エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

風立ちぬ

2014年08月15日 | ポエム
風が涼やかになってきた。
日向は蒸し暑いけれど、日陰ではすっかり秋風である。

日中、それほどの暑さは感じられなくなってきた。
風が爽やかに変貌しつつあるからなのだ。



キバナコスモスがそよぐ。
そよぐ・・・。







「夏惜しむ花の命の息づいて」







いまは旧盆の真っ最中。
従って、高速道路も公共交通機関も人と車で溢れかえっている。

ショウジョウトンボは・・・知らぬ気である。

先祖を敬うと云う、儒教的教訓に満ちた日本人である。
層であるけれど、どこかの国のように教条的でないのが良い。
いやいや緩やかとい意味合いでなく、豊かに受け止め、柔らかに応用するその柔軟さが良いのである。



風を濾過する林は、たおやかである。
あくまでも、たおやかな風情であるのだ。



      荒 野人