一昨日、前職で一番仲良くさせていただいた先輩がお亡くなりになりました。
先輩は、
豪快でいて繊細
強くて弱くて
人が大好きな賑やか好きだけど一人も好き
なによりも奥さんと4人の息子が大好きでよくお話をお聞きました。
読書家で博学でいろんなことをご存知でした。
スポーツ大会では一番張り切っていました。
会社の合宿では一番遅く寝て一番早く起きていました。
そして誰よりもお酒を飲んでいました。
先輩を少しの言葉ではとても表現できませんが、
あえて言わせて頂けるとすれば、
「人間のかたまり みたいな人」
だったように私は思いました。
私が以前の会社に在職して当時、
先輩に一番世話になって、一番一緒に飲みに行って、一番いろんな話をお聞きした。
あんなにたくさんの愉快な思い出を与えてくださった。
もう人生であんな方にお会いすることはできない。
そんな自負を持っています。
でも、実は
式に参列されていらっしゃる皆さんひとりひとりが、
「私は一番世話になった」「私は一番飲みに行った」
という思いをお持ちだったのではと思います。
それくらい、
先輩はいろんな人と長い時間を語らい、それこそ寝る間もなく全力で突っ走った方だったと思います。
式場に収まりきらない実にたくさんの参列者の数がそれを物語っていたのではないでしょうか。
青春時代の夏を館山で過ごされた先輩とは
館山の話もよくしました。
「先輩と館山で館山の魚を肴に酒を飲む」
という夢が叶わなかったことが本当に残念でなりません。
「一以貫之」
家具職人の道に進むということで、会社を辞める際に頂いた寄せ書きで、
先輩から頂いた言葉です。
「ひとつのことをやりぬく」という意味ですが、頑固一徹ではなく調和を図りながらやることで初めて貫くことができるという意味も含まれているようです。
大切にしていきます。
先輩のご冥福を心よりお祈り申し上げます。