登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

幻の山行:北アルプス:黒部川東沢遡行~野口五郎岳~三ツ岳

2008-08-28 | 北アルプス
北アルプス:黒部川東沢遡行~野口五郎岳~三ツ岳
 【雨天続きのため、山行中止】

2008年8月28日(木)~9月1日(月)

《往路》8月28日(木)新宿バス発着場22:30(さわやか信州号・夜行)⇒
 扇沢8月29日(金)05:30-8:30(トロリーバス)⇒
黒部ダム 8:46

《帰路》9月1日(月)高瀬ダム16:00(タクシー)⇒信濃大町駅16:50-
17:05(高速バス)⇒新宿21:00

《歩行》
8月29日(金)黒部ダム 9:00~ロッジくろよん~平ノ小屋~平ノ渡~
奥黒部ヒュッテ(泊)=行動時間9時間

8月30日(土)奥黒部ヒュッテ~東沢遡行~東沢三ノ沢(テント泊)
=行動時間9時間

8月31日(日)東沢三ノ沢~東沢遡行~東沢乗越~真砂岳~
野口五郎小屋(泊)=行動時間9時間

9月1日(月)野口五郎小屋~三ツ岳~烏帽子小屋~ブナ立尾根
~高瀬ダム=行動時間9時間

トップに戻る

北アルプス縦走【テント泊】: 蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳~西岳~槍ヶ岳

2008-08-04 | 北アルプス
北アルプス縦走: 蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳~西岳~槍ヶ岳【テント泊】
               
2008年7月27日(日)~8月1日(金)

《往路》
7月27日(日)
新宿西口23:00(夜行バス・さわやか信州号・車中泊)
⇒上高地バスターミナル・7月28日(月)06:00着
_____________________________

《帰路》
8月1日(金)
新穂高温泉バスターミナル14:30(毎日アルペン号)⇒
新宿西口20:00
______________________________

テント泊デビュー、この年齢で!
リュックの荷物を思いっきり減らす。GPSも置いていく。
テントの重量分だけ、我が体重を減量して臨む。
テント・シュラフ・マット・ガスコンロ・コッヘル・水・食料一日分など等でリュック込み重量10キロ。
それでも重く感じる。
初日、長塀尾根の急坂をクリアーできるかな。
食料不足分は山小屋で仕入れることにする。


7月28日(月) 
上高地バスターミナル06:00(朝食)6:30スタート~明神~
徳沢~【長塀尾根】蝶ヶ岳14:31~蝶ヶ岳ヒュッテ・テント場14:50(泊)
=行動時間8時間20分
リーダーと徳沢で合流する。
一日中、雨が降り続く。
コースの殆どが樹林帯で、まだ良かった。
時々、土砂降りや雷鳴も混じる。

長塀尾根は2~3年前の正月に、新雪ラッセルで苦しみ、敗退したコースである。
今、通ってみると、広い尾根が広がっている。積雪時にはコースが分りにくい訳だ。
山上の妖精の池は、2~3ヶある池のどれだか、分らず仕舞い。

テント場でリーダーに教わりながら、テント設営をする。
隣のテントは子供2人連れの外人さんだ。

夜は満天の星と天の川、大町市街の町明かりも見える。
テント場は宵闇の訪れとほぼ同時に静粛になる。
たっぷり、眠れて快適だ。
心配した腰痛も、忘れて眠る。


【河童橋スタート】この時は、雨は降っていない


【蝶ヶ岳ヒュッテ到着】雨が止んで、テント設営しやすい


7月29日(火) 
蝶ヶ岳ヒュッテ・テント場6:34~常念岳~常念小屋
~大天荘・テント場16:51(泊)=行動時間10時間17分
常念岳の百名山たる所以を思い知る。
蝶ヶ岳方面から登るとよく分るが、堂々たる重量感、行けども行けどもそこに見えている頂上に到達しない。
ひょっとして、富士山以上だ。
背負っている荷物が重いからか、マイッタ、参った。
常念小屋前のテーブルで昼食がてら、大休憩。

横通岳と東天井岳は巻いてしまう。
リーダーは今回目的の一山・横通岳にわざわざ登ってくる。
私は常念岳で精も根も使い果たし、パスする。

東天井岳への登路は廃道通行止となっている。
公序良俗を守るリーダーはあえて登ることをせず、従う。

ハァー、大天荘テント場だーい。着いた、着いた。

ふと、隣のテントを見やると、2人子供連れた外人さんだ。
思わず、昨日、蝶のテント場でも一緒でしたねと声を掛ける。
僕じゃないです、僕の友人です、ここで落ち合うことになっているのだが、携帯が通じなくて~~、でも生きて無事なのがわかって良かった。

