登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

四国遍路ひとり歩き:第6回 52番太山寺~63番吉祥寺:その1

2008-11-21 | 四国遍路ひとり歩き
2008年 1月21日(月)~25日(金)四国遍路第1回 ①霊山寺~⑲立江寺
2008年 2月24日(日)~29日(金)四国遍路第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺
2008年 3月23日(日)~28日(金)四国遍路第3回 27番神峯寺~36番青龍寺
2008年 4月13日(日)~19日(土)四国遍路第4回 37番岩本寺~40番観自在寺
2008年 5月18日(日)~24日(土)四国遍路第5回 41番龍光寺~51番石手寺
2008年11月9日(日)~15日(土) 四国遍路第6回 52番太山寺~63番吉祥寺
2008年12月7日(日)~13日(土) 四国遍路第7回 64番前神寺~80番国分寺
2009年1月25日(日)~31日(土) 四国遍路第8回 81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺

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四国遍路ひとり歩き:第6回 52番太山寺~63番吉祥寺:その1

2008年11月9日(日)~15日(土)

《往路》11月9日(日)新宿19:10(夜行バス車中泊)
⇒ 道後温泉10日(月)7:00

《帰路》11月14日(金) バス停・西ノ川15:13発(せとうちバス¥1950)
⇒JR 伊予西条駅 16:11着-18:35発(予讃線)
⇒観音寺20:02ー20:05 ⇒多度津20:35-20:48
⇒坂出21:02ー21:45(サンライズ瀬戸・夜行車中泊)
⇒東京15日(土)7:08着

《歩行》                  《宿》
11月10日(月) 52~53(27.8キロ) コスタブランカ  ¥4725(夕のみ)

11月11日(火) 54~58(31.0キロ) 仙遊寺(宿坊)  ¥5800(2食付)
          
11月12日(水) 59・61~63(28.7キロ)ビジネス旅館小松¥4725(夕)

11月13日(木) 60(19.9キロ) 成就社・石鎚山白石旅館 ¥7600(2食付)
             
11月14日(金)石鎚山(8時間07分) JR寝台特急・サンライズ瀬戸(車中泊)

暑い夏の間、中断していたお遍路の続きを再開する。

日の出が遅く、日の入りが早い時期でもあり、一日に歩く距離を30キロに抑える。
ガンガン歩くのではなく、「ゆったり、楽しもう!」 に方針変更、っていうか、
齢とともに身体がそうなってきている 

60番横峰寺から裏参道を通って、石鎚山へ登るのが、今回のメーンイベントだ。
ロープウェーが開通する40年前までは、信者で賑わったルートが、細々残っているらしい。
この日はコースタイム9時間の歩き。小松旅館~横峰寺~河口~今宮道~成就社白石旅館まで、きついが、がんばらにゃ   
石鎚山登山に備えて登山靴を用意し、小松旅館に宅急便で送っておく。

自宅へ帰る途に乗車するJR「サンライズ瀬戸」も楽しみ  
「サンライズ瀬戸」座席は、リーズナブルなノビノビシートを予約できた。
この春頃、遍路道中で立ち話した練馬遍路紙屋治兵衛さんに「こんな列車もあるよ」と教えてもらった寝台特急である。
坂出⇒東京間を眠っている間に走行する。 

山で10キロ担いでいたからか、遍路用にパッキングしたリュックが軽く感じられる。それでも7キロある  


今回、参拝したお寺
  

  

  

  
 
  

 11月10日【月】


バス停・道後温泉 7:04
【道後温泉駅前に展示されてぃる坊ちゃん電車】

【ビルの間から、松山城が小高い山上に見える】


196号に沿い、川を隔てて遍路乙コースが続く。
松山市内はちょうど自転車通学の輪行行列 時間帯、ここは中国かと錯覚させる光景だ。

40号に出てJR線を越え右折する。
三光団地のベンチで、オムスビ&パンの朝飯を食べる。
幼稚園の送迎車がくる、それも少子化とはいえ、二園が競合している。

暑いので、大将軍神社でTシャツを1枚脱ぎ、ついでに遍路白衣を羽織る。
池畔から突然、山道になり道を間違えたのかと不安だったが、183号に合流する。    
  9,5k↓  
52番太山寺  10:07
【仏足石】

【鐘楼】

【山門】

 通ってきた一ノ門まで戻り、53番円明寺へ
  2,6k↓  
53番円明寺  11:05
【山門入ってすぐ左にキリシタン灯篭・マリア像が彫ってある】

【大師堂屋根の竜】

【大師堂の天井絵】    

【大島紬の前掛けをかけた仏像が鎮座ましている】
 
   ↓国道196号線合流
中学生が描いた歩き遍路を励ますポスターが何枚も貼ってある。
満願まであと35ヶ寺やら、残り36ヶ寺、がんばれと数字が色々で、クスクス
笑う。

地元の客で賑わっているコーヒーショップでランチタイム。
【ハンバーガーセット¥200】 名古屋のモーニングに負けていない!
コーヒーはポットサービス¥470、おまけは昆布茶のサービス。

若い遍路さんが足を引きずりながら歩いている。
大分からフェリーで来て、44番大宝寺から歩き始めたそうだ。

今朝は51番石手寺宿坊を出発、道後温泉で朝風呂に入ったと羨ましい話。

【瀬戸内海が見える】渡り鳥が羽を休めている。対岸に広島が見える
筏があるのは鯛を養殖しているのか


【幾層もの瓦屋根をのせた民家】
 
      ↓鎌大師  15:27
花へんろ一番札所・鎌大師で納経させていただく。
若い奥さんに、数珠の持ち方を教わる。序に花へんろとは何ぞやとお尋ねする。
懇切丁寧な説明、ちなみに鎌大師の花は○○アヤメだそう。

