=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

オールマイティ現る!

2010年09月18日 | 【日記】いろいろ
こんなに何でもいける麺はなかなかないと思います。

夏休みに行ったイベントでもらってきた小豆島名物のそうめんの一種、

たしか「バチ」って言ってような。

これは、そうめんの折り返した部分に近いところで、切ってしまわれる部分であるために昔までは商品として市場には出回らなかったそうなのですが、地元では食されていたそうです。

長さは5センチくらい、平たくてゆでてもモチモチ感があるところが私は好みです。

たとえるなら、中国の刀削り麺のような感じですが、「刀削り麺」お分かりになる方は・・・・どれくらいいらっしゃるのか?
わかりづらい例えですみません。


もちろんそうめんとして食べてもおいしいのですが、
この麺は、
和にも洋にも中華にもなるのです。

私は、
スパゲティミートソースの残ったところに入れてみたり、
写真は、(食べ物写真にありえないくらいのまずい写し方ですが)インスタントラーメンの出前一丁のスープで食べたときです。

まだ試していませんが、
きっとチャンプルのように炒めたり、焼きそば風にしてもイケルと思います。

まだビニール袋にドサッと入っているのですが、
購入を検討しようと、
夏のイベント時に提供してくれた真砂喜之助そうめん屋さんのHPを見てみると、
「バチ」が見当たりません。
これは本当に身内か地元でしか食べることのできない貴重なそうめんかもしれません。
大切に食べましょう。
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おいしいもの、ぞくぞく

2010年09月17日 | 【仕事】岡山の工房での日々
先週の桜のテーブル、
栗のキッチンに続き、今週は抽斗に胡桃の材料を使いました。

少し前に、ブラックウォルナットというこげ茶色の木を扱わせてもらったのですが、その木はアメリカ産の胡桃の木でした。

今回の胡桃は日本産?というか普通の胡桃なんで色はそんなにブラックじゃないけど、木目とか木の感じは、ブラックウォルナットも胡桃も似ていて、さすが同じ種類の木だなと、当たり前ですが思いました。

さくらんぼ、栗ごはん、胡桃のお菓子?
そんな美味しい食べ物にもなっている木は、
家具の材料としても人間の生活に役立っています。
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神様、仏様、○○様

2010年09月12日 | 【仕事】岡山の工房での日々
写真は、単なるポストカード立てです。

でも、
そのうちのひとつは、鉋がけ+サンドペーパー+オイル仕上げ
もうひとつは、サンドペーパー+オイルのみの仕上げです。


世の中にはサンドペーパーという便利なものがあって、
しかも機械式もあったりして、
結構なものが、平らになったりします。

テーブルなどを鉋がけしていて、
逆目などでうまく削れない場合でも、サンダーが平らにしてくれることも可能といえば可能と言えると思います。

しかし、もともとサンダーはオイルフィニッシュをする前工程であり、
材そのものを平らにするものではありません。

親方はじめ経験者は、
やはり、鉋がけをしっかりしたものと、サンダーに頼ったものでは、
できた当初はあまり見分けがつかなくても時間の経過とともに、その滑らかさに違いが出てくると言います。

そんな言葉を自ら実感してみようと作ったのが写真のポストカード立て×2です。
製作してから2、3ヶ月が経ちましたがまだ目立った違いはでてきていません。
でもきっとそのうち出てくると思います。

それに、やっぱり職人として誰にでもできるサンダーには頼りたくありません。
ビシッと鉋をかけるのが職人として当然ですよね。



とは、思いながらも、
先週から、桜のテーブルや栗の板などをたくさん鉋がけさせてもらっている中で、
ときどき、
ほんの一瞬間がさしたように、聞こえてくる言葉があるんです。

「神様、仏様、サンダー様、
どうかこの傷を消してください。」と。

もう腕と腰がヘトヘトで、この残暑。


でもそこはふんばりどころ、
少し他の作業をしたり、休憩したりして再び鉋を構えます。

最近ありがたいことに、
一生ものとして高額で手に入れた碓氷さんの鉋「晩悠」の切れ味に、
「やっぱりこれは違うな」と思うときがあります。
今後もこの鉋「晩悠」を使い込んで、
どんなに硬くて癖のある木目が入った難敵な板が来ても対応できるようにしたいと思います。
「神様、仏様、晩悠様」ってね。
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N氏、三たび!

2010年09月02日 | 【仕事】岡山の工房での日々
昨年、5月に右足を骨折、
9月には同じところを捻挫し、
クラスのブログには、「N氏、再び!」と報じられた私ですが、
まったく懲りていません。

本日、薪を運んでいるときに捻挫を発症!
「N氏、三たび!」
となったわけです。

今回は、残念ながら?右足ではなく左足ですが、
しかし、患部と状況はまったく同じです。



考えるに、これは

1.生来、私は体が硬い
2.私の歩き方が悪い(靴底の外側が減るのが早い)
3.歳を重ね、各所が弾力を失ってきた

等の理由が考えられます。


とにかく、「気をつける」 しかありません。


せっかく写真にあるとおり、碓氷さんの鉋が調子が出てきたところなのに・・・
まあ症状は今まで出一番軽く、歩いたりするのは影響ないのですが、
少しでも早く治したいと思います。

コメント (2)
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