明日はゆとりの日程を組んである。
すべてを明日にまわして、キャンプ場が静かになると同時に、就寝する。


【マイテントデビュー】


【蝶ケ岳から大天井岳への道はるか】


【左から前穂・奥穂・涸沢・北穂】手前に屏風岩


【常念岳へ向かう】蝶ヶ岳から


【横通岳から大天井岳へ続く道】常念岳から


【大天荘テント場】後ろに槍ヶ岳


【燕岳】大天荘から


7月30日(水)  
大天荘・テント場10:13~大天井ヒュッテ
~ヒュッテ西岳・テント場14:22(泊)=行動時間4時間09分
外人さんが富士山が見えるよと教えてくれる。
富士山が見えたから、お祝いにご飯は赤飯だ、と親子3人で分け合って食べている。
山という漢字は知っている、ふじという漢字を子供に教えてという。
地面に石で書くと、子供はすぐ覚える。

大天井岳へはわずか10分で着く。
大天井岳から360度の大展望を楽しむ。
リーダーは赤沢山の位置を地図と首っ引きで確認している。

外人さんが子供と一緒に昨日、東天井岳に登ったと聞いてリーダーは、それなら俺も登ってくると、やにわに支度を始める。

私は留守番する。大天井岳からの眺望を心ゆくまで、楽しもう。

韋駄天リーダーはあっという間に戻ってくる。
西岳ヒュッテに向けて出発する。
里山となんら変わらぬ道中の暑さに、参る。

西岳ヒュッテでテントを設営したら、やる気満々のリーダーはすぐ赤沢山へ向かう。
私も行く気になる。

ながーい虎ロープを頼りに、沢まで降りる。
これが、いけなかった、ようだ。
尾根への取り付きが見つからない。
私は単独でここから引き返す。

テント場からリーダーが尾根を登り、山頂に到達したのを確認する。
若いカップルもギャラリーになって見守ってくれる。

疲れを知らぬリーダーは戻るなり、すぐ西岳頂上を目指す。
私もハァハァ、付いて行く。

夕食は、ヒュッテ自慢のカレーにする。
赤沢山登頂の祝杯をあげる。
なかなか手強い山だったそう、オメデトウ!

ここのテント場では、選ぶ場所を間違った。
少しの傾斜でも安眠できないのがよく分った。


【槍ヶ岳から奥穂まで見える】大天井岳から


【野口五郎岳】大天井岳から


【水晶岳】大天井岳から


【鷲羽岳】大天井岳から


【槍ヶ岳・北鎌尾根】大天井岳から


【左から前穂・奥穂・北穂・南岳】手前はこれから辿る東鎌尾根、大天井岳から


【大天井岳山頂】後ろに槍ヶ岳


【大天荘テント場のマイテント】後ろ奥穂


【大天荘から西岳へ出発】


【槍ヶ岳の好展望ポイント】


【西岳ヒュッテ到着】


【赤沢山の尾根を登るリーダー】西岳ヒュッテ・テント場から


【赤沢山頂上のリーダー】西岳ヒュッテ・テント場から


7月31日(木) 
ヒュッテ西岳・テント場4:45~【東鎌尾根】水俣乗越
~ヒュッテ大槍~槍ヶ岳山荘テント場9:19(泊)=行動時間4時間34分
猫も杓子も槍ヶ岳、我らも今夜は槍ヶ岳山荘テント場泊まりである。
30張しかないテント場確保を目指し、未だ明けやらぬうちに朝御飯をいただいて出発。
梯子・やせ尾根の連続する東鎌尾根をこれ以上ゆっくり歩けない歩調で歩く。

Tシャツ1枚でも寒くない槍ヶ岳山頂でゆったり時間つぶし。
最後の晩餐は槍ヶ岳山荘カフェでいただく。

【朝日に輝く槍ヶ岳】


【槍をバックに一休み】


【前穂五峰が行儀よく並ぶ】


【槍の左に槍ヶ岳山荘が見える】


【槍と小槍】槍ヶ岳山荘に到着


【槍ヶ岳頂上】ガスって展望なし

8月1日(金) 
槍ヶ岳山荘・テント場5:32~飛騨乗越分岐~槍平小屋~
滝谷出合~白出沢出合~バスターミナル・新穂高温泉12:36=
行動時間7時間04分
未明、強風に我がテントがパタパタあおられる。張綱がピンと張ってなく、しかも地面から少し浮いていた。