【落葉した竹林】

【鈴なりのみかん】
    
  15.7キロ↓
コスタブランカ(泊) 16:30 (行動時間) 9時間26分
   コスタブランカの食事は私の好きな海鮮尽くし、バフンウニ、うなぎ蒲焼、鯛釜飯、えび・白身魚茶碗蒸し、かにグラタン、豚シャブ、梅ゼリー、筍煮付。完食  
  
  
その2
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四国遍路ひとり歩き:第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その4

2008-06-06 | 四国遍路ひとり歩き
2008年 1月21日(月)~25日(金)四国遍路第1回 ①霊山寺~⑲立江寺
2008年 2月24日(日)~29日(金)四国遍路第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺
2008年 3月23日(日)~28日(金)四国遍路第3回 27番神峯寺~36番青龍寺
2008年 4月13日(日)~19日(土)四国遍路第4回 37番岩本寺~40番観自在寺
2008年 5月18日(日)~24日(土)四国遍路第5回 41番龍光寺~51番石手寺
2008年11月9日(日)~15日(土) 四国遍路第6回 52番太山寺~63番吉祥寺
2008年12月7日(日)~13日(土) 四国遍路第7回 64番前神寺~80番国分寺
2009年1月25日(日)~31日(土) 四国遍路第8回 81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺

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第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その4 

5月23日(金)

桃李庵6:41~46番浄瑠璃寺9:45~47番八坂寺10:18~48番西林寺12:29~49番浄土寺13:44~50番繁多寺14:04~51番石手寺16:07~道後温泉17:12=行動時間10時間31分

きょうは歩程が28キロで気持ちにゆとりがある。
宿の朝食をいただいて、ゆっくり歩き始める。
三坂峠から網掛け石まで高度を500m下げる。
昔、往還につかわれた峠越えだ。
坂本屋という当時の宿・茶屋が今は接待所として活用されている。
坂本屋で甘夏をご馳走になる。
接待して下さった方は、話好きでとても若々しい。
俳句がご趣味というのも、ご当地らしい。



陽射しがきつくなり、サングラスを掛ける。
私はチンタラゆっくりしか歩けない。
昨日の疲れが残っている。
同宿だった長岡京市の方は46番から52番まで参詣が済んでいるので、46番浄瑠璃寺前から、バスで移動された。

46番から51番までは札所間の距離が短い。
のんびり歩いても、休憩をゆったりとっても、一日で6ヶ寺まわれる。

札始大師堂あたりでGPS軌跡保存容量が満杯になる。

札始大師堂の木陰でお昼にする。
スーパーでお惣菜を買いこんできた。
鯛の刺身・おでん・小松菜おひたし・野菜ジュース・トマト、こんなに沢山買ったのに600円でおつりをもらう。



49番浄土寺をでたところで、逆回りお遍路さんに会って立ち話をする。
土佐出身のいごっそうで面白い方、おかげで存分に笑わせていただく。
遍路は初めてなのに、いきなり逆回りから入るとは・・
『高知の山専門店で購入したリュック・靴は役にたたず、松山で買いなおした。
菅笠も重すぎて、買い換えた。
久万高原で良い宿はないか』
桃李庵を宣伝・吹聴する。
靴擦れの特効薬・コンピドーもお勧めする。



51番石手寺は風変わりなお寺だ。
参道の両側に夜店みたいに商店が軒を連ねる。

石手寺を出て、土地の人に道を尋ねる。
『道後温泉へは187号をまっすぐ行き、はじめての信号で右に曲がりなさい』と分りやすく教えてくれる。

“坊ちゃんの湯”道後温泉本館はすぐ分った。
外観を写真に撮るだけ、あえてここでは入らない。

道後温泉商店街で、湯桶にタオルを突っ込んで歩いている人に日帰り入浴できる温泉がないかお尋ねする。
“椿の湯”を教えてもらう。

“椿の湯”前の椅子でリュック荷物の整理をしていると、隣席の人が椿の湯ガイドをしてくれる。
『入浴代360円、ロッカー代10円、リュックは大きすぎてロッカーに入らないから、良い置き場を教えてあげよう』と親切きわまりない。
広々した掛け流し浴場で5日間の疲れを癒す。

“おいでん家”で夕食にする。
私は“鯛茶漬け御膳”にしたよと、訊きもしないのに、又々隣席の人が教えてくれる。
今日は、不思議と隣の人に縁がある日だ。

バス発車までまだ1時間ほど、待ち時間がある。
次回のコースを下調べしておこうと地図をとりだす。
すぐ前のホテルマンが何処かお探しですかと声を掛けてくれる。
『護国寺めざしてまっすぐ行って、山門が見えたら右へ曲がりなさい』とこれまた、分りやすい説明。

道後の人は親切だな、もし。


【棚田】三坂峠越え


【?】


【エゴノキ】


【コガクウツギ】


【網掛け石】


【46番浄瑠璃寺】


【仏手指紋】46番浄瑠璃寺


【クサフジ】


【47番八坂寺】


【48番西林寺】たいこ橋を渡る


【48番西林寺境内】



【49番浄土寺】


【ニオイバンマツリ】



【50番繁多寺】


【50番繁多寺山門】


【50番繁多寺】


【50番繁多寺】


【トケイソウ】


【51番石手寺】



【三重の塔】51番石手寺



【道後温泉本館】


その1
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四国遍路ひとり歩き:第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その3

2008-06-05 | 四国遍路ひとり歩き
第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その3

5月22日(木)

