「瀬戸ノベルティの魅力-世界に愛されたやきもの-」に行って来ました。
今ではノベルティというと宣伝のため会社や商品名を記して配布する商品のことを指すようですが、ここでは陶磁器製の置物や装飾品のことです。大正時代に第一次世界大戦が起こりアメリカで流行っていたノベルティが、最大の輸入先のドレスデンから入らなくなります。これに気がついた愛知の丸山陶器が瀬戸でドレスデン人形を研究して作ります。これが瀬戸製ドレスデン人形の始めですがレースの導入など完成度が上がったところで戦争で瀬戸ノベルティの生産は中断されます。そして戦後オキュパイド・ジャパンとして輸出がまた始まります。
何か違うからドレスのひだとか素晴らしい作品になっていきますし、動物や花などリアルな置物も作られます。ほとんど輸出で日本では飾る習慣もなかったのであまり知られていないそうです。いい技術だわ。時に気に入ったのが水に浮かべる玩具として金魚が作られていました。いい作品よね。