登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

北海道の山:8の8・知床五湖散策

2015-08-02 | 北海道
北海道の山:8の8・知床五湖散策


2015年7月7日(火)

予想を超える残雪・天候が雨、リーダーは苦渋の決断の末、
知床硫黄山登山を取り止めた。


(日程)

① カムイワッカ湯の滝、見物

② 知床五湖散策

③ オロンコ岩散策

④ 小清水原生花園

⑤ 女満別空港から羽田空港へ

*****
カムイワッカ湯の滝

知床五湖のうち一湖は自由に散策できる


オロンコ岩散策
昨日に引き続き今日も来ました

オドリコソウ

小清水原生花園
一両編成のJR線が運行している

スカシユリ満開

ハマボウフウ
*****
1年前:山梨:小楢山
山梨:小楢山
山梨:小楢山2014年7月30日(水)駅から登山口の焼山峠まで、及び、下山口のオーチャードビレッジから駅までタクシーを利用して効率よく登る。焼山峠の標高が1500m...


*****
トップに戻る

北海道の山:8の7・知床観光船

2015-08-01 | 北海道
北海道の山:8の7・知床観光船


2015年7月6日(月)



メンバーは羅臼岳登山、別働隊約2名は観光船で知床岬めぐり
としゃれこむ。
何てことはない、連日のトレッキングで足が悲鳴をあげ始めたので
山歩きはパスしたまでのこと。

乗船所要時間は3時間、ウトロ港から知床岬まで往復する。
その間ずーっと、船長は大音量マイクでガナリタテル。

ヒグマの親子連れ3頭が、海岸べりに降りてくる。
ラッキーなことに今日は親子連れを3ケ所で遠望する。

流氷による浸食でえぐられた岸壁が垂直にそそり立つ。
知床連峰が源頭であろう滝が幾筋も海に落下するさまは壮観である。

海中には延縄漁というのだろうか、網が張り巡らされている箇所が
数えきれない。観光船は網を避けて、上手に舵をきる。

遠音別岳から知床岳まで続く長大な知床連峰を乗船中、飽きず眺める。


(日程)
① 羅臼岳登山口・木下小屋まで散策 8.00~9:00

② オロンコ岩散策10:00~11:00

③ オシンコシン滝見物11:30~12:30

④ 知床観光船13:00~16:30

(宿)
岩尾別温泉「ホテル地のはて」

*****
木下小屋

クルマバムグラ

ユズリハ

クジャクシダ

サルメンチドリ

コクワガタ



オロンコ岩

カワラマツバ

シャジン

イブキジャコウソウ

ハマエンドウ

サマニヨモギ

ハマナス

マンテマ


ウミネコ水浴び

オシンコシンの滝


遊覧船から知床硫黄山

絶壁

垂直に落下する滝

滝と知床連峰

ヒグマ親子3頭

知床連峰

*****
トップに戻る

北海道の山:8の6・斜里岳

2015-07-31 | 北海道
北海道の山:8の6・斜里岳


2015年7月5日(日)



本日は斜里岳「山開きの日」に当たった。
登りにとった三井コースは登山者が少なかったが、清岳荘
へ降る新道コースは大賑わいである。
所々、残雪がある。
沢を何度も何度もわたり返すのだが、雪解け水で増水している。
沢の中をジャブジャブ歩くのも中々、愉快である。

岩尾別温泉の露天風呂も趣があった。


(歩程)
玉石の沢登山口(三井コース)7:00~ガマ岩9:20~斜里岳10:45(昼食)-11:20
~熊見峠13:08~清岳荘15:05

行動時間 8時間 05分 10.2キロ

地形図2.5万:斜里岳



(宿)
岩尾別温泉「ホテル地のはて」

*****
ガマ岩


斜里岳を見上げる

コケモモ

アズマギク

サマニヨモギ

斜里岳頂上
頂上の祠

エゾツガザクラ

イワウメ

お花畑

エゾイソツツジ

ヒメイチゲ

ミネザクラ

ハクサンチドリ

オオバナノエンレイソウ

山頂を見上げる

中央の丸い形が斜里岳

熊見峠

ホテルへ向かう車内からヒグマを見かけた

*****
トップに戻る

北海道の山:8の5・藻琴山

2015-07-31 | 北海道
北海道の山:8の5・藻琴山


2015年7月4日(土)