お花畑を観賞しながら下り、山旅は幕となる。

【若いカップル】3泊とも同じテント場だった


【飛騨乗越から下る】一面お花畑の中を通る


北アルプス:蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳~西岳~槍ヶ岳の花

トップに戻る

北アルプス: 穂高連峰縦走【大喰岳~南岳~北穂高岳~奥穂高岳~前穂高岳~西穂高岳】

2007-06-14 | 北アルプス
、     
2005年8月4日(木)~7日(日)

《往路》 8月4日(木) 新宿16:00(高速バス) ⇒ 平湯温泉20:35 ・・⇒  新穂高温泉(泊) 

《歩行》 8月5日(金) 新穂高温泉4:40~白出小屋6:20~滝谷避難小屋7:40~槍平小屋8:30~飛騨乗越12:00~ 大喰岳12:44~中岳~南岳小屋14:30(泊)=行動時間9時間50分

《歩行》 8月6日(土) 南岳小屋6:00~長谷川ピーク7:30~北穂小屋9:00~穂高岳山荘11:20~【前穂高岳ピストン】~ 穂高岳山荘17:00(泊)=行動時間11時間

《歩行》 8月7日(日) 穂高岳山荘04:20~奥穂高岳5:00~ジャンダルム6:40~天狗ノコル8:10~間ノ岳9:30~西穂高岳11:00~ 西穂山荘12:40~ロープウエー乗り場13:40=行動時間9時間20分

《帰路》 8月7日(日)新穂高温泉14:40 ・・⇒  【入浴】  ・・⇒  JR名古屋20:11  ⇒ 品川22:30


8月5日(金) 
槍平小屋まで樹林帯を行く。陽の当たらない方角で、具合が良い。
西に見える笠ヶ岳方面はかんかん照りである。
槍ヶ岳山荘を朝発ちした登山者が次々に下山してくる。
皆さん、槍ヶ岳を制覇して晴々している。

蒲田川を離れ、尾根にのる。
後ろを振り返ると、西穂高岳~間ノ岳が峰を連ねている。

カール大斜面をジグザグ折り返し、
広大なお花畑を楽しみながら飛騨乗越へ登る。

飛騨乗越で休んでいた単独行青年と立ち話。
『南岳小屋泊まりにすれば、明日は前穂高岳をピストンできる』
グッドアイデア、私達もそうしよう。
青年は槍ヶ岳山頂をも踏みたい様子だが、絶えずガスがかかっているのを見てやっとあきらめる。

飛騨乗越からは稜線漫歩である。
大天井岳・横通岳・常念岳が見える。
見下ろすと槍沢沿いにジグザグ登山道がついている。
雷鳥の親子連れに出会う。

眺望絶佳の南岳でゆるり大休憩。
常念岳が大きく眼前に広がる。
蝶ヶ岳は雲の中。
燕岳は白い岩峰を連ね、それと分る。
笠ヶ岳・双六岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳も近い。

南岳小屋へは南岳から数分下る。
小屋前にリュックを置き、明日のルート検分に出かける。
大キレットに続く北穂高岳が屹立している。
その東には、屏風岩をぐるっと回りこむ横尾谷登山道が見える。

南岳小屋でコーヒータイム。
隣席の青年は去年ヒマラヤに登り、今度はK2にチャレンジするらしい。
小屋は空いていて、熟睡できた。


【飛騨乗越】 この地から、ながーい稜線漫歩を始める


【大喰岳】 稜線歩き一つ目のピーク


【雷鳥が現れ、ひととき息抜きさせてくれる】


【ひなも一緒だった】


【中岳】


【南岳】 写真の人には今回3度目の遭遇である


【明朝、下に見えている大キレットへ急降下する】


8月6日(土)  
南岳小屋からご来光を拝す。
南岳小屋泊りにして正解、大キレットが込まずスムースに通過できる。
太い鎖が渡してある。この太い鎖は重くて持てず、岩場を登るときは鎖を放す。

涸沢岳への最後の鎖は、垂直といっていい。
足場をしっかり確保して、鎖で体を持ち上げる。

穂高岳山荘で昼食にラーメンを頼む。
往復5時間を要する前穂高岳ピストンに出発。
紀美子平からゆっくりペースで登る。
空身だがペースが上がらない。
小雨がぱらつきだす。遠雷も聞こえる。

小屋に戻ると夕食が始まっている。
500人の宿泊客であふれかえり、あてがわれた二階大部屋は人いきれで31℃もある。
暑くて狭くて眠れない。夜半、涼みに小屋の外へでる。
激しく雨がふっている。

