エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

すずめ

2014年08月16日 | ポエム
すずめが都会からいなくなった・・・。
そう言われて、久しい。
けれど、農薬を使わない水田があり、水田の周りが里山のような樹木、閑静な自然が残っていればそうでもない。

雀は遊んでいるのだ。



この水田は、広さがおよそ2反。
周囲の小学生が、大事にお米を育てている。

小さな池があり、大サギなどの野鳥も飛来する。
水田の周りには小川が流れていて、子どもたちがザリガニを釣っている。







「啄ばめる欣喜雀躍青田波」







雀が、楽しげにまだ青いコメを啄ばんでいた。
楽しげであった。



こうして野鳥が遊ぶ姿は見ていて、こちらも楽しい。
雀が啄ばむ米は、天使の分け前である。




       荒 野人