっている。
「ざわわざわわ・・・」と風が足音を響かせ、足跡を刻んでいく。
奄美のさとうきび畑は「いくさ」を多く語らない。
それだけに寂寥感に包まれる。
ふっと波頭がぼやけた。
句友が、散骨を語っていた。
また、ぼくのかけがえのない友人は「散骨」を望んでいる。
浜の白さが、生々しいのは何故だろうか。
海と山の向こうに、雲の峰。
海は、水鏡のように澄みきった。
奄美よ、しばしさらば!
だ。
ぼくは、富士山に迎えられている。
荒 野人
もちろん、しばしの間だ。
次回の訪問、までさらば!
なのである。
台風に見舞われつつも、自然を満喫した。
奄美は神の島である。
奄美大島の空港である。
去りがたい旅情に満たされる瞬間である。
そう・・・緑青を溶かしこんだような海。
誰もが魅了されるに違いない。
この緑青はかなり上質である。
「蒟蒻版碧さ一刷け夏の海」
山の麓には、さとうきび畑が広がっている。
「ざわわざわわ・・・」と風が足音を響かせ、足跡を刻んでいく。
奄美のさとうきび畑は「いくさ」を多く語らない。
それだけに寂寥感に包まれる。
ふっと波頭がぼやけた。
句友が、散骨を語っていた。
また、ぼくのかけがえのない友人は「散骨」を望んでいる。
浜の白さが、生々しいのは何故だろうか。
海と山の向こうに、雲の峰。
海は、水鏡のように澄みきった。
奄美よ、しばしさらば!
だ。
ぼくは、富士山に迎えられている。
荒 野人