登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

栃木:日光:社山~黒檜岳

2006-06-12 | 栃木の山
2006年6月11日(日) 

コース・到着時刻:バス停・中禅寺温泉9:16ー狸窪10:04ー阿世潟10:29-阿世潟峠10:51-社山11:51-黒檜岳14:36-黒檜岳登山口15:59-クリンソウ群生地16:12-バス停・千手ヶ浜16:25=行動時間7時間09分



黒檜岳の雪解けを待ち、千手ヶ浜に咲くクリンソウも楽しめるこの時期を選ぶ。

予報が外れ、しとしと一日降り続く。
周りの景色は何も見えない。

社山は3グループがかち合う。ピストン2組、大平山から来た1組。


社山~黒檜岳間は、私にとって中々、手強かった。
道が細くなる、尾根を外す、テープがない、なかなか登りに転じないなど「これはおかしい」と思って確実な地点まで戻る。
そんなことを5回ほどやって、なんとか生還できた。

中間地点で逆方向からやってくる4人グループに会ったのは、道を探している時だった。日曜日だとこんな幸運がある。
この先のルート状況を訊く。芳しい返事ではない。
当方のことを、心配している様子ありあり。

ルートを外して、戻っている時この指導標に出会う。


尾根ルートでマイテープを巻きつけつつ半信半疑で登っている時、あった標識。


笹原の道



黒檜岳が真近になると、テープの類が賑やかにぶらさがる。
林床と登山道が一体化したかのように見え、「どこを歩くの?」という感じだから
むべなるかな。
おだやかな山容が想像できる緩い登りでシラビソに囲まれた頂上に着く。


シャクナゲ・ゴヨウツツジが多い。花期は終わっている。


雪に埋もれるため、しなるゴヨウツツジの幹
 

ズミが咲く中禅寺湖畔に降りてくる。


千手ヶ浜はクリンソウの花盛り




クリンソウに混じり、サクラソウも咲いている。


ラッキーが5回重なったおかげで最終バスに間に合う。ルートファインディングは、まだまだお粗末


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静岡:地蔵峠~雪見岳~熊森山~長者ヶ岳~天子ヶ岳

2006-06-04 | 静岡の山
2006年6月2日(金) 

コース・到着時間:朝霧グリーンパーク4:10-毛無山登山口4:40-毛無山分岐4:50-地蔵峠6:29-金山6:50-雪見岳7:16ー猪之頭峠7:47-熊森山8:16-湧水峠9:02-長者ヶ岳10:30-天子ヶ岳11:10-林道出合12:26ーバス停・白糸の滝入口13:15=合計9時間05分



朝起きてすぐ温泉につかる。
今日は長丁場なので、外がやや明るくなったのをみて出発する。

毛無山は通らず、沢沿いに地蔵峠をめざす。
飛び石伝いに、川を幾度も渡り返す。

曇り空のせいか、森の中が暗いのか、オートで写真を撮る度にフラッシュが光る。

地蔵峠は四差路になっている。
それぞれ下部温泉・毛無山・長者ヶ岳・麓集落へ通じている。



笹は刈り払いしてあり、テープ・赤ペンキ・道標は完璧。
地蔵峠から一投足で金山に着く。
名前からして、金鉱石が採掘された山なのかな。



ブナの若緑が広がる樹林。


雪見岳からはシラビソが目に付く。



ぐんぐん下ると、林道が通じている猪之頭峠。


つぎのピークは熊森山、意図的に熊鈴を鳴らしながら登る。


深い森の奥は原生林の趣


ヒメシャラ・ミズナラ・ブナ・リョウブ混交林


登山道は山梨と静岡の県境をなしている尾根についている。
境界見出標石が間隔をおいて埋設してある。

笹にかわり、林床にユキザサやマイズルソウが咲く道になる。

多分、地元高校生が付けてくれたであろう樹幹の赤ペンキ、こうも頻繁だと興をそがれる。
でもそのお陰で歩く人が多くなり、踏み跡がはっきり付いたのかも。

湧水峠を高圧線が通っている。


東電巡視路と登山道が3回ほど交錯する。
最初、鋭角に曲がるところは東電の標どおり行く。

ミズナラが大きな葉を茂らせている。


丸太の階段を2度登ると長者ヶ岳山頂に飛び出る。
富士山は隠れて見えない。


天子ヶ岳まではゴヨウツツジのプロムナードである。
花はあらかた終わり、地面に落花している。


天子ヶ岳で県境尾根と赤ペンキに別れ、急降下する。
杉の植林帯を延々歩き、サクランボが落ちている桜並木を通る。

ゴヨウツツジあるいは桜が咲く時分にはハイカーで賑わうだろう。
きょうは全コースをつうじ、誰にも会わない。

山道が終わり、舗装道路になると、案内が少ない。
バス時刻にぎりぎりなので、道を間違わないよう地図を何度も見ながらやっとこさ「白糸の滝入口」バス停に着く。

【笹の花】


【コガクウツギ】


【イワカガミ(白)】


【ハウチワカエデ】


【フジベニウツギ】


【ツリバナ】


【オトコヨウゾメ】


朝、スタートした朝霧グリーンパークをバスは通過する。車だと、ものの10分とかからない距離を、9時間かけて歩いた。


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山梨:王岳~五湖山

2006-06-03 | 山梨の山
2006年6月1日(木) 

コース・到着時刻:バス停・根場民宿8:10-登山口8:38-鍵掛峠9:39ー王岳10:50ー五湖山12:20-女坂峠12:57-バス停・精進湖13:32=合計5時間22分




バスを降りて、鍵掛峠への道を村人に尋ねる。
本沢川に沿って林道を辿る。
建設中の民家村横を通る。


林道をはなれ山道に入る所で、初めて指導標を見る。


ブナ自然林が広がる。


本沢川が涸れ沢になり、尾根に乗る。
東側に鬼ヶ岳へ突き上げる尾根が見える。

鍵掛峠で暫し休む。
鶯宿へ下る道が北に通じている。
これから向かう王岳がそびえる。


鍵掛峠からぼんやり霞む富士山が見える。


富士山と西湖。あそこの西湖から登ってきたのだ。


王岳山頂で2組に会う。


王岳を振り返る。


富士山を眺めながら、2人連れが昼食を摂っている。
私と同じコースで精進湖まで行くという。
珍しく今日は人に会う日だ。

ブナのトンネルが陽射しをさえぎってくれる。


五湖山までくると三方分山が目前である。


【トウダイグサ】


【ヒメウツギ】


【イカリソウ】


精進湖バス停で座り込んでいると、王岳下で会った2人連れが下山してきた。河口湖行きは3時間待ちである。赤池バス停まで歩くと頃合の時間にくるバスがある。彼らはきつい陽射しの中をものともせず歩いていった。当初、私も赤池まで歩くつもりをしていたので冒頭の地図は赤池ゴールで作成している。

私はバスを乗り継いで、朝霧グリーンパークへ向かう。明日の登山口近くで投宿する。


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