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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

昨日のシモバシラ

2015年01月26日 | ポエム
朝から赤塚植物園に出かけてみた。
家を出る時に、暖かさを感じつつ電動自転車を漕ぎ出したのであった。



予想通りであった。
植物園に入った瞬間に感じたのだ。
池に氷が張っていない。
薄氷すら、張っていないのだった。



微(かす)かに、水っぽい氷が根元にあるだけであった。
そうであっても、何本かの茎の内ただの一本である。
公園全体では、数本は氷があったらしい・・・。

公園内の数カ所で、霜柱が土を押上げていた。



この霜柱では、可哀想で踏んで遊ぶ訳にもいかず・・・ただ映像として残すに任せた。







「シモバシラわずか1℃で結ばれず」







薔薇の刺が、痛々しく放物線を描いている。
その刺に、陽が当たっている。

嗚呼、まだまだ寒の内なのだと知らされる。




       荒 野人

奄美のYOSHIKI

2015年01月25日 | ポエム
奄美のYOSHIKIから、大根と蕪が届いた。
吉貴(よしき)である。
彼は、中学生であって畑仕事が好きである。
自分の畑も持っている。

生き物と向き合って生きている。
純粋で真面目な中学生である。

彼には小学生の弟がいる。
RYUKIである。
この弟の、能力にも瞠目する。
自然とともに・・・海と生きている。
人として生きる能力は、ひょっとしたらぼくたちより高いかもしれない。

送られてきた大根と蕪である。







「島からの大根甘し天気晴れ」







大根は「大根おろし」とみそ汁の具に。
辛みが円やかで、ご飯に載せて食べたらサイコーである。



蕪は、一夜漬け。
味が深いのである。



こうして自分が作った野菜を送ってくれる気持ちが嬉しい。
送られてきた野菜は、余さず頂いた。



葉は、油揚げと人参とともに炒めた。
角のない美味しい葉であった。



奄美のYOSHIKIに、感謝!
夏休みに、また行きますね。
お土産を持って!



       荒 野人

紅梅

2015年01月24日 | ポエム
紅梅が見事なのである。
ただし、日当たりのよい植え込みに限る。

毎年必ず早々と咲く紅梅の木が三本ある。



この紅梅が終わると、近在の梅林の白梅が綻び始めるのである。
その梅林は公園になっていて、一寸した休憩のための東屋がある。

東屋で春の日差しを眺めながら、思索に耽る。
楽しい時間である。







「紅梅の一気に開く雨上がり」







明日は、朝からシモバシラを観察に行こうと思っている。
今朝より、気温が低く条件が良さそうである。

紅梅を愛で、シモバシラに感嘆する。
実は、20日に俳句を詠む心が切れてしまった。

20日以降、俳句を詠んでいない。
ブログにアップした句は、20日以前の句である。

明日には、シモバシラで感嘆した句を詠みたいと思っている。
野卑な骨柄に負けていられないからである。



        荒 野人

探梅

2015年01月23日 | ポエム
梅が咲き始めたのである。
探梅というには、少しばかり気恥ずかしい。
紅梅が、咲き初めつつあるからである。



まずは紅梅である。
少し窪地の、風を遮ることのできる場所である。

やはり、紅梅から先に咲くのである。
紅梅は、咲いている木では2割から3割。

白梅の木では、殆ど花は開いていない。



我が家の鉢植えの白梅の蕾である。
開いているのは、2~3輪。

紅梅の後塵を拝しているのだ。



紅梅でも白梅でも、春を予感させてくれる。
嬉しい花である。







「探梅の気恥ずかしさや土手の下」







間もなく、一斉に花開いてくれる。
季節の訪い・・・。

これからは、それを花々が知らせてくれるのだ。




       荒 野人

昨日のシモバシラ

2015年01月22日 | ポエム
ここのところ、シモバシラが気になって仕方ないのである。
今日は朝から、大気が冷え込んでいていまにも降り出しそうである。
昨日は、今にも降り出しそうだったけれど朝の内は曇空であった。

思い立って、赤塚植物園に出かけてみたのであった。

正門の所で「顔なじみの職員さん」と会った。
「今日はどうですか?」
「小さなものが出来ています!」
との事であった。



本当に小さなシモバシラである。
けれども、結晶が出来ていただけラッキーである。

気温が高めであったからだ。
なんとなれば、正門を入って直ぐの場所にある池に氷が張っていなかったのである。
薄氷すらなかった!







「シモバシラ茎の割れ目の悲鳴聴く」







昨日は、カメラを持って写真を撮ろうとする方はぼくを含めて3人であった。
お互いに、朝の挨拶を交わした。
ぼくは、幾葉かの写真を撮って早めに帰宅したのである。

帰宅とほぼ同時に霰が舞い、終日霙があった。



      荒 野人