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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

薄氷の

2015年01月21日 | ポエム
薄氷・・・「うすらい」である。
触れれば、たちまち融け入ってしまうのだ。



俳句の世界では、多くの俳人が詠っている。
儚(はかな)さが、好まれるのであろうか。







「薄氷の光あつめて水の中」







朝日を跳ね返す力は、午前10時には無くなってしまう。
融けてしまうのである。

もっとも陽の当らない場所では、午後まで踏ん張っている。



けれども、氷と水との分け目の淡さが良い。
いつまでも楽しんでいたくなる氷である。




      荒 野人