大福旅館03:20~大平・三島神社5:12~本成・三嶋神社6:32~ヒワダ峠8:35~44番大宝寺9:43~45番岩屋寺13:21~桃李庵17:45(泊)=行動時間 14時間25分

昨日の歩きぶりから推し量って、今日の大一番を成功させるために、ヘッドランプを点けて早朝スタートする。
旅館を出る前に、腹ごしらえも済ます。



暗い月夜だが、広い380号線を行くので道を間違う心配はない。
大平・三島神社から遍路道に入る頃には夜が明ける。



すぐに畑峠分岐がある。
地図で確認し、当初予定していた農祖峠越えを取りやめる。
畑峠⇒ひわだ峠を経由して久万高原に出ることにする。

涼しい山道で快適に歩ける。
畑峠まで登った高度を人里にある本成・三嶋神社まで下げる。
坂道をくだりに下る。



三嶋神社から再び登りに転じ、下坂場峠⇒ヒワダ峠と高度を上げる。
こんな所に別荘分譲地がある。

ヒワダ峠で楽しいおやつタイム。
昨日、道の駅で買っておいた大福餅がガチガチ固くてがっかり。



44番大宝寺は団体お遍路さんで賑わっている。
峠越えして住吉神社へ下る。

八丁坂入り口までだらだら長い。
朝の元気が何処かへいってしまい、そろそろお疲れ。
八丁坂を登ったあとも、アップダウンを繰り返す。
最後は30童子岩場を下る。
帰りはこのコースは止めよう、疲れる。



45番岩屋寺から宿・桃李庵へ現在地を電話する。
ここからあと16キロあるって・・トホホ。
『いつでも迎えに行くから、遠慮なく電話してください』と言ってくれる。

バスで来た団体遍路さん達には、岩屋寺本堂までの坂道は修行のようにきつかろう。

帰路は川沿いに古岩屋荘を通る。
こちらの方が楽々だ。
下りは小走りする。
たっぷり汗をかいたので、足が攣らないように塩を舐める。

途中、農協売店でミニトマトを買ったとき、それまで愛用していた竹杖を売店に置き忘れてしまう。
取りに引き返す往復7分がおっくうで、元気もない。



枝打ちした杉を拾って、かわりの杖にする。
国道33号出合の饅頭店で、またまたその杖を置き忘れてくる。
あとは国道歩きだから杖は要らないかと、そのまま桃李庵へ向かう。

今日は峠越えを数え切れないほど繰り返したので、足も腰も疲れきって限界だ。
向こう側へ渡ってバス時刻を見ようと思ったとたん、あぁ無情、バスが通り過ぎていく。
やっぱり杖が欲しい。
お大師さまのお助けか、ホームセンターがある。
中国製1本90円の竹を求め、借りたカッターで短くする。
これで、宿まで頑張れる。

真北方向に小高い山並があり、その一番低い所が三坂峠かなと見当をつける。
あながち、外れてもいなかったようで、待望の目印・黄色いリサイクルショップが見えた。
桃李庵にやっと着いた、ばんざい!

同宿は通しの歩き遍路さんお二人。
桃李庵の主が作ってくれたもてなし料理の品々、メーンディッシュはボリューム
たっぷりのヒレカツ、山盛りの千切りキャベツも全部いただく。
山菜7種の天麩羅、ユキノシタ・茶の葉・蕗・ウド。
手作り刺身こんにゃく、具沢山の味噌汁、もともとお椀が大振りなのに、2杯目をお替りする。
里芋の煮っ転がし、あと忘れたが、おかずでお腹一杯になる。

味噌汁をお替りしたからか、喉が異常に渇く。
夕食後、部屋でコーヒーを2杯も飲む。
ここは水が美味しいに違いない。いつものコーヒーが一味違う。


【三嶋神社】本成にある


【ひわだ峠遍路道入り口】臼杵


【下坂場峠】内子と久万高原の町境界


【アジサイ】


【ヒワダ峠】


【?】


【44番大宝寺】


【44番大宝寺】


【44番大宝寺】


【30童子】45番岩屋寺


【45番岩屋寺】


【45番岩屋寺】


【45番岩屋寺】


【45番岩屋寺山門】岩屋寺には裏参道から入った。これは表参道の山門


【桃李庵】宿に到着


その4
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四国遍路ひとり歩き:第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その2

2008-06-03 | 四国遍路ひとり歩き
四国遍路ひとり歩き:第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その2

5月21日(水)
大洲郷土館ユースホステル5:50~十夜ヶ橋7:17~内子座10:07~道の駅からり10:46~大福旅館15:20(泊)=行動時間 9時間30分



ユースホステルで朝食を摂る。
まだ寝ておられる他の泊まり客に迷惑をかけないよう、気を遣う。



大洲城の中を通って大洲市内に入る。
56号を延々と歩くが、どこまでも大洲市が続き、広大な市域である。

今日は東へ東へ向いて歩く。
1日歩いても、次の札所に着かない。



内子町野球場の木陰で大休止。
地図とにらめっこしながらお遍路さんが通り過ぎていく。
チンしてきた“鯛の塩焼き”をここで食べる。うす塩で味よし。



内子座は何で有名なんだろうと立ち寄ってみる。
人形芝居や歌舞伎を上演する本格的舞台を備えた芝居小屋らしい。

内子座前の和菓子屋はやっぱり、素通りできない。
名物柏餅がなくて上用饅頭を買う。

商店街の魚屋で地元のおばぁちゃんが買っている“丸ずし”を昼用に買う。
“道の駅からり”で昼食休憩。



大瀬小学校前で無人販売の苺を買い、歩きながら食べる。
列挙してみると、よく買い食いしているなぁ!