【朝日に染まる北穂高岳】


【キレットへ降りる】
 

【北穂小屋が、もうすぐ】


【北穂高岳】


【紀美子平】 この地名に長い間、憧れていた


【前穂高岳】


【前穂吊尾根】


【奥穂高岳】


8月7日(日) → 
眠れぬまま、3時起床。大勢の登山者が出発準備中。
奥穂高岳の頂上でご来光を迎える。
最難関の“馬ノ背”は殆どヨツンバイで降りる。
小股で一歩一歩慎重に歩く。
濡れていた岩もだんだん乾いてくる。
“天狗のコル”でアンザイレンを準備しているパーテイがある。
私は直前にハーネスを外したばかり、そのまま垂直の壁を何とか登りきる。
ザレ場で落石をおこさぬよう、細心の注意をはらいつつ、降りる。
長時間、緊張を持続し、やっと西穂高岳に立つ。

【常念岳の右から日の出】 奥穂高岳から


【朝日を受ける槍ヶ岳】 きのう辿った稜線を振り返る


【いよいよ、馬ノ背】 ほとんどヨツンバイで進む


【ジャンダルム頂上に立つ登山者】


【ジャンダルムに取り付く】高度感のあるトラバース


【ジャンダルムの壁を登る】


【ジャンダルムを極める】


【鎖場を急降下する】


【得意技、尻つき降下】


【天狗岳】


【間ノ岳山容】


【西穂高岳】 縦走もメデタク終章をむかえる。これひとえに名リーダーあってこそ。 


トップに戻る

北アルプス:雪山 【唐松岳】 (敗退)

2007-04-28 | 北アルプス
2005年3月30日(水)~31日(木)

《往路》3月30日(水) JR新宿19:00 ⇒ 松本21:37・・ ⇒ 道の駅“白馬”(泊)

《歩行》3月31日(木)  道の駅“白馬”・・ ⇒ 八方尾根スキー場“ゴンドラアダム”8:00 ⇒ リフト終点(標高1850m)8:50~丸山ケルン(標高2400m)11:30~【撤退】八方池山荘リフト乗り場13:30=行動時間4時間40分

《岐阜:大日ヶ岳・登山口へ移動》3月31日(木) 八方尾根スキー場・・ ⇒ 高速道路“ひるがの高原SA”22:00(泊)



ホワイトアウトで足元の段差が分らない。
風雪、激しくなる。リュックカバーを飛ばしてしまう 
視界不良、頂上方向は一切見えない。

先行していた単独行スキーヤーは途中で脱落、私達だけになる。
丸山ケルンに到達。
現在地が分かったところで、リーダーは撤退を決める。

【丸山ケルン】

下山の途中で、一度ルートを大きく外す。
まさに五里霧中の行軍である。

第3ケルンが見えた時は、小躍りする。
リフト乗り場へ無事生還 

トップに戻る

北アルプス:黒部五郎岳~三俣蓮華岳~鷲羽岳~水晶岳~野口五郎岳~烏帽子岳

2007-04-07 | 北アルプス
2003年9月14日(日)~18日(木)

《往路》9月14日(日) 羽田空港17:10⇒富山空港18:10ー18:40(リムジンバス)⇒富山駅19:10・・ビジネスホテル(泊)

《歩行》9月15日(月・祝)  ビジネスホテル5:20~富山駅5:30ー6:00(富山地鉄) ⇒ 有峰口駅6:47-7:00(バス) ⇒ バス停・折立8:15~太郎平小屋11:10(泊)=行動時間2時間55分

《歩行》9月16日(火)  太郎平小屋4:36~赤木岳6:40~ 黒部五郎岳9:10~黒部五郎小屋11:00~黒部乗越12:20~三俣蓮華岳13:30~三俣山荘14:00(泊)=行動時間9時間24分

《歩行》9月17日(水)  三俣山荘4:40~鷲羽岳5:45~ワリモ北分岐7:00~水晶小屋7:40~水晶岳8:15~水晶小屋9:00~東沢乗越9:50~竹村新道分岐11:00~野口五郎岳11:40~野口五郎小屋12:00~三ツ岳13:30~烏帽子小屋14:25(泊)=行動時間9時間45分

《歩行》9月18日(木)  烏帽子小屋4:50~烏帽子岳5:40~烏帽子小屋6:40~濁沢登山口9:40~高瀬ダム9:45=行動時間4時間55分

《帰路》9月18日(木)高瀬ダム10:05・・ ⇒ 葛温泉10:30(入浴)ー10:30・・ ⇒ 信濃大町11:30-11:35(路線バス) ⇒ JR長野駅12:40-13:10(新幹線) ⇒ 大宮駅14:20

 

天候安定。
遠望は申し分ない。

山小屋はどことも空いている。小屋の食事も美味しい。

夏の花は終わっている。

9月15日(月・祝)
初日は太郎平小屋まで。薬師岳へは敢えて行かない。
薬師沢で2時間ほど、散策するにとどめ、翌日からの縦走に備え体力を温存する。すずなりのブルーベリーを薬師沢で賞味する。


