=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

漆実習 終了。

2010年01月11日 | 【完成品】独立前の作品です
木曽の漆職人Tさんのもとに通いつめること5回。
どうにか私の初の漆製品が完成しました。

出来栄えの良し悪しもわからない私ですが、
Tさんいわく、もう少し時間を置くと艶が出てくるそうです。

初回の記事は→)

◆塗る前がこれ


◆1回塗って乾いた後


・2回目を塗る前に、表面に多少プツプツがあるので、
サンドペーパー(耐水性でないもの)でこする。
(木目方向だけでなく木目に直角方向にもかけてしっかり落とす)

・2回目からは、刷毛でなく直接ヘラを使わせて頂いた。
ヘラはかなりきつくおしつけて塗りこむ。

・注意点は、常にきれいな紙を用意し、
手袋、台を拭き、紙でモノを持ってムラがないようにする。

・乾かすときは、室(温度20度~25度、湿度60%くらい)で一晩で乾かさないと艶が出ない

◆2回塗って乾いた後


3回目以降を塗るときは、ペーパーはかける必要はなく、
もしも多少のザラザラがあったら布でこする。

◆3回塗って乾いた後


◆4回塗り(完成)


高品質仕上げにするときは、もう一度くらい塗るとベストだそうです。








◆取っ手の窪み(裏から見たところ)



◆貝の埋め込み

地元房州のあわび貝の欠片を埋め込んでみました。


◆樺のお箸

ゼブラ模様がきれいです。

◆桜の箸おき




天然塗料の漆、そのベージュ色をした液体が色濃く、そして艶が出てくる
神秘性を体験することができました。

Tさんいろいろとご指導ありがとうございました。

とりあえず自分で使ってみて、いろいろと観察したいと思います。
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