北海道の山も今日で五日目となる。

下山後に、清里町で昼食をとる。
山の書籍・絵画が展示されている美術館にも立ち寄る。

他にも「じゃが芋焼酎」工場では焼酎を試飲させていただく。
アルコ-ル度数・四〇度のミニボトルを買い求める。



(歩程)
ハイランド小清水8:40~屏風岩9:30~藻琴山9:50
~六合目広場10:41

行動時間  2時間 01分 4.9キロ

地形図2.5万:藻琴山

*****



(宿)
清里温泉「ホテル緑清荘」

*****

お地蔵さん

オガラバナ

屏風岩

藻琴山

ハクサンチドリ

ウコンウツギ

銀嶺水

ヤマブキショウマ

オオレイジンソウ

六合目広場・鳥居

*****
トップに戻る

北海道の山:8の4・摩周岳~西別岳

2015-07-30 | 北海道
北海道の山:8の4・摩周岳~西別岳

2015年7月3日(金)



知床に位置する硫黄岳とよく似た名称の「硫黄山」が阿寒にある。
現在でも噴煙をもうもうと噴出している活火山である。
本日の摩周岳登山前に、その硫黄山を見学した。

「霧の摩周湖」は惜しげもなく真っ青な湖面を見せてくれ、ラッキー!
摩周岳へ登る道すがら、広大なダケカンバ純林に見惚れながら通り抜ける。
摩周岳のてっぺんは切り立った崖の上に鎮座している。
紺碧色した摩周湖を眺めながら頂く昼食、あとから思い出すだに極上のひと時
ではあった。


(歩程)
第一展望台8:35~摩周岳11:29(昼食)-12:10~西別岳13:41
~西別岳登山口14:50

行動時間 6時間15分 14.4キロ
地形図2.5万:摩周湖南部



(宿)
川湯温泉「きたふくろう」

*****
知床ではなく阿寒の「硫黄山」

摩周湖
摩周岳(右奥)

チシマフウロ

ウツボグサ

ダケカンバ純林
 
エゾツツジ

イワギキョウ

ヨツバシオガマ

イワブクロ

摩周湖

白樺林

摩周岳(右)

ミネヤナギ

西別岳

西別岳山頂

摩周岳・摩周湖

雌阿寒岳(奥)

ニワゼキショウ

スズラン

*****
トップに戻る

北海道の山その3:雄阿寒岳

2015-07-19 | 北海道
北海道の山その3:雄阿寒岳


2015年7月2日(木) 



花が多い山。
膝を酷使する。明日の山に備えてマッサージ師に掛かる。
・・・これぞ、まさに「何とかの神頼み」 


(歩程)
雄阿寒岳登山口8:05~一合目8:57~三合目9:56
~五合目11:08~雄阿寒岳頂上11:57(昼食)-12:30
~四合目13:46~雄阿寒岳登山口15:19

行動時間 7時間14分 11.6キロ

地形図2.5万:オンネトー・雄阿寒岳

*****

(宿)
川湯温泉「きたふくろう」

*****

阿寒湖

一合目

三合目

ハクサンチドリ

イワウメ

五合目

雌阿寒岳と阿寒富士を眺望する

雄阿寒岳頂上

雄阿寒岳をみあげる

オンネトー湖を見下ろす

四合目まで下ってくる

ハンショウヅル

*******

1年前山梨:大峰~水無山~尾越山
山梨:大峰~水無山~尾越山
山梨:大峰~水無山~尾越山2014年7月14日(月)バス停上和田から歩き始める。登山口から大峰へは、地形図にないルートをベテラン山友は選択する。沢沿いに登り、源流ま...



*****
トップに戻る

北海道の山その2:雌阿寒岳

2015-07-18 | 北海道
北海道の山その2:雌阿寒岳


2015年7月1日(水)

エゾイソツツジが旬、登山道の両脇を彩る。
メアカンフスマ・メアカンキンバイ・イワブクロ(タルマイソウ)
も目を楽しませてくれる。

強風が吹き荒れる。吹き飛ばされないように足を踏ん張って頂上を踏む。
阿寒富士を断念して、ピストンで来た道を戻る。


(歩程)
雌阿寒温泉7:40~雌阿寒コース五合目~雌阿寒岳
~雌阿寒コース五合目に戻る~雌阿寒温泉12:30

行動時間 4時間 50分 6.6キロ
地形図2.5万:雌阿寒岳



(宿)
雌阿寒温泉「野中温泉別館」連泊

*****
一合目

コマクサ


峠からオンネトー湖・雌阿寒岳を望む

コケモモ

イソツツジ

メアカンフスマ?

