エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

昨日のシモバシラ

2015年01月26日 | ポエム
朝から赤塚植物園に出かけてみた。
家を出る時に、暖かさを感じつつ電動自転車を漕ぎ出したのであった。



予想通りであった。
植物園に入った瞬間に感じたのだ。
池に氷が張っていない。
薄氷すら、張っていないのだった。



微(かす)かに、水っぽい氷が根元にあるだけであった。
そうであっても、何本かの茎の内ただの一本である。
公園全体では、数本は氷があったらしい・・・。

公園内の数カ所で、霜柱が土を押上げていた。



この霜柱では、可哀想で踏んで遊ぶ訳にもいかず・・・ただ映像として残すに任せた。







「シモバシラわずか1℃で結ばれず」







薔薇の刺が、痛々しく放物線を描いている。
その刺に、陽が当たっている。

嗚呼、まだまだ寒の内なのだと知らされる。




       荒 野人