=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

29回目

2010年10月17日 | 【日記】いろいろ
第29回南総里見祭りが行われました。

このお祭りは、
各地の伝統に根ざしたお祭りではなく、市が始めたイベントのお祭りです。

対外的には、
滝沢馬琴の南総里見八犬伝の舞台である館山城下を舞台に、
八犬士に扮するモデルを毎年公募し、行列をしてもらったり、
ご城下では、戦国合戦絵巻を再現したりしています。

ですが、我々はもっぱらその行列の後についていく、山車、屋台、神輿で祭りをやるほうに集中しています。
館山の祭りは各地域、だいたい小学校の学区くらいの範囲でそれぞれ違った日付で毎年行っているのですが、
この日ばかりは、市内中の山車屋台が集まります。

自分が小さな頃、アニメやテレビを見ていて、
例えばウルトラマンなら、ウルトラ兄弟が勢ぞろいしたり、ウルトラの父なんかが出てくる回があったり、
銀河鉄道999なら、999のほかに777が出てきたりする特別な回がありまして、私はその特別感がたまりませんでした。

およそ30年前、この里見祭りが始まったときは、私はまだ小学校くらいでしたが、
まさしく普段は出遭わない山車屋台が集まる特別な日として、大変な高揚感に包まれたものです。

私は館山の楠見という地区に参加させて頂き、
岡山に行っていたために、今年の桟橋祭り、夏の本祭りと参加できていませんでしたが受け入れて頂き大変感謝です。


心配された天気も2日前に天気予報が変わり、穏やかな秋空の下、
今年も里見祭りが終わり、房総のお祭りシーズンも幕を閉じたのでした。

数えてみると今年のお祭りは29回目で、来年は30回の節目のようです。


私自身楽しませて頂いているお祭りですので、
もちろんこのまま継続してやっていきたいし協力していきたいと思いますが、
そろそろこの30回という節目を控え、
この南総里見祭りの目的を再度確認、もしくは再設定する時期に来ているのではとも思っています。

私は各地の地元の祭りは地元の人が楽しむ祭りで、変に観光化することには反対で、つまり内向きの祭りでいいと思います。
一方この里見祭りについては、観光立市を掲げている館山市としては、よそから来られるお客さんに対しての祭り、つまり外向きの祭りというメリハリをつけたスタンスが必要なのかなーと思っています。

私はまだこちらに戻ってきて日が浅く、
まだまだわからないことが多いので、実行委員会の方々がどのようにされているのか知らないので
間違っていたら申し訳ありません。

ただ今後は地元に住む当事者として、積極的に祭りのために、地域のために関わっていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
コメント (2)
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