登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

山梨:十二ヶ岳~節刀ヶ岳~黒岳

2006-04-25 | 山梨の山
2006年4月24日(月) 

コース・歩行時間:バス停・桑留尾(0:19)森下キャンプ場分岐(1:18)十二ヶ岳(0:43)金山(0:12)節刀ヶ岳(0:54)大石峠(1:03)新道峠(0:23)すずらん峠(0:20)黒岳(1:19)野天風呂・天水(0:04)バス停久保田一竹記念館前=合計6時間35分


                 

十二ヶ岳まで急登、ヤバーイ鎖場もⅠヶ所、節刀ヶ岳から黒岳まではアップダウン数知れず、〆は黒岳南稜の急降下ときて、ひがな1日膝を酷使する。

バスの運転手さんによると、標高が900mだという西湖の畔から十二ヶ岳をめざす。
十二ヶ岳頂上に突き上げるルートで、鎖場を通らずに済む。


十二ヶ岳から金山へ向かうとき、鎖がある。


これから行く黒岳への稜線が見える。


節刀ヶ岳で3組に出会う。
皆が皆、鬼ヶ岳を経由し根場へ下りるという。


節刀ヶ岳から黒岳南稜を望む。
河口湖の際まで尾根が伸びている。


草原になっている大石峠で昼食中の2人はこれから十二ヶ岳へ向かうという。
富士山を見ながらいつまでも寝転んでいたい峠である。


木立に遮られて、左右とも眺めのない尾根を登ったり、下ったり何度しただろう。
すずらん峠で休んでいた夫婦が親切にもシャッターを押してくれる。
やっと最後の登り、黒岳にとりつく。
堂々とした風格のある山だなぁと思う。
山のあちこちにぶな自然林やカタクリをはじめとし、さまざまな高山植物が育つ。
アズマイチゲを1輪だけ見る。


若い男性4人組みが黒岳展望台から戻ってきた。
釈迦ヶ岳から黒岳へきたという。


前から気になっていた黒岳南稜を下る。
指導標がこれでもかというほど設置されている。
このルートは歩く人が少ないようで、道がこちこちでないのがいい。
思い出したように急降下がでてくる。
急坂にはロープを取り付けてある。


下山した所にある野天風呂・天水に寄って汗を洗い流す。
暑い1日だった。
30分間隔で運行している河口湖周遊レトロバスで河口湖へ戻る。


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山梨:蛾ヶ岳~三方分山

2006-04-22 | 山梨の山
2006年4月21日(金) 

コース・歩行時間:四尾連湖(0:20)大畠山分岐(0:40)蛾ヶ岳(0:56)折門峠(0:11)地蔵峠(0:36)折八林道出合(0:34)三ツ沢峠(0:37)トリノ山(0:18)ヌクド峠(道迷い1:15)ヌクド峠(0:40)三方分山(0:05)精進山(0:23)精進峠(0:20)バス停山田屋ホテル前=合計6時間55分


            


今日はルートを間違う、道迷いもする、さんざんな山行だった。



蛾ヶ岳で2組に追い抜かれた。ピストンして帰るらしい。
蛾ヶ岳を下ったところにカタクリが群生している。
道の真ん中に咲いていて「大きなスミレだな」と通り過ぎるところだった。



落ち葉ふかふかのなだらかな道が続く。
毛無山や竜ヶ岳など天子山塊がくっきり望まれる。


雑木林に混ざって、フジザクラがちらほら咲いている。


道形は明瞭で、指導標もある。
地蔵峠は稜線の南側に位置し、栂の大木と案内板がある。


稜線より少し下がったところを西へ西へ歩く。
今日の最終目的地である三方分山~精進山が富士山の前に陣取っている。


シイタケ栽培地を右下に見る。
行き止まり看板の案内で林道に降りる。
ここからは八坂峠~釈迦ヶ岳へ向かう予定だった。

写真の指導標に従ったばかりに、三方分山近くまで南下してしまう。





三ツ沢峠を経て三方分山コルに着いたのが12時30分、ここから釈迦ヶ岳をピストンしても最終バスに間に合うなと頭をめぐらす。

この指導標はヌクド峠に立っている。


尾根に取り付こうとして、右の巻き道が目に付いた。
「何だ、これは前山か」と安易に考え、巻き道をたどる。
行けども行けども登りにならない、道も細くなってくるので戻ることにする。
元に戻ったつもりの地点で獣道を辿り始める。けもの道を人の踏み跡と勘違いしていたのだ。

谷に向かって降りているので、やっと間違いに気づく。
まわりをとくと見回す。
随分離れた西方向に私が乗るべき尾根が見えた。
小雪がちらつきだす。
とにもかくにも上部をめざす。
偶然にも(至極当然とも言えるが)、しっかりした道をとらえた。

