エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

赤蕎麦の種

2015年01月09日 | ポエム
昨日の朝方、赤蕎麦の花の種を収穫した。
枯れに枯れている・・・あの赤かった蕎麦の花。

収穫量は、およそ10株で30粒程度。
白花の蕎麦の収穫量の三分の一程度だ・・・というのは本当だ。
従って、赤蕎麦の花で作る蕎麦は貴重だと云う証である。







「風冷えの小さき命の明日の夢」







昨日は、風が冷たかった。
風冷え、である。

寒という表現は、季節に嵌っていて胸に落ちる。
24節季で表現した古人の、自然に依拠し、自然を畏怖した姿勢は見事である。

風が頬を撫でる度に、ぼくは空を見上げる。



複雑な空模様は、冬空の特徴である。




       荒 野人