いつもより10キロ短い行程にも拘らず、今日も大休止を6回とっている。
大福旅館まであと30分で着くのに、あと少しが頑張れずに休む体たらく。

宿の遍路客は私だけ、明日のコースについての情報交換ができない。

夕食には、ほたて・かんぱちの刺身、鯛の煮付け、冷やしそうめんがでる。
小料理屋を兼ねているだけあって、盛り付けが粋だ。




【桐の花が満開】


【大洲城】


【肱川に大洲城が影を落としている】


【肱川大橋歩道には大洲名所がはめ込んである】





【肱川の鵜飼舟】


【蓮根畑】


【十夜ヶ橋の寝姿弘法大師】


【内子の民家、重層瓦葺屋根が目を引く】


【内子野球場にある池】


【バンが餌をねだりに寄ってくる】内子野球場池


【ゼニアオイ】


【内子座】歌舞伎・文楽劇場


【内子の古民家】


【名物・丸ずし】卯の花すしを酢漬サヨリで巻いてある。


【マユミ】庭木に植えている


【サボテンの花開く】


その3
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四国遍路ひとり歩き:第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その1

2008-05-30 | 四国遍路ひとり歩き
四国遍路ひとり歩き:第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その1

2008年5月18日(日)~24(土)

《往路》5月18日(日)JR品川18:40(新幹線)⇒新大阪21:30⇒大阪22:20(夜行バス車中泊)⇒バス停柏・19日(月)7:35

《帰路》5月23日(金)バス停・道後温泉19:40(夜行バス車中泊)⇒新宿24日(土)7:20

《歩行》        《宿》
5月19日(月)33.1キロ  遍路宿もやい ℡0895-22-5508 素泊まり¥3000       北宇和島駅 “クアライフ宇和島”のすぐ手前             
5月20日(火)40.3キロ  大洲郷土館ユースホステル(素泊まり)
                     大洲城の中  
5月21日(水)29.4キロ  大福旅館 小田村
5月22日(木)41.5キロ  桃李庵 ℡0892-21-1075 ¥6000(2食付)
                三坂峠1.5キロ手前、リサイクルショップを
                右へ入る。200m先。
5月23日(金)26.8キロ  車中泊          
五日間 合計171.1キロ

体調に不安をかかえたまま、家を出発する。腸にきた風邪が本復していない。
行動時間が計画より余分にかかったが、予定のコースを歩ききる。
クリアーできて、お大師さんに感謝。

午前10時ごろから気温が急上昇しだす。
歩いていると、舗装道路から照り返す熱気をまともに受ける。
木陰で座り込む休憩を頻繁にとる。
自動販売機で栄養ドリンクをみつけては、ググーと一発!

40キロ歩いた翌日は、疲れが残っているのを、歩調で自覚する。
お遍路続編は涼しくなるのを待って、今秋に再開しよう。


今回は41番から51番までほぼ北上する旅

5月19日(月)
バス停柏7:35~松尾峠13:44~遍路宿もやい17:15(泊)=行動時間 9時間40分

柏バス停前のDE・あい・21に立ち寄り、預けてあった竹の杖を忘れずに持つ。

柏坂遍路道に入る前に、自販機でペットボトル茶を買っていると、向かいの蒲鉾屋の主がお接待だといって、紅色の立派なかまぼこを下さった。
お店がオープンしていたら買いたいと思っていたので、ありがたく頂く。
“後日談”かまぼこは2日間に分けて戴いた。薄味で、しこしこした食感は私好み。

柏坂を登りきった所で、柏の宿から出立した人に追いつく。
雨具を左手に持って、着ようかどうしようかという迷いがうかがえる。
ゆっくりと宇和島のビジネスホテルまで歩くそうだ。

柏坂を下った所で、地元の人が『迷う所は無かったか』と話しかけてくる。日頃、遍路道の草刈などしてくださっているらしい。ポロっと『民話の看板、読んだか?』というので、ハハーン、このおじさんが偏向気味の昔話看板を勝手に設置したのかとピンときた。
『100mほど先に生っている夏みかん、原種だけど食べていいよ』とのお言葉に、もいでいただく。舌がしびれる酸っぱさ、昔懐かしい。

津島のコンビニで昼食タイム、なみなみとお湯を注ぎ、カップ味噌汁を飲む。
広島風お好み焼きを温めてもらって食す。キャベツ・モヤシが沢山入っていて気に入る。

松尾峠遍路道に入る。逆まわりのお遍路さんが休憩所でラーメンを食べている。
今にも雨が降りそうだから今晩はここで野宿するそうだ。
遍路は7回目、足元は100円ショップのサンダル、涼しくていいという。
この休憩所のトイレは臭気で眼が痛くなる。私だけだろうか。

松尾峠を下り、村里へ入る道で、遍路マークを見落とし、直進してしまう。
何か違うなぁと、あわててバックする。

14時ごろから雨は本降りになる。


さてさて、宇和島市内は道がくねくねしている。2年前、宇和島ユースホステルを探しあぐねた記憶がよみがえる。
途中で遍路マークが無くなる。案の定、道を間違えたようだ。
宇和島駅を尋ね尋ねて探し当て、そこから又、北宇和島駅への道を人に訊く。
分りやすく教えてくれ、遍路マークにも出会う。
クアホテルが見えてくる。気付かないで、“もやい”の前を通り過ぎ、果物屋でデコポンを買いがてら、道を尋ねる。
“もやい”の若い主が雨の中、表で待ってくれていた。
よく気がつく主で、サッと、タオルを差し出す。
ビショ濡れの雨合羽、リュックカバーをふき取る。
古新聞をもらって、靴に詰める。