9月16日(火)
早朝、太郎平小屋の自炊部屋で腹ごしらえする。
食べている間に、玄関に置いていたストックを置き引きされる。
靴も見当たらず、あせった。
靴だけは別のところから見つかり、後味の悪いスタートとなった旅を続行する。

【黒部カールを眼下に覘く】 黒部五郎岳から


【中央は薬師、奥に立山・剣の遠望】黒部五郎岳から


【右から、鷲羽・ワリモ・水晶】黒部五郎岳から


【朝、スタートした太郎小屋(右端)を振り返る】黒部五郎岳から


【黒部五郎岳頂上】後方は笠ヶ岳


【黒部五郎岳を振り仰ぐ】黒部カールから


【右から、鷲羽・ワリモ・水晶】三俣蓮華岳から


【鷲羽・ワリモ】三俣蓮華岳から


【三俣蓮華岳頂上】後ろ赤岩尾根


9月17日(水)
三ツ岳でガスにまかれ、巻き道への分岐を見落とす。

【御来光を待つ、槍・穂高が浮かぶ】鷲羽岳から


【鷲羽岳頂上】 後ろ、水晶岳


【ワリモ岳から鷲羽岳を振り返る】


【ワリモ岳頂上】


【真砂岳から東沢乗越を振り返る】


【水晶岳頂上】 後ろは、赤牛岳


【読売新道・赤牛岳が続く】 水晶岳から


【中央は鷲羽岳、左に槍・穂高】水晶岳から


【水晶岳を振り返る】


【手前は真砂岳、奥に一際高い鷲羽岳】 野口五郎岳から


【谷を隔てて、水晶岳が聳える】野口五郎岳から


9月18日(木)
高瀬ダムから大町までのタクシーは4人相乗りする。途中、葛温泉で長旅の汗を落とす。大町ではバスがすぐ来たので、蕎麦を食べられず。

【烏帽子岳からご来光を見る】右から、餓鬼岳・唐沢岳


トップに戻る

北アルプス: 厳冬の蝶ヶ岳 【敗退】

2007-02-25 | 北アルプス
2004年2月6日(金)~8日(日)

《往路》 2月6日(金) 高速バス・新宿07:00 ⇒松本10:00・・ ⇒沢渡11:00 ・・ ⇒釜トンネル入り口11:30

《歩行》 2月6日(金)  釜トンネル入り口11:30~河童橋13:30~【夏道を行く】明神15:20~徳沢園冬季小屋17:00(泊)=行動時間5時間30分

《歩行》 2月7日(土)  徳沢園冬季小屋7:30~【長塀尾根】標高2600m地点13:22・・【時間切れ撤退を決める】~徳沢園冬季小屋15:40(泊)=行動時間8時間10分

《歩行》 2月8日(日)  徳沢園冬季小屋7:50~【梓川右岸】釜トンネル出口12:45=行動時間4時間55分

《帰路》 2月8日(日) 釜トンネル出口13:00・・ ⇒沢渡13:30・・ ⇒高速バス・松本インター15:30 ⇒新宿18:30



2月6日(金) 釜トンネル→徳沢園冬季小屋
河童橋まではトレースばっちり、大勢の人に行き会う。
河童橋から先、誰も通っていない夏道を行ったものだから難儀する。
道が分りにくくなると、梓川に近寄って難を逃れる。
徳沢園小屋番さんが心配して迎えにきてくれた。
徳沢園冬季小屋の薪ストーブで冷えた体を温める。

2月7日(土) 徳沢園冬季小屋→蝶ヶ岳を目指す
今の時期、蝶ヶ岳に登る人はいないと小屋番さんに言われてあるいは戦意喪失したか。
朝、ゆっくり出発する。時間切れで頂上を断念する。
ラッセルを一人でやったリーダーは疲れ果てる。
最低気温、-15℃。
一日中、吹雪。展望なし。

2月8日(日) 徳沢園冬季小屋→釜トンネル
小屋番さんに教わった梓川右岸を行く。
除雪してあり、ラッセルも必要ない。
スノーシューを履いた人に次々出会う。
テンやカモシカにも遭遇。
小雪がちらつき、穂高をみることはついになかった。

【梓川】 河童橋から徳沢園まで、夏道を行って難渋する。


【長塀尾根】
 

【撤退地点で】


【ここで撤退】


【樹氷】 長塀尾根で


【樹氷】 長塀尾根で


【樹氷】 長塀尾根で


【樹氷】 長塀尾根で


【カモシカ】 梓川右岸工事用道路で


トップに戻る

北アルプス:剣岳~大日三山

2007-02-02 | 北アルプス
2004年7月24日(土)~28日(水)

