「神戸ゆかりの芸術家たち 素描コレクション展2 小松益喜の中国・ロシア風景」を見て来ました。
小松益喜の大連の絵がユトリロを見ているようでした。東洋とは思えない。中国とも違う。南国で元オランダ領だったのね。石造りの洋風建物にヤシがあったりします。西田眞人さんのスケッチもありました。この方のスケッチは好きです。
私の住んでいるところもシャッターが多くて、うーんと思ってしまいますが六甲アイランドもひどい。また店がいくつか閉店していました。建物が大きくて立派なだけこっちの方が荒廃感が。人がいなくなった未来都市みたい。明け方人がいない時の光景はキリコの絵みたいじゃないかなと。子どもが輪っかを転がしていそう。
赤木かん子編「ミステリーは芸術を愛する」読了。
このシリーズ読んでいるような気がしていました。もったいない。少しずつ読もう。エラリー・クイーン「トロイヤの馬」、北森鴻「キリコ・キリコ」、ポール・ギャリコ「ローマン・キッド」、コナン・ドイル「六つのナポレオン胸像」です。六つのだけ既読、でも読み返したらやはり傑作。「ローマン・キッド」は拾いものです。時の娘みたい。歴史が蘇る様子にワクワクします。ガラスの仮面みたいでも可。「トロイヤの馬」はフットボールの、「キリコ・キリコ」はジョルジュ・デ・キリコではなく樹里子さんの切り子硝子の話です。