登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

静岡:毛無山~雨ヶ岳

2006-05-22 | 静岡の山
2006年5月21日(日) 

コース・歩行時間:バス停・朝霧グリーンパーク入口(0:27)麓山の家(0:41)不動の滝(2:01)毛無山(1:30)雨ヶ岳(0:53)端足峠(0:47)バス停・根原=合計6時間19分

             

毛無山を見上げながら9時頃歩き出す。
カメラと三脚を抱えた夫婦が撮影を終えて下山してきた。

登山口でみかけた民家の門。


庭先に咲く花


さしもの「不動の滝」が新緑に負けそう


5合目ぐらいからガスがたちこめて、まわりが見えない。
単独行の男性が続々下山してくる。
頂上は寒くて晴れるまで待っていられないそうである。

岩勝ちの急登をこなし毛無山に着く。
昼時なので、まるで黒山の人人人が座り込んで食事をとっている最中。


2組が草原でお弁当を広げている。


逆方向から来たパーティに笹藪状況を尋ねる。
「刈り払いしてあるし、テープもついているので心配ない」
と親切に教えてくれる。



ガス・時々晴れになってくる。



山中なのに賑やかな声が聞こえる。
雨ヶ岳頂上でツアー御一行さまが休憩している。
竜ヶ岳を通ってきたという。


富士山の広大な麓が見える。



鮮やかなミツバツツジ


雨ヶ岳の急坂を下る。
端足峠でツアー落伍組3人が待っていた。

正月に「ダイヤモンド富士」が見られる竜ヶ岳まで、峠からピストン2時間。
時間的余裕はある。
足が疲れているので諦める。













バス待ち時間潰しに「道の駅」へ、トボトボ向かう。幼児3人を乗せた若いお母さんの運転する車が停まり、私を乗っけてくれた。好意に甘えて温泉まで行って貰う。茹だるほど温泉につかり、ざるそばを食べる。食堂の人も、とても感じが良い。冷たい水を3杯もお替りする。富士宮市民の篤い人情にふれた旅はかくして終わる。


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新潟:大佐渡山脈【ドンデン山~金北山】

2006-05-20 | 新潟の山
2006年5月18日(木) 

コース・到着時間:ドンデン山荘8:00ー尻立山8:26-ドンデンキャンプ場8:37ー大佐渡自然歩道入口8:59-アオネバ十字路9:10-マトネ9:51-ブイガ沢ノコル10:53-天狗の休場11:53-あやめ池12:34-金北山13:01-白雲台14:06=行動時間6時間06分

              


雪解けを待ちかねて咲く花を訪ねる。
百花繚乱、カタクリは「鎌で刈って秣にする」ほど群生している。
オオミスミソウを初めて見た時は小躍りする。

山道に入ると同時にフラワーロードショウの開演である。
花の写真を撮りながら、ゆっくり歩く。

縦走は始まったばかり、最初のピーク尻立山から最後のピーク金北山を望む。



金北山のドームがよい目印になる。


カタクリ、全盛期。




金北山に近づくにつれ雪道がでてくる。



ここが山頂。


事前に許可を得て防衛庁管理道路を歩くこと1時間あまり、
白雲台に到着。


途中、ブナ林に目を引かれる。


花いっぱい。
























夜行日帰りで慌しい旅。花時はピタリ。


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栃木:日光【薬師岳~大木戸山~三ノ宿山】

2006-05-13 | 栃木の山
2006年5月12日(金) 

コース・歩行時間:バス停・中禅寺温泉(0:41)茶ノ木平(1:04)細尾峠(0:40)薬師岳(1:27)丸山(0:29)大木戸山〔0:26)三ノ宿山(1:13)P1047.7m(0:44)民家(0:05)バス停・やしおの湯=合計6時間49分

              

標識が整備されていない山域の下見について行く。
4日前に登った同一コースで薬師岳まで歩く。
白根山がくっきり姿を見せている。


カラマツの芽吹きが目に心地よい。


細尾峠には登山者の車が6台あった。
この内、3台の人とは三ノ宿山手前で行き交う。




薬師岳からは特徴ある山容の高原山(鶏頂山と釈迦ヶ岳)が望める。
隣の夕日岳が伸びやかな稜線を描いている。




薬師岳から三ノ宿山まで「アカヤシオ街道」が続く。
今が盛りと咲いている。




谷をうずめ尽くす若緑色に目をうばわれる。


この時期アカヤシオを求めて歩く人が多いのか、踏み跡はしっかりある。
丸山、大木戸山とアップダウンを繰り返す。




名残りのカタクリが咲いている。


小さな石の祠を2基やりすごし、急坂を登り詰めると三ノ宿山だった。


ミツバツツジ、シロヤシオの花に見とれ疲れを忘れる。




地形図で現在地を確認しながら、P1047.7mまで順調に来る。


檜植林帯脇をはずさないように下る。
踏み跡はなくなる。
磁石を「やしおの湯」に合わせて歩く。
右に沢がある平坦地に出る。
ガードレールと民家が見え、花を刈り集めているおじさんに出会う。
この人に聞いたところでは、道はひとつ西寄りの尾根の方がはっきりしているという。