今宵の遍路客は私一人。
宇和島市内の魚屋で買ってきた“ハマチの塩焼き”“キビナゴの空揚げ”が夕食のおかず。“もやい”のお母さんが“肉じゃが”と“野菜サラダ”をお接待してくれ、豪華版夕食になる。デザートは“デコポン”、瑞々しくて美味しい。


【柏坂遍路道から宇和海を見る】


【ユキノシタ】


【チュウサギ】


【ニシキウツギ】


【ベニウツギ】


【スイカズラ】


【サギが水田で餌をついばんでいる】


【ジャガイモの花】


【松尾峠休憩所】


【ノバラ】


【今日のお宿は“遍路宿もやい”】


5月20日(火)
遍路宿もやい5:10~41番龍光寺7:35~42番佛木寺8:25~43番明石寺12:12~札掛休憩所17:00~大洲郷土館ユースホステル18:20(泊)=行動時間 13時間10分



もやいからお接待のお握り・味噌汁をいただいて朝食を摂る。
早朝の出発にもかかわらず、主が見送ってくださる。
自分の家に居るようにお過ごしくださいという主のポリシーを感じる宿だった。



41番龍光寺の門前で好物のヨモギ饅頭を買い込む。
甘さ加減が良い塩梅で、大きくて食べ応えがあった。

歯長峠遍路道はどんなかなと逆から来たお遍路さんに尋ねる。
鎖場があるから、杖を持っては無理だとのこと、あっさり遍路道をやめ、
歯長トンネルを通る。

大介うどんで昼食にする。
麺の茹で加減・トッピングはセルフ、麺とねぎは好きなだけ盛る。
私的には、麺に、しこしこしたコシが欲しい。



43番明石寺の納経所で、お昼時だったからか、門前のうどんが美味しいと教えてくれたが、時すでに遅し、満腹だい。


札掛休憩所で大洲郷土館ユースホステルへ電話を入れる。現在地から優に1時間はかかるそうだ。
下りの道は小走りになる。
途中、スーパーで夕食・朝食用の買い物を済ませる。



大洲郷土館ユースホステルの同宿遍路さんは自転車でまわっている人。
88ヶ所を10泊もしないでまわるそうだ。


【トラクターで田んぼを耕している横で、サギが餌をついばむ】


【41番龍光寺】


【41番龍光寺】


【コスモス街道】


【42番佛木寺山門】


【42番佛木寺境内】


【歯長峠から山並みを見る】


【43番明石寺山門】


【43番明石寺】


【43番明石寺境内】


その2
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四国遍路ひとり歩き:第4回 37番岩本寺~40番観自在寺:その2

2008-04-23 | 四国遍路ひとり歩き
四国遍路ひとり歩き:第4回 37番岩本寺~40番観自在寺:その2

4月16日(水)
久百々5:10~38番金剛福寺10:40~久百々16:10(泊)=行動時間11時間(39.6キロ)


38番金剛福寺「亀呼び場・不動岩」。
「ゆるぎ石」の遍路道


大岐海岸休憩所で例の外人が出発用意をしている。潮騒を子守唄に昨晩はここで野宿したのだな。



朝7時半頃から雨が振り出す。止むことなく降り続く。
寒い。喉が痛い。完全なる風邪症状 

古道遍路道が次々現れる。変化に富んで面白い。

“雨の日は屋根付きの休憩所がほしい”と思って歩いていたら、窪津にあった。
ポット・コーヒー・煎餅・文旦と何から何まで欲しい物が揃っている。
ありがたや、ゆっくり休ませていただく。
近所に居候しているらしい絵描きさんが現れ、話相手になってくれる。
札所で個展を開いたり、本堂に画を飾ってもらったりしているそうだ。


38番金剛福寺の山門をくぐると同時に、風雨が一段と激しくなる。
踵を返し、山門前の食堂で雨宿りがてら、“朝定食”をいただく。

食堂から足摺岬灯台が見える。

38番金剛福寺では歩き遍路さんに“道中お守り”をお接待してくれる。
納経所おばさんは、優しく接してくれる。

帰り道ルートは3通りあるが、来た道と同じルートで“久百々”に戻る。

戻りの古道遍路道で又、やらかす。階段を下り、グルっと周って元に戻ってきた。
方向音痴もいいとこだ。

例の外人さんと又、会う。これが最後、これっきりもう会わない。
違うルートを行ったのだろう。

井ノ岬温泉ホテルで同宿だった“一日に25キロ以上は歩かない賢明・謙虚”な方と行き会う。
足摺岬の金剛福寺は明日お参りするそうだ。分別を弁えていらっしゃる。
誰かみたいに、無茶をなさらない。

“足摺古道”での終章ヘマは、久百々橋を越え、宿を通り過ぎてしまう。

“久百々”には靴乾燥器があり、雨の日に威力を発揮している。

 
【ハマエンドウ】


【大岐海岸休憩所】


【足摺岬の灯台が、はるかかなたに見える】


【足摺岬に到着】


【38番金剛福寺山門】


【金剛福寺境内】


【大師亀】金剛福寺


4月17日(木)
久百々5:15~39番延光寺14:02~東宿毛駅・上村ビジネスホテル16:05(泊)=行動時間10時間50分(39.8キロ)
39番延光寺「目洗い井戸」
久百々の女将さんがお接待に持たせてくれた“お握り・おやつセット”を、道中美味しくいただく。
ヤクルト・バナナ・おかき・飴・海苔・おにぎり2個などなど。