イワブクロ

昼食のあと、頂上を目指し、さあ出発

登山道

雌阿寒岳、頂上

イソツツジ街道

*****
トップに戻る

北海道の山:その1

2015-07-17 | 北海道
北海道の山:その1


2015年6月30日(火)~7月7日(火)

連日の山歩きは、膝が悲鳴をあげる御老体である。
中一日は休養をとることにしようと心つもりして臨む。

7月6日の羅臼岳登山を欠席し、知床岬観光船ツアーを楽しむ。
流氷に削り取られた断崖絶壁・岸壁を伝う幾筋もの垂直の滝を船上から眺める。
ヒグマが海べりで何やら餌を漁っている。何れも親子連れを3回、観察できた。

北海道の山にはササダニが多い。
5人に1人の割合で、取りつかれる。即病院に掛けこんだ人もいる。
私も帰京する日の朝、足首に食らいついているニックキ奴を発見。
殺虫スプレーで応急処置してもらう。帰京した翌朝、自宅近くの病院で奴の頭部を除去する 




(日程)
6月30日(火)釧路湿原散策
7月1日(水)雌阿寒岳
7月2日(木)雄阿寒岳
7月3日(金)摩周岳~西別岳
7月4日(土)藻琴山
7月5日(日)斜里岳
7月6日(月)知床岬観光船
7月7日(日)知床五湖散策

(往路)
羽田空港7:45⇒
釧路空港9:25

(帰路)
女満別空港18:30⇒
羽田空港20:25

(費用)
¥156000(航空運賃、宿泊、送迎バス)

*****
6月30日(火)釧路湿原散策  

 釧路湿原に咲く花々を心ゆくまで観賞
する。
ヤナギトラノオは初めて見る花だった。
湿原を南北に貫く北海道自然歩道には度胆を抜かれた。
道内の自動車道路と同様、一直線にどこまでも伸びている。


(歩程)
釧路市湿原展望台11:20~
温根内ビジターセンター13:20

行動時間  2時間 00分



(宿)
雌阿寒温泉「野中温泉別館」

*****
釧路空港では「タンチョウツル」「シマフクロウ」
がお出迎え


ショウマ

紫色

青色

ヤチダモ

紅色

ヒメカイウ

ヤナギトラノオ

カキツバタ

クラバナロウゲ

峠から雄阿寒岳を望む

******
1年前:神奈川:逗子・古東海道
神奈川:逗子・古東海道
神奈川:逗子・古東海道2014年6月19日(木) その昔、逗子の港から房総へ海路で渡るルートがあったそうだ。わずかに残っている名残の道を古東海道という。マリンスポ...


******
1年前:神奈川:松田山ハーブガーデン~最明寺史跡公園
神奈川:松田山ハーブガーデン~最明寺史跡公園
神奈川:松田山ハーブガーデン~最明寺史跡公園2014年6月30日(月) ハイキングの起点駅として頻繁に利用する新松田駅からいつもは眺めるばかりだった松田山の南斜面を、...


******
1年前:東京:長沼公園~高幡不動
東京:長沼公園~高幡不動
東京:長沼公園~高幡不動2014年7月3日(木) 長沼公園から平山城址公園に向かう。両公園とも、東京都立多摩丘陵自然公園内に位置し、雑木林が続く道は涼しい。鳥の囀...


*****
トップに戻る

北海道:紅葉の大雪山めぐり

2013-09-23 | 北海道
北海道:紅葉の大雪山めぐり

2013年9月16日(月・祝)~19日(木)


出発の16日(月・祝)は台風18号の直撃で
空の便が殆どストップする。
幸運にも予約便6:40発だけはフライトする。

ワッチは遅刻したため、運行再開まで空港で12時間待つ。
旭川空港からタクシーをとばしてメンバーと合流する。

翌17日(火)と18日(水)は稜線上で強風が吹きすさぶ。
縦走予定を縮小して山麓歩きに切り替える。

19日(木)は旭岳の初冠雪を仰ぎ見ながらトレッキングする。
帰路の飛行機から、中秋の明月(しかも満月である)を見る。


《日程》
9月16日(月・祝) 羽田⇒旭川⇒大雪高原山荘(泊)
9月17日(火) 大雪高原山荘~緑岳~大雪高原山荘
          ⇒銀泉台~第一花園~銀泉台⇒層雲峡(泊)
9月18日(水) 層雲峡⇒黒岳七合目~黒岳~黒岳五合目⇒層雲峡
          ⇒旭岳温泉(泊) 
9月19日(木) 旭岳温泉 ⇒姿見~裾合分岐~当麻乗越
         ~愛山渓温泉⇒旭川⇒羽田