下山した地点に山中でみかけたのと同じ標識がくくりつけられている。
あながち、ミスルートという訳でもないようで、釈然としない。
「やしおの湯」に着くと、待つまでも無くバスがきたので入浴は断念する。

アカヤシオと新緑に堪能する。歩き甲斐があるコース。


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栃木:日光・禅頂行者みち【茶ノ木平~薬師岳~夕日岳~地蔵岳】

2006-05-09 | 栃木の山
2006年5月8日(月) → 

コース・歩行時間:バス停・中禅寺温泉(0:56)茶ノ木平(0:09)明智平分岐(0:47)細尾峠(0:45)薬師岳(1:24)夕日岳(0:09)三ツ目(0:33)ハガタテ平(0:29)林道出合(0:38)バス停・古峰原神社=合計5時間50分


                 


そろそろ雪が消えた頃かなと、日光でも標高の低い山を選んで、小手調べがてら歩く。
おりしもアカヤシオの花時、平日にもかかわらず6組に行き会う。
「去年はアカヤシオが両側に咲き誇り、花のトンネルだったが今年は少なくてがっかり」だそうである。

中禅寺温泉へ行くバス車窓から途中通る「いろは坂」のもみじ芽吹きを観賞する。
紅葉に勝るとも劣らぬ若緑に圧倒される。

茶ノ木平へは中禅寺湖畔から取り付く。
男体山や白根山を樹間からチラチラ眺める。
明智平までピストンするという夫婦が一服していた。
今日のコースの最高地点・茶ノ木平まで登ると眺望が広がる。


文字通り、残雪たっぷりで真っ白な白根山




自然林が広がる中、下生えの笹を分けて進む。


冬枯れの林で、アカヤシオはひときわ鮮やかに映える。


修験者がその昔歩いた行者みちにたたずむ石像




林道が通っている細尾峠へ、ぐんぐん高度を下げる。


薬師岳に着くころから、小雨がぱらつきだす。
濃い霧がたちこめ、あたりが真っ白になる。




雨はきまぐれに降ったり止んだりしている。
濃霧は晴れる気配がない。
さえぎるものなしの夕日岳頂上なのに、ガスではお手上げである。


夕日岳からすぐの地蔵岳は気がつかずに通り過ぎた。
ハガタテ平から派手な沢音を聞きながら下る。
苔むした石や倒木が転がる湿った道にイチリンソウが群生している。





路線バス停留所がある古峰原神社には大駐車場が設けてある。
旅館も2軒ある。
大祭の時などは賑わうのだろう。


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山梨:小金沢連嶺縦走

2006-05-02 | 山梨の山
2006年5月1日(月) 

コース・歩行時間:福ちゃん荘(0:35)大菩薩峠(0:18)石丸峠(0:59)小金沢山(0:26)牛奥ノ雁ヶ腹摺山(0:49)黒岳(0:15)白谷丸(0:21)湯ノ沢峠(0:28)大蔵高丸(0:18)ハマイバ丸(0:26)天下石(0:12)米背負峠(0:18)大谷ヶ丸(0:45)鎮西ヶ池(0:13)滝子山(0:30)檜平(1:12)林道終点(0:30)初狩駅=合計8時間35分 


                


明るい内に初狩駅へ着きたいので、福ちゃん荘までタクシーを使う。
「湯ノ沢峠の花しるべ」なるパンフを運転手さんがくれた。
いやが上にもお花畑への期待感が高まる。

大賑わいの大菩薩峠は、そそくさと立ち去る。


小金沢山登山道に未だ凍結が残っている。


この山では一人に会っただけ、大菩薩からのピストンだという。


今日は遠望がきかない。
富士山も南アルプスもチラとも見えない。
「雁ヶ腹摺山」という名前を持つ山は近辺だけで3山ある。
その1つを通る。


湯ノ沢峠から入山した人は8組ほど、それぞれの体力相応にピストンしている。
避難小屋に泊まった1組は大菩薩を越え、小菅まで通すと言っていた。

黒岳で会った人は湯ノ沢峠に車を置いて小金沢山まで行き、返るところという。
ペースが私と同じなのか、付かず離れず歩く。湯ノ沢峠で又、立ち話をする。
大谷ヶ丸から滝子山へは分岐へ一旦戻ってから入るようにとアドバイスしてくれた。








百花繚乱を期待した湯ノ沢峠お花畑には未だ葉っぱすら芽生えていない。
次のピーク大蔵高丸まで登山道付け替えがなされている。
稜線の西側を巻く幅広の道が出来ている。




フェーン現象のせいでここ甲府盆地は炎熱地獄。
コースも後半に突入し、疲れがでてきた。
ペースが落ちる。

米背負峠に13時45分過ぎて到着したら、そこから下山することに決めていた。
タイムリミットをなんとかクリアーする。


大谷ヶ丸から滝子山へは好ましい自然林が広がる中を延々と歩く。
ピークをいくつも越える。
気息奄々、最後の登りをこなす。
頂上にいた人が小金沢連嶺ゴールの写真を撮ってくれた。


山道に咲く花を愛でながら、ゆっくり下山する。








いやー、疲れた。
足が棒になった。


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