一日、小ぬか雨。雨具着脱を数え切れないほど繰り返す。


お百姓さんが水田の見回りをして帰ってくる。
撒いてある農薬が雨で流れていないか、確認しているそうだ。


上村ビジネスホテル併設レストランの女給さん、笑顔が素敵。
営業スマイルではない、自然体笑顔で話をする。こんなおばぁさん相手にも・・。
店にくるファンが多いだろうな。

【ユキモチソウ】
 

【キンラン】


【】


【ドウダンツツジ】


【39番延光寺山門】


【眼洗井戸】延光寺


【銅鐘を背負った赤亀】延光寺


4月18日(金)
東宿毛駅・上村ビジネスホテル5:30~~40番観自在寺11:50~愛南町・柏バス停14:45=行動時間9時間15分(30.0キロ)

足摺岬で会ったお遍路さんに又々追い抜かれる。
趣味が山岳マラソンという、道理で超人的速歩。靴はパーサーを履いている。

札掛宿あたりから、“四国のみち” “保存協力会の道しるべ” “癒しの道”
と錯綜し、訳分らず。
何とか僧都川にたどり着く。
向かい風に抗いながら、土手沿いを2キロほど歩くと、観自在寺が見えた。


観自在寺で個性的スタイルのお遍路さんと立ち話。帆布製リュック&帆布製帽子は別誂え、トンネル内で目立つように、蛍光リボンが翻っている。


愛南町・柏でギブアップ。のど風邪にやられて、もう歩けない。
今回は愛南町・柏で打ち止めにする。

ひとまず“DEあい21M”のレストランで休憩する。
レストランのおばさんにおききして、夜行バス乗車までの待ち時間を“やすらぎの里・津島温泉”でつぶすことに決める。
幸い、津島温泉を通る路線バスがすぐ来た。
   

バス停・柏15:22⇒やすらぎの里・津島15:35- 21:00⇒バス停・岩松21:05

【ヤマツツジ満開】


【僧都川休憩所】花に囲まれている


【観自在寺境内】


【仏像】観自在寺


【三かえる】観自在寺


【帆布製リュック&帽子】


【帆かけ船形に刈り込んだ植木】


【真珠養殖いかだ】愛南町海岸


【愛南町海岸】


その1

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四国遍路ひとり歩き:第4回 37番岩本寺~40番観自在寺:その1

2008-04-22 | 四国遍路ひとり歩き
2008年 1月21日(月)~25日(金)四国遍路第1回 ①霊山寺~⑲立江寺
2008年 2月24日(日)~29日(金)四国遍路第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺
2008年 3月23日(日)~28日(金)四国遍路第3回 27番神峯寺~36番青龍寺
2008年 4月13日(日)~19日(土)四国遍路第4回 37番岩本寺~40番観自在寺
2008年 5月18日(日)~24日(土)四国遍路第5回 41番龍光寺~51番石手寺
2008年11月9日(日)~15日(土) 四国遍路第6回 52番太山寺~63番吉祥寺
2008年12月7日(日)~13日(土) 四国遍路第7回 64番前神寺~80番国分寺
2009年1月25日(日)~31日(土) 四国遍路第8回 81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺

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四国遍路ひとり歩き:第4回 37番岩本寺~40番観自在寺:その1

2008年4月13日(日)~19日(土)

《往路》4月13日(日)東京20:30(JRバス)⇒【車中泊】高知14日(月)7:50
ー8:18(JR土讃線・特急しまんと)⇒窪川駅9:23

《帰路》4月18日(金)バス停岩松21:30発⇒【車中泊】19日(土)新大阪6:38-7:13(新幹線ひかり)⇒品川10:03

《歩行距離》        《宿》
4月14日(月) 25.9キロ  井ノ岬温泉ホテル(幡多郡黒潮町)
4月15日(火) 37.6キロ  久百々     (土佐清水市)
4月16日(水) 39.6キロ  久百々       〃
4月17日(木) 39.8キロ  上村ビジネスホテル(宿毛市)
4月18日(金) 30.0キロ  車中泊      
合計 172.9キロ

4月14日(月)
窪川駅9:30~37番岩本寺9:45~井ノ岬温泉ホテル16:55(泊)=行動時間7時間25分(25.9キロ)
隠しておいた竹杖はカタツムリさんのお宿になっていた。
磨り減って短くもなっていたので、歩きながら2代目を探す。
見栄えは悪いが、衝く度にコンコンと良い音を出す名杖をゲット。


佐賀温泉の食堂で早くも昼休憩をとる。
店で昼食をとるなど、いつもの私ではない。
歩き疲れて休みたくなるのは、身体がSOSを発信していたのかな、後から考えると・・。
デミタスコーヒー付きにつられて、日変わり定食にする。

逆まわりのお遍路さんと行き交う。
東京練馬のペンネーム・紙屋治兵衛さん、2巡目だそう。
“サンライズ瀬戸”という夜行列車を教えてもらう。


遍路スタイルの外人さんが『英語話せる?』と声をかけてくる。尋ねたいことがありそう。
『少しなら』と応えたが、この程度の英語力では質問が通じないだろうと向こうは判断したようだ。
この外人さんとは、このあとも三日間どこかでお会いする。

井ノ岬温泉ホテルの温泉はつるつる、ポカポカ。近所の人も入りに来る。
夕食はボリュームあり、伊勢海老、カレイの煮付け・大エビフライ・刺身・魚の酢の物。
夕日が沈むのを眺めながら、ご馳走を味わう。
同宿は通しに挑戦している方、日に25キロ以上は歩かないと決めているそうだ。
賢明・謙虚タイプ、見習わなくては。