《往路》9月16日(月・祝)
羽田空港18:20
⇒旭川空港20:10(タクシー)
⇒大雪高原山荘22:00

《帰路》9月19日(木)
旭川空港19:45
⇒羽田空港21:10

《宿》
9月16日(月・祝)大雪高原山荘
9月17日(火)層雲峡YH
9月18日(水)旭岳温泉白樺荘

《費用》
¥89000(航空運賃・宿・チャーターバス・日帰り入浴)
¥19500(タクシー)旭川空港⇒大雪高原山荘

《歩程》

9月16日(月・祝) 
メンバーは大雪高原沼めぐり
ワッチは夜も更けてから、宿に到着

9月17日(火) 

大雪高原山荘6:58~緑岳直下9:50~大雪高原山荘に戻る11:20
バスで銀泉台へ移動
銀泉台14:31~第一花園15:24~銀泉台に戻る16:01

行動時間 5時間 52分 10.1キロ

**
第一花畑(大雪高原)

ハクサンコザクラ

アオノツガザクラ

リンドウ

第二花畑(大雪高原)

マルバシモツケ

緑岳見ゆ

銀泉台へ移動

銀泉台・第一花園あたりから紅葉を見る



ハクセンナズナ

コモチミミコウモリ

ウスユキトウヒレン

銀泉台・第一花園

ダイセツトリカブト

***

9月18日(水) 
黒岳七合目6:30~黒岳8:00~黒岳五合目9:56

行動時間 3時間26分

*
紅葉

ダイセツトリカブト(穂)

黒岳頂上

ウメバチソウ

スキー場の中を下山

モイワシャジン

イワハゼ(アカモノ)実

チングルマ紅葉
***

9月19日(木) 
姿見6:48~裾合分岐8:33~当麻乗越10:07
~沼ノ平11:09~愛山渓温泉13:30

行動時間 6時間42分 12.2キロ

*
旭岳、初冠雪した(姿見ノ池から)

名山遠望;夕張岳・オプタテシケ山・十勝岳・富良野岳

ロープウエー駅を振り返る

夫婦池に逆さ旭岳が投影する

エゾオヤマノリンドウ

裾合平

旭岳

ピウケナイ沢を渡渉(水が冷たい)

池塘

旭岳

神々が棲む庭

間宮岳

沼ノ平

ナガボノシロワレモコウ

モミジカラマツ

***
1年前・長野:岩菅山・笠岳・高社山
長野:岩菅山・笠岳・高社山
長野:岩菅山・笠岳・高社山2012年9月12日(水)夜~14日(金)Sクラブ山行に参加する。岩菅山は志賀高原の盟主である。岩菅山への途中、東館山高山植物園を通る。この...

***********

トップに戻る


***

北海道;五色岳~忠別岳~小泉岳~緑岳

2010-08-03 | 北海道
北海道;五色ヶ原~忠別岳~高根ヶ原
~小泉岳~緑岳~大雪高原温泉

2010年7月26日(月)~7月30日(金)
             4泊5日

糠平温泉を拠点にして、表大雪東側をめぐる。

【往路】7月26日(月)
羽田空港7:45
⇒とかち帯広空港9:20-9:35(リムジン)
⇒帯広バスターミナル10:18-14:00(十勝バス)
⇒バス停・糠平中央公園前 15:41
~糠平温泉・「森のふくろう」

【復路】7月30日(金)
糠平温泉・「森のふくろう」
~バス停・糠平中央公園前7:41(十勝バス)
⇒帯広バスターミナル 9:24-11:45(リムジン)
⇒とかち帯広空港12:38-13:45
⇒羽田空港15:25

【日程】
7月26日(月)糠平温泉・「森のふくろう」(泊)
7月27日(火)五色ヶ原~忠別岳避難小屋(泊)
7月28日(水)高根ヶ原~白雲岳避難小屋(泊)
7月29日(木)小泉岳~緑岳~大雪高原温泉
      ⇒糠平温泉・「森のふくろう」(泊)
7月30日(金)帰宅