《往路》 7月24日(土) JR越後湯沢駅19:46⇒滑川21:46⇒ビジネスホテル(泊)

《歩行》 
7月25日(日) JR滑川駅 5:00⇒ 馬場島 5:40~展望台(1047m)6:43~ピーク1600m 8:19~ピーク1920.7m 9:21~早月小屋(2224m)10:55(泊)=行動時間5時間15分 


7月26日(月) 
早月小屋5:15~剣岳8:27~前剣9:57~一服剣10:45~剣御前小屋12:38(泊)=行動時間7時間23分


7月27日(火)
剣御前小屋6:35~奥大日岳8:59~中大日岳10:28~大日岳11:11~大日平山荘12:59(泊)=行動時間6時間24分


7月28日(水)
大日平山荘6:18~登山口7:39~称名滝7:57~登山口8:18=行動時間2時間


《帰路》
7月28日(水)
称名滝バス停9:05⇒立山駅9:25 “入浴”10:05⇒ 富山駅11:10 “昼食” JR富山駅13:50⇒越後湯沢駅16:11⇒東京駅17:28




25日(日)   のち    
馬場島登山口~早月小屋(泊)

杉林の中、急登が続く。
下山してくる人が皆、同じ事を言う。「頂上はガスで展望がないし、雷も心配だから、早月小屋で折り返してきた」
小屋に11時到着。
雨が降りだし、テント場の人たちがあわてている。
夕食時、雷鳴・稲光がすさまじい。
小屋の親父は明日も雷雨が続くから出発は見合わせたほうが良いと力説する。

26日(月)  一時 
早月小屋~剣岳~剣御前小屋(泊)

幸いにも親父の天気予報は外れた。
“カニのハサミ”は知らぬ間に通過。

【剣頂上直下】 早月尾根から 

             
 【室堂地獄谷】 早月尾根から見る。奥に薬師岳


【大日三山】 早月尾根から
              
         
剣岳頂上到着は8時半。
この時間、既にガスがわきあがって展望はまったく無い。
「カニのヨコバイ」第一歩め、高度感に圧倒されて自分で覗けない。
リーダーに足場を指示してもらう。
一服剣で早飯を食べている時、にわか雨が降りだす。
鎖場を通過したあとで良かった。
剣御前小屋12時半到着。
乾燥室にストーブが焚かれていてありがたい。
生ビールで乾杯。
14時頃、雨があがる。
小屋のサンダルで別山を往復。
剣岳にはひっきりなしにガスがかかってきて山頂は眺められない。
剣沢雪渓末端にある真砂沢ロッジが見えている。

27日(火)  
剣御前小屋~大日連峰~大日平山荘(泊)

5時前から日の出を待つ。
標高2700mにある小屋の外気は肌寒い。

【別山から日の出】


【朝日に輝く剣岳】 
     


【立山雄山が朝日に輝く】
         


【大日三山】 

   
右に剣岳、左に室堂・薬師岳を眺めながらの稜線歩き。
そこは花街道&雷鳥の隠れ家ロードでもあった。

【立山高原道路が蛇行している】 はるかかなたに槍ヶ岳         

      
【奥大日岳、うしろに立山】 大日岳から

      
           
【奥大日岳から剣岳が真近にせまる】
            

【雷鳥現る】 


        
大日平山荘はもてなし・料理とも満点。
思いがけず、風呂の設備があって入山3日目の身には大助かり。
生ビールは珍しくないがアイスクリームもいただける。
寝具が温かい。たぶん天気の良い日はいつも干しているのだろう。

28日(水)  
大日平山荘~称名の滝バス停

湿原帯の木道が途切れると、滑りやすい急坂。
そのあとは石がごろごろあって歩きにくい涸れ沢を行く。
大日岳へ日帰り登山する人たち10組ほどと行き違う。
落差350m日本一「称名の滝」で飛沫を浴びて立山とお別れ。
毎日、昼には小屋に到着するゆとりある山旅であった


トップに戻る

北アルプス:赤牛岳~水晶岳~祖父岳

2007-02-02 | 北アルプス
2004年9月14日(火)~17日(金)

9月14日(火)   折立キャンプ場 (泊)

9月15日(水)  
折立4:40~太郎平小屋7:50~薬師沢小屋10:00~《大東新道経由》高天原山荘14:30⇔高天原温泉⇔夢ノ平⇔高天原山荘16:00(泊)=行動時間11時間20分


9月16日(木)  
高天原山荘5:40~《温泉沢経由》温泉沢ノ頭8:30~赤牛岳10:30~水晶小屋14:00~雲ノ平山荘16:30(泊)=行動時間10時間50分


