吉祥である。
翡翠色のカワセミが、目の前にとまった。
池の面を、精悍な眼差しで見つめている。
餌食となる小魚を見ているのだ。
華麗なまでの身体に、残酷なそれでいて見事なまでの命の連環を見せる。
「カワセミの一閃冷気切り裂ける」
ひすい・・・そのものである。
生きる宝石である。
この池である。
普段は、鴨が遊弋する。
この日も、蚊もが遊んでいる。
けれども、飛来数は減っている。
数が少なくなっていくのは、とても寂しい。
けれども、カワセミと共生する姿は愛おしい。
時々カラスが来て、池の平穏を脅かす。
カワセミは、あっという間に樹蔭に入りこむ。
鴨も暴れるように、池の面を滑空するのである。
これはヒヨドリである。
蝋梅の蜜を吸いに来たのだ。
俄かカメラマンが増えるのは、良く理解できるのである。
この小さな池にも、物語があるからである。
蛇足・・・カワセミは夏の季語である。だとしたらカワセミの句は今詠めない。
けれど、一番カワセミを観察し易いのは冬である。
何故なら、木々が葉を落として見やすくなるからである。
かてて加えて、カワセミは一年中観察出来る。
今日は「冷気」を入れて詠んだ。
荒 野人
翡翠色のカワセミが、目の前にとまった。
池の面を、精悍な眼差しで見つめている。
餌食となる小魚を見ているのだ。
華麗なまでの身体に、残酷なそれでいて見事なまでの命の連環を見せる。
「カワセミの一閃冷気切り裂ける」
ひすい・・・そのものである。
生きる宝石である。
この池である。
普段は、鴨が遊弋する。
この日も、蚊もが遊んでいる。
けれども、飛来数は減っている。
数が少なくなっていくのは、とても寂しい。
けれども、カワセミと共生する姿は愛おしい。
時々カラスが来て、池の平穏を脅かす。
カワセミは、あっという間に樹蔭に入りこむ。
鴨も暴れるように、池の面を滑空するのである。
これはヒヨドリである。
蝋梅の蜜を吸いに来たのだ。
俄かカメラマンが増えるのは、良く理解できるのである。
この小さな池にも、物語があるからである。
蛇足・・・カワセミは夏の季語である。だとしたらカワセミの句は今詠めない。
けれど、一番カワセミを観察し易いのは冬である。
何故なら、木々が葉を落として見やすくなるからである。
かてて加えて、カワセミは一年中観察出来る。
今日は「冷気」を入れて詠んだ。
荒 野人