  
【岩本寺山門】


【岩本寺境内】


【シャクナゲ】


【アヤメ】


【つつじ満開】


【まだ見たことが無いカワウソ】


【田植えが済んだ】


【鯨の町をアピール】


【コンビニの椅子】


【黒潮町の海岸】


【浜辺には柱状節理の岩が続く】


【太平洋に沈む夕日】井ノ岬温泉ホテルから


4月15日(火)
井ノ岬温泉ホテル5:00~久百々14:55(泊)=行動時間9時間55分(37.6キロ)

前日は夜行バスだったので、寝不足のはずだが、聞き慣れない潮騒のせいかどうか、熟睡できないまま朝を迎える。
月光が煌々と輝く。未だ明けきっていない。国道56号を西へ向かう。
コンビニで、私流 朝の定番 熱いスープを啜っていると、昨日の外人が通りかかる。
私に国際電話カードを示し、このコンビニで掛けられるかと尋ねる。
OKよと頷く。


四万十川の土手で、ドテーッ と大休止。
今朝、黒潮町ふるさと市場で買ってきた寿司をいただく。
小鯛・さんま・いわしの酢漬けがのっかっている。
しゃりのお味もグー。


宿まであと2時間のところにあるドライブイン水車で又、足休め。
お腹が空いていないのに、ザルソバを頼む。
この食べすぎが後々尾を引き、減量に四苦八苦することになる。


久百々の女将は天性の朗らかさん、人柄に惹かれてみんな定宿にしている。
同宿したムチャ面白い女性の話に笑い転げる。持病の椎間板ヘルニアがひどいので、明日はバスで須崎の病院へ行くそう。


 【四万十川・中洲】


【茶の花】生垣にしてある


【大文字山】送り火行事もするそう


【ハナズオウ】


【足摺岬へ続く海岸】


その2
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四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その4

2008-04-05 | 四国遍路ひとり歩き
四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その4

3月27日(木)

白石屋5:07~三十六番青龍寺8:39~JR安和駅・安和乃里17:00(泊)=行動時間11時間53分(39.6キロ)
早朝5時に白石屋を出る。近くのコンビニで熱いスープをすすり、夜明けを待つ。朝御飯はこの方式が気に入った。
コンビニの店員さんに、道を教わり、青龍寺へ向け出発する。

【地図上、36清龍寺が正しい】

宇佐のコンビニでの失敗は、用足しをし店を出たあと反対方向へ行ってしまう。
畳屋のおじさんに確かめて、間違いに気付く。方向音痴を地で行く、あ~ぁ

昨日は競争心に駆られて、スピードアップしたが、舗装道路はのったりくったり歩くより、地面に足を長く置かない歩き方が良い。
そこで、今日もリズミカルにタッタッタッを心掛ける。


青龍寺では多くのお遍路さんに行き会う。青龍寺納経所でお尋ねしたら 『山越えコースのほうが、若干早いと言う人もある』という。
私は予定通り、打ち戻る。
宇佐大橋へ打ち戻る時、健脚カップルと行き会う。手を挙げて合図するも、通じない。
朝一で清滝寺へ参拝してこの時間とは、やっぱ早いわ、彼らの健脚に脱帽。



須崎駅前あたりで、ポツリポツリ雨が落ち始める。
マクドに立ち寄り、コーヒーは歩きながら賞味する。


宿・安和乃里に入ったとたん、激しい風雨になる。有難きお大師様のご加護かな。
安和乃里の女将は心配りが良い。
到着時、栗饅頭添え、“おうす”でもてなす。
出立時、お賽銭用硬貨を1封お接待してくれる。

夕食には、トビウオとハギのお刺身、キビナゴの天麩羅をいただく。
同宿は83歳10巡目の方と、時速5キロの健脚を誇り、通しを30泊で打ち終える4巡目の方である。イヤ、ハヤ、つわもの揃いだ。

    
【コブシの下で布袋さんが笑う】


【宇佐大橋】ここへ打ち戻ったので、橋を往復した。


【突堤で海釣り】一列に並んで釣りをしている


【青龍寺山門】


【長い石段】青龍寺


【青龍寺境内】


【ヤエザクラ】


【横浪三里】


【須崎へんろ小屋】小屋にあるお接待のコーヒー飴で元気回復、37番岩本寺までのへんろ地図も置いてあり、これがすぐれもの、とても分りやすい。

   
3月28日(金)

安和乃里5:30~七子峠8:41~土讃線・窪川駅13:02=行動時間7時間32分(28.7キロ)
安和乃里の女将さんに相談して、コースは『国道56号を窪川まで通す』ことにする。
帰りの夜行バスを予約してある。私め十八番の道迷いなど仕出かすといけないからね。

今回は4日間とも、輝く月を見上げながら、早朝、宿を出立する幸運に恵まれる。
たどる道を照らしてくれるお月さんに感謝。

清々しい冷気は歩いている身体には、気持ちよい。
早朝歩くべき、そうしないのはもったいない。


国道を歩いたから早かったのか、七子峠に予定より1時間半、早く着く。
七子峠で野宿したらしいお遍路さんが、荷車に荷物の積み込みをしている。

それまでの坂道から一変し、七子峠からは平坦な道に変わる。

《GPSの軌跡保存容量が無くなる。仁井田駅で、切れる》

ろくたんじのコンビニで大休止、昼食タイムとする。
ここでも又、熱いカップスープをすする。
このコンビニでは、ペットボトル茶をお接待してくれた。
食事しながら、居合わせた遍路さんとお話する。影野で寄り道して樹木観察をしてきたという。

