薄氷・・・「うすらい」である。
触れれば、たちまち融け入ってしまうのだ。

俳句の世界では、多くの俳人が詠っている。
儚(はかな)さが、好まれるのであろうか。

「薄氷の光あつめて水の中」

朝日を跳ね返す力は、午前10時には無くなってしまう。
融けてしまうのである。
もっとも陽の当らない場所では、午後まで踏ん張っている。

けれども、氷と水との分け目の淡さが良い。
いつまでも楽しんでいたくなる氷である。
荒 野人
触れれば、たちまち融け入ってしまうのだ。

俳句の世界では、多くの俳人が詠っている。
儚(はかな)さが、好まれるのであろうか。

「薄氷の光あつめて水の中」

朝日を跳ね返す力は、午前10時には無くなってしまう。
融けてしまうのである。
もっとも陽の当らない場所では、午後まで踏ん張っている。

けれども、氷と水との分け目の淡さが良い。
いつまでも楽しんでいたくなる氷である。
荒 野人