三番町スタジオの新しいオーブンで最初に試し焼きしたジェノワーズです。
やっぱりオーブンが違うと、こんなにきれいに焼けるんだわ。
きめが細かくて、感動でした。 味わってみると、結構しっとり。
色々なお菓子やパンを焼くのが、これから楽しみです。
ところで、夏休みはベタで母と一緒にいました。日ごろの罪滅ぼしです笑。
よくテレビを一緒に見ていたんですけど、この休みは「戦争の証言」や「玉砕」のドキュメンタリーをたくさん見ていました。
今までも戦争の証言的な番組はあったのかもしれないのですが、今年ほど戦争体験者の方が本音で話をしている番組は、見た事がなかったように思います。
今日はNHKで、色つきの悪夢「カラーでよみがえる第2次世界大戦」を見たのですが、白黒の画像とは全く「伝わり方」が違いました。
白黒の映像だと、遠い昔の「記録」のような見え方ですが、カラーになるといきなり現実味を帯びてきます。そこで行われた真実がたたきつけられるかのように、「衝撃の映像」となるのです。
ゲストの人も言ってましたけど、見ているものの心臓をわしづかみにされるような、息苦しさを感じました。
物体のように転がったご遺体の一人一人のご家族や生活があった事を想像するだに、痛ましくてかわいそうで、本当に言葉もありませんでした。
お菓子を焼いたり、料理を作ったり、おいしいだのまずいだの、いつまでも言っていられたら、それこそ幸せなのだけど、戦争の犠牲になられた方の上に成り立っている「現在」だという事も忘れてはいけない事実なのだと、思いを新たにした1週間でした。