“ゆういんぐしまんと”(ミニトマト食べる)やら、“道の駅あぐり窪川”(玄米アイス食べる)に立ち寄り、時間調整しながら窪川に向かう。
窪川駅にグッドタイミングで到着、すぐ出る電車がある。
37番岩本寺は次回来た時に参拝しよう。
大事な竹杖を窪川駅のさる場所に大急ぎで隠しおく。

【七子峠はるか】


【七子峠近く、鶏2羽を置き去りにしたのは誰?】  【七子峠に着く】
 

【ミモザとスイセン】         【レンギョウ】
 

【かんぱちと鮪の刺身食べ放題&飲み放題】高知駅で暇つぶし   【乾杯!】
 

その1 
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四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その3

2008-04-05 | 四国遍路ひとり歩き
四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その3

3月26日(水)

サンピア高知4:55~三十一番竹林寺6:52~三十二番禅師峰寺9:00~三十三番雪蹊寺11:47~~三十四番種間寺13:29~三十五番清滝寺15:58~白石屋17:48(泊)=行動時間12時間53分(37.3キロ)

納経所は7時から受付なのに、宿を早く出立しすぎた。
暗い中を散歩している人に、竹林寺への道を尋ねる。方向音痴の私が理解できる、上手な教え方をなさる。
未だ暗いので、教わった通り迷わない車道を行く。
竹林寺は五台山上にある。
登山道に入ってからも、散歩中の人がこもごも親切に竹林寺への道を教えてくれる。

公園でぶらぶら、花や樹木を撮影したりして納経所の受付開始を待つ。
牧野植物園がすぐ側にある。まだ、開園していなくて残念。


三十三番雪蹊寺へは渡し(フェリー)の便が1時間おきにある。
フェリーはフリーだよん
フェリーを待つ間に、買ってきた“田舎すし”を食べる。寿司飯をこんにゃくで巻いてあるのが珍しい。
地元の人が『遍路は通しで八十八ヶ所お参りしてこそ、功徳がある』と教えてくれる。

11時10分発のフェリーに滑り込みでカップルお遍路さんが乗り込む。お話を聞くと、お遍路は四巡目のベテラン、自他共に認める健脚自慢である。
どういうわけか、私めの負けん気に火がつく。
雪蹊寺から白石屋(彼らと偶然同じ宿だ)まで、私は先行する。
昨日までの私とは別人のごとく、スピードアップ、グーンと引き離す。
途中のオヤツタイムも抜き、ヘトヘトで白石屋にたどり着く。
夕食のご飯3杯おかわり




【カラー】


【五重の塔】竹林寺


【竹林寺山門】


【シキミ】


【グミ】


【ホトケノザ群生】


【金蔵建ーてた】


【アリアケカズラ?】芳香あり


【禅師峰寺山門】


【禅師峰寺境内】


【なぜか狸】禅師峰寺


【無料のフェリー】所要時間5分。浦戸大橋を歩いて渡るも良し


【雪蹊寺境内】


【雪蹊寺境内】


【種間寺】


【仁淀川大橋】山紫水明を地で行く、水が澄みコバルトブルー。


【清滝寺山門】荒れた印象の寺、消防車格納庫にかくれて納経所が見えない、ウロウロ探し回る。


【ながーい石段】清滝寺


【でっかいゾー像】清滝寺


【サンシュユ】


【シデコブシ】


【トサミズキ】

その4 
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四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その2

2008-04-04 | 四国遍路ひとり歩き
四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その2


3月25日(火)

山登屋旅館03:00~二十八番大日寺10:12~二十九番国分寺13:35~三十番善楽寺16:10~サンピア高知17時:31(泊)=行動時間14時間31分(45.4キロ)
今日は長距離歩行、ヘッドランプを点けて3時にスタートする。


月光を仰ぎ、その月を輝かせている太陽の偉大さに改めて思いをはせる。
日頃の無感動が、少しどこかへ遠のく。時間がたっぷりあるからなのか。
久しぶりに北斗七星を認める。


大日寺近くで、電車内でお会いした“塗り菅笠”のお遍路さんが向こうからやってくる。今日は安芸駅まで歩き、ビジネスホテルへ泊まるそうだ。

国道55号へ出たところで現在地がチンプンカンプン
地図を一欄飛ばして見ていた。

大日寺の石段で岡山Tさんご夫妻に再びお会いする。
昨日は夜須の国民宿舎に泊まり、これから善楽寺までお参りして帰宅するという。
歩きは初めてだそう、それにしても足が早いお2人。


善楽寺近くのスーパーで明日の朝食を仕入れる。
“焼き芋”“じゃこ天”、パン・カップスープ・みかん、買いすぎた。

バテナイように、ゆっくりズム。
三十番善楽寺で、きのう同じ宿だった東京Iさんが追いついてくる。
4時半にスタートしてぶっ飛ばしたようだ。まめがつぶれているのに、よく頑張るなぁ。

予定時刻に宿へゴール、やったゼイ!

【橋の欄干の彫り物】良い出来ばえに感心する





【大日寺山門】


【大日寺境内】


【新装なった松本大師堂・遍路小屋】


【水田に水がたたえられた】


【国分寺山門】


【国分寺境内】


【シダレザクラ】国分寺


【国分寺納経所には自動給茶器・紙コップが備えてある】ありがたい心配り


【先達さんが向こうから来た】松本太師堂のお披露目式典に向かうという


【きれいに刈り込まれた植木と塀】


【このサボテン、どうよ】


【善楽寺】ここへはややこしい道すじだった


【善楽寺大師堂】ご本尊は弘法大師


【ミツマタ】


【アケビ】


【オドリコソウ】


【クサイチゴ】


【ツルニチニチソウ】


【トサミズキ】


その3     
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