9月17日(金) 
雲ノ平山荘6:20~薬師沢小屋8:00~太郎平小屋10:20~折立12:30=行動時間6時間10分






9月15日
話に聞く大東新道はどんなルートなのだろうか。
大東新道はA~E5つの沢を横切る度毎にアップダウンを繰り返す。
日差しが暑い。2000mの高山を歩いている体感気温ではない。
高天原山荘から眺める水晶岳はワイド画面を見る如し。
山荘から歩いて15分、標高2060mの高所にある高天原温泉の露天風呂でリフレッシュ。
ついでに夢の平まで足を伸ばす。竜晶池から明日登る赤牛岳が望まれる。
ランプの宿に今宵、客は4名。
満天の星空に天の川。
カシオペア座から北極星をさがす方法をおしえてもらう。
ストーブが消えたら冷え込んできた。

【大東新道に入る】 A沢⇒B沢に難場1ヶ所、岩壁をロープと綱梯子で昇り降りする。


【薬師岳】 大東新道から


【水晶岳】 高天原山荘から。
「ぜーんぶ水晶岳です」と山荘の人の説明。


【高天原温泉】 標高2060mに位置する。
ちょうど良い湯加減、至福のひととき。


【夢ノ平】 竜晶池からは赤牛岳が見える。高天原温泉から往復30分でいける。


9月16日
終日ピ-カン。垂涎の展望。
赤牛岳では奥黒部ヒュッテへ向かう単独行に出会ったのみ。
水晶岳まで来ると、ワンサカ登ってくる。
祖父岳から雲ノ平山荘へは木道でスイス庭園・ギリシャ庭園を通る。
残念ながら紅葉にはチト早い。
雲ノ平山荘には広島労山12名が泊まり賑わう。
水晶岳稜線が山荘の窓いっぱいワイドに広がる。
熱いコーヒーでくつろぐ

【温泉沢ルートに入る】 めざす赤牛岳稜線は、はるかカナタ。
右岸・左岸とめまぐるしく渡り返す。
リーダーのあとを追うのに必死。


【薬師岳と三大カール】 赤牛岳へ向かう途中から


【手前から奥へ、烏帽子・針ノ木・立山】 赤牛への道から


【赤牛岳へ向かう】 後ろ、立山・黒部湖、遠くに白馬岳


【赤牛岳頂上】 左に剣・立山、中央奥に白馬。
日本アルプスがぜーんぶ見える。
写真を撮るのにいそがしい。


【読売新道が黒部湖へ続く】 後ろ、左から白馬三山・五竜・鹿島槍・針ノ木・蓮華


【赤牛~水晶~真砂への稜線】 後ろ、槍・穂高


【野口五郎岳】 後ろ、餓鬼・燕。 水晶へ向かう道から


【水晶岳頂上】 後ろ、野口五郎岳


【祖父岳】 後ろ、鷲羽岳。祖父岳から雲ノ平山荘へは木道を延々と辿る。


【左から、赤牛・水晶】 祖父岳から。


9月17日
せっかくのアラスカ庭園だが、ガスってまわりは見えない。
木道が終わった地点で50名の地元富山団体とすれちがう。
雲ノ平山荘経由、高天原山荘泊まり大東新道を下るという。
太郎平小屋から折立間でも、数え切れないほどの人が次々に登ってくる。

【薬師沢小屋への吊橋】 


展望を楽しみ、ロングコースを歩きとおす。
満ち足りた山旅だった。
北アルプス最奥・赤牛岳への旅は有峰林道終点にある亀谷温泉で汗を流して終章。

トップに戻る

北アルプス:錫杖岳&西穂高岳

2006-12-04 | 北アルプス
2004年11月8日(月)~9日(火) 

11月8日(月) 槍見温泉6:20~錫杖沢出合8:00~錫杖岳11:30~槍見温泉15:15⇒新穂高ロープウエー15:45⇒西穂高口16:10~西穂山荘17:15(泊)=行動時間10時間

11月9日(火) 西穂山荘5:40~西穂独標6:40~西穂高岳8:20~西穂山荘10:10~新穂高ロープウエー乗り場11:35=行動時間5時間55分

 

11月8日(月)
錫杖岳へは沢がらみのルートを行く。
傾斜のきつい沢を一直線に稜線まで詰める。
水が少ない時で歩きやすい。
大きい岩をのっこす時は、リーダーにシュリンゲで引っ張りあげてもらう。
稜線にでると岩場の連続かと思いきや、樹林帯である。助かった。
リーダーのルートファインティングばっちり。下山するや、新穂高ロープウエー乗り場へ息せき切って移動。最終のロープウエーに滑り込みセーフ。
登山客やカメラ愛好者で賑わう西穂山荘投宿。