釈迦ヶ岳下まで戻ってくると、女性4人組が休憩している。
聞くと釈迦ヶ岳まで時間はかからないとのこと。
迷ったが、バスの時間が気になるので、後日の宿題に残す。

ヌクド峠から御坂黒岳や毛無山が見える。


三方分山は富士山が見えるように南東部分少しだけ樹木を切り開いてある。


温泉入浴する時間がありそうなので、精進山を経由して下る。


まぼろしの釈迦ヶ岳も見えている。


山田屋ホテルの露天風呂からは伸び上がると、富士山が真正面に見える。


明るい内に下山できてメデタシ、メデタシ。


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神奈川:鷹取山フリークライミング

2006-04-09 | 神奈川の山
2006年4月9日(日) 

鷹取山で行われているフリークライミング練習会に参加する。
もともと岩場は苦手意識が先立つ方であるが、登山する以上避けて通れない。
大いなる不安と、少しはましになるかなとの期待感をもって集合場所に向かう。



            






先ずは上手な人のやり方を熱心に見学させてもらう。
その内に、だんだん怖気づいてくる。
順番がくるも、「今日は見学だけにします」と固辞。
折角来たのだからとのありがたいお誘いにまけて、トライすることに

ロープを8の字でビレーするところから教えてもらう。
第1歩目の足、2歩目の足を置く所、左手でつかむ岩、右手の岩、文字通り一挙一投足、教えてもらい中間点まで達する。

下をチラっと振り向く。
けっこう高くまで達している。
「ここで終わりにします」と自己満足して降りる。

足場と手がかりを全部自分でやらなければならなかったら、ただの10cmも登れなかったに違いない。

昼食後、もう一度トライ。
こんども指示通りやったら、なんと最上部まで到達する。
ビレイされているので、下りは楽々。
登山道の岩場は登りより下りが怖いものだが、ここは正反対。

ちなみに私がトライしたのは、上の写真よりグレードが低く5.7らしい。

参加者はイワキチばかり、何度も挑戦してあきない。その熱意には負ける。


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奥多摩:タワ尾根・ウトウの頭~酉谷山

2006-04-02 | 東京の山
2006年4月1日(土) 

コース・歩行時間:東日原バス停(0:20)一石山神社(0:30)一石山(0:25)人形山(0:23)金袋山(0:22)スズ坂ノ丸(0:35)ウトウの頭(0:46)大京谷のクビレ(0:25)大京谷の峰(0:23)長沢背稜出合(0:38)酉谷山分岐(0:24)酉谷山(小黒~熊倉山分岐経由2:15)東谷林道出合(0:29)大血川渓流観光釣場=合計7時間55分


              


いまや、ガイド登山にまで登場した「タワ尾根」
奥多摩をきわめたステイタスシンボルになる、とのうたい文句。

私に出来るかなと緊張して臨む。

登山口は一石山神社の境内にある。


いきなり急坂である。
樹名標や石段など古びているがルートの目印になる。
一石山で高度計を1007mに合わせる。

檜の植林帯を抜ける。


樹木に赤ペンキで矢印してあったのは、ミズナラ巨樹への案内だったかもしれない。

ケルンが積んである。
尾根が広がったところでルートを外しやすい。
左の高みに修正する。

金袋山へ登る手前で巡視路がクロスする。
あやうく引き込まれそうになる。


たえず、キョロキョロあたりを見ながら進む。
熊さんのテリトリーであるから、鈴を鳴らしている。

ウトウの頭までは順調に着く。



事前にHPの山行記録を読むと、ウトウの頭から高度を相当下げるとあり、
どうして稜線を外すのか地形図からは理解できなかった。
大岩がデンと居座っていたのだ。


岩場にうっすら残る雪、所々凍っている。
冷や汗たらたら・モタモタする。
大京谷ノ峰まで岩場が続く。
前後に誰もいないのをこれ幸い、通過するのにおそろしく時間をかける。
そういえば今日は全コース中、ただの一人にも会わなかった。

大京谷ノ峰を過ぎると、スズタケの群生地になる。
幸いに、まだ枯れたままで勢いが無く、コースは明瞭に開いている。
目前に滝谷ノ峰が見え始め、あっけなく長沢背稜縦走路に合流する。



長沢背稜で軽アイゼンを着ける。
日陰は一部凍結している。


最後のピーク酉谷山から、歩いてきたタワ尾根を見晴らす。



酉谷山からは大日向に下山する。
北斜面にあたる下山路をのぞいてみると、案の定、雪がベッタリ付いている。
所々凍ってもいる。
おまけに急斜面である。
覚悟を決めて、超スローペースで降りはじめる。
アイゼンがあって、この時ほど助かったことはない。

急降下が延々と続く。

やっと雪がなくなると、今度は崖崩れでルートが途切れている箇所が続出。

沢水の流れる音が真近に聞こえ、林道が見えた時は思わず「やったぁ」と歓声がでる。悪路からやっと解放された。

夕暮れが近いが、上流に向かう釣り人はこれから入川するようだ。



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