白きもの。
今日は、やはり吉祥の白い水仙である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/90/73969e195dcd00e36751d7b94a39f542.jpg)
白きものは、不思議な魅力がある。
先人は「白きたおやかな峰」などという小説をものにしたりしている。
白きものは、真綿のようなものであって、手の平でクルクルと転がして丸くしてしまいたくなる。
その白きものは、柔らかく弾力がある。
手の平に余る・・・そんな感触であるのだ。
この白きものは、ビオトープの一画に咲いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/6c/b1ff833d92fd57db3f2c2baec9aa512d.jpg)
深落葉が積っている。
蜘蛛の巣も張り放題だ。
かつては、米軍キャンプの中であった。
民間のおそらく農家であった。
屋敷林に囲まれた、立派な屋敷であったと思われる。
米軍は、手つかずに置いたのであろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/1f/1554c1a6a6670f42935c4526741d4de1.jpg)
朽ちつつある、井戸。
何故かしら寂しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/98/ac6995d875bb20e37b7fa900ac0917f5.jpg)
「水仙の白き光の煌めけり」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/63/28ba88fdb90d7a17ffeff2d2128ab6ce.jpg)
白い水仙は、そのビオトープの中にある。
そして、ただこの株だけである。
しかしながら、毎年必ず咲いてくれる。
魅力的な花である。
そして、一人占めしてしまいたくなる花である。
誰にも見せず、こっそりとしまいこんでおきたい。
不思議なのは、蕊に付着した花粉だけが黄色なのである。
密やかに、人に見せなければ良いのに。
ぼくの知っている白い水仙は、桐の箱に入って静かにしている。
エウゲニ・オネーギンのタチアナのように・・・。
荒 野人
今日は、やはり吉祥の白い水仙である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/90/73969e195dcd00e36751d7b94a39f542.jpg)
白きものは、不思議な魅力がある。
先人は「白きたおやかな峰」などという小説をものにしたりしている。
白きものは、真綿のようなものであって、手の平でクルクルと転がして丸くしてしまいたくなる。
その白きものは、柔らかく弾力がある。
手の平に余る・・・そんな感触であるのだ。
この白きものは、ビオトープの一画に咲いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/6c/b1ff833d92fd57db3f2c2baec9aa512d.jpg)
深落葉が積っている。
蜘蛛の巣も張り放題だ。
かつては、米軍キャンプの中であった。
民間のおそらく農家であった。
屋敷林に囲まれた、立派な屋敷であったと思われる。
米軍は、手つかずに置いたのであろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/1f/1554c1a6a6670f42935c4526741d4de1.jpg)
朽ちつつある、井戸。
何故かしら寂しい。
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「水仙の白き光の煌めけり」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/63/28ba88fdb90d7a17ffeff2d2128ab6ce.jpg)
白い水仙は、そのビオトープの中にある。
そして、ただこの株だけである。
しかしながら、毎年必ず咲いてくれる。
魅力的な花である。
そして、一人占めしてしまいたくなる花である。
誰にも見せず、こっそりとしまいこんでおきたい。
不思議なのは、蕊に付着した花粉だけが黄色なのである。
密やかに、人に見せなければ良いのに。
ぼくの知っている白い水仙は、桐の箱に入って静かにしている。
エウゲニ・オネーギンのタチアナのように・・・。
荒 野人