11月9日(火) 西穂山荘を早朝にスタート。東の空に《月ー金星ー木星》が縦一列に並んでいる。北側になると雪が少しついている。独標から西穂高岳へ向かう第1歩に雪があり、もたつく。3組4名に会う。ロープを結びあったカップルは奥穂高岳へ向かうという。

【麓から錫杖岳を見る】


【錫杖岳山頂】 後ろは笠岳


【槍→穂高の連なり】 笠岳から


【朝陽を受けて紅色に輝く乗鞍岳】 丸山から


【紅色の錫杖岳】背の低い真ん中の山


【笠岳】 丸山から


【西穂高岳への連なり】


【西穂高岳】 槍ヶ岳が後ろに


【西穂高岳】 奥穂高岳が後ろに


【槍→奥穂高の連なり】 西穂高岳から


【奥は乗鞍岳、真ん中は焼岳】 西穂独標から


トップに戻る

北アルプス:黒部渓谷【下の廊下】

2006-12-03 | 北アルプス
2004年10月23日(土)~25日(月) 

10月23日(土) 長野駅11:30(路線バス)⇒扇沢13:15ー13:30(関電トロリーバス)⇒黒部ダム13:46(徒歩)~ロッジくろよん14:30(泊)
夕食時、新潟中越地震の揺れ


10月24日(日) 到着時刻:ロッジくろよん5:30~内蔵助谷出合7:10~黒部別山谷9:00~白竜峡10:00~十字峡11:30~半月峡12:30~東谷吊橋13:30~阿曾原小屋15:00(泊)=行動時間9時間30分

10月25日(月) 阿曾原温泉小屋6:30~けやき平駅10:55=行動時間4時間30分 
けやき平駅11:04(トロッコ電車)⇒宇奈月温泉駅12:23




10月23日(土) ロッジくろよんの客は観光ツアー1組を除き、「下の廊下」をめざす人ばかり
夕食時、新潟中越地震の揺れがあった。

10月24日(日)   ロッジくろよん・・・阿曽原温泉小屋(泊)

黒部ダムからは北に白馬岳、東にスバリ岳、西に竜王岳を望む。
朝の冷え込みで霜が降り、木桟橋は滑る。
深く狭い渓谷・エメラルド色の渓流・岸壁を彩る紅葉・中腹を縫う日電歩道
素材が盛りだくさんあって、素人カメラマンの歩は遅々として進まない。
狭い歩道で交差する人も大勢いる。昨夜の阿曽原小屋は100人を超す客で賑わったようである。
突然、ヘリコプターが狭隘な渓谷沿いに飛来してきた。私の目線より下を飛んで去る。不明者の捜索かな?
仙人ダムに例の「高熱隧道」がある。隧道入り口に立っただけで、熱気を感じる。
阿曽原温泉露天風呂はころあいの湯加減、もみじ錦をめでながら1時間もつかる。お酒の酔いが回り、小屋までへろへろ~で帰還。

25日(月)阿曽原小屋~けやき平

「高熱隧道」に出てくる奥鐘山が志合谷の向こうに対峙する。
あの大岩壁に泡雪崩で吹っ飛んできた鉄筋コンクリート宿舎が激突したのだ。
自然界には人間の想像力を超えた猛威が存在する。
鹿島槍・爺ヶ岳・雪化粧した白馬岳・ゴツゴツ峻険な毛勝山など、次々に水平歩道から見ることができる。
ダム建設工事用に敷設されたトロッコ電車は酔っ払い観光客を大勢乗せて走る。
平和な時代そのものを象徴して、軍需産業への電力供給が目的であった建設時と正に対極の感あり。
帰路、検札にきたJR車掌が「下の廊下」に詳しい。
雪が解けて、降雨の少ない9月~10月がベストという。たしかに、岸壁からの雫をシャワーのようにあび、沢を渡り、水はけの悪いトンネル内を通ったりするから道理ではある。
今年はスノーブリッジが解けてなくなっていた分、楽であった。
阿曽原小屋の“ご飯”をもう一度食べにいきたいな



【朝陽に染まる立山】 黒部ダムから


【峡谷から後立山連峰が見える】


【いたる所から滝が落ちている】


【紅葉が始まっている】


【澄んだブルーの流れ】


【狭い渓谷にヘリコプターが飛来してきた】 捜索かな?


【十字峡】


【高度感ある歩道が続く】


【阿曾原温泉】トンネル内から湯煙がもうもうと上がっている。ころあい湯加減。
紅葉に囲まれ、いい心持。


【奥鐘山】


トップに戻る