【宿】
7月26日(月)糠平温泉・「森のふくろう」
7月27日(火)忠別岳避難小屋
7月28日(水)白雲岳避難小屋
7月29日(木)糠平温泉・「森のふくろう」

【費用】
交通費
 航空運賃  23800
 リムジンバス  2000
 路線バス   2540
  
宿
 白雲岳避難小屋  1000
 森のふくろう  15000(2泊) 
  
  
============

【歩行】

7月27日(火)
糠平温泉・「森のふくろう」3:00(送迎)
⇒クチャンベツ沼ノ原登山口4:15 歩行開始
~沼ノ原分岐6:05 ~キャンプ指定地6:21~五色の水場 
~1700m木道 ~五色ヶ原~五色岳10:46
~忠別岳避難小屋分岐11:32  ~忠別岳避難小屋11:56(泊)

行動時間7時間41分 13.2㌔



今日の行程は長い。
「森のふくろう」のSさんが出発は3時でいいですかと申し出てくださるので
お言葉に甘えて未明3時に車で宿を出発。

クチャンベツ沼ノ原登山口から歩き始めるや、蚊の大群に歓迎される。
虫よけリングを取り出している間にも、容赦なくチクチク刺され、痒いのなんの・・

沼ノ原湿原に敷設されている木道は新しくなっている。

真新しい木道を通り、キャンプ指定地の大沼へ直進してしまう。
沼の畔で幕営している人がテントから顔を出して、古い木道へ右折するのがコースだよと
親切に教えてくれる。
大沼は海かと思うばかりに増水して、テント脇までヒタヒタ水が押し寄せている。

五色ヶ原あたりで、ヒサゴ沼から下山してくる人、6組ほどとすれ違う。
明日以降も天候回復が望めないので、予定を切り上げて早めの下山をする人が多い。
低気圧が次々に発生しているそうだ。
これから登るワッチはどうなるの・・

五色ヶ原はお花畑の連続、見渡すかぎりのチングルマ・ハクサンイチゲ・シナノキンバイ
でっかいどう、さすが北海道ならでは・・その感激たるや!
デジカメを回し、動画を撮るは、撮るは・・
思う存分、花を撮る。

1700mものながーい木道が五色岳直下まで延びる。

五色岳を登る頃、小雨が止む。
ガスが視界を閉ざし、トムラウシも石狩岳も望めない。
稜線は強風が吹き荒れている。
コマクサの花が、風で吹きちぎれんばかり。

忠別岳避難小屋の客は親子2人(テントを撤収して小屋にきた)と、男女混合4人組
だけだ。

夜、雨風強し。窓の隙間から雨が降りこみ、シュラフが濡れる。


*****

クチャンベツ沼ノ原登山口  

沼ノ原分岐
 

キャンプ指定地

五色の水場 

1700m木道 

五色ヶ原
お花の群生が連続する。
  

五色岳

↓ 
忠別岳避難小屋分岐

忠別岳避難小屋(泊)


============

7月28日(水) 
忠別岳避難小屋6:19 ~忠別岳8:21 ~忠別沼9:28 
~高根ヶ原 ~三笠新道分岐12:07 
~白雲岳避難小屋13:48(泊)

行動時間7時間29分 11.3㌔



同宿の2組が起床するのを待って、支度を始める。
親子はヒサゴ沼を、4人組は私と同じく白雲岳避難小屋を目指す。
雨は降ったり止んだり、稜線を吹き抜ける風の勢いは依然としておさまらない。

今日のコースはコマクサ街道と名付けたい。
忠別岳から白雲岳避難小屋まで延々とコマクサが咲く。
寡聞にして、こんなに長い区間コマクサが連続して咲いているのは、ほかに知らない。
コマクサにとって必須条件である霧が、発生しやすい地形なのだろう

一部、ハイマツが両側から行く手を遮り、通行を邪魔する。

連日の降雨でルートが川になっている箇所も多い。

黄色ペンキとケルンがコースを明瞭に示してくれる。


*****

忠別岳避難小屋 

忠別岳
 

忠別沼
増水してあふれんばかり

↓ 
高根ヶ原から三笠新道方面を見下ろす
ヒグマ監視人がガスを透かして熊の観察をしている。

 

三笠新道分岐


白雲岳避難小屋(泊)


============

7月29日(木) 
白雲岳避難小屋5:14 ~白雲分岐5:51  
~小泉岳6:06 ~板垣新道分岐6:38~緑岳6:58 
~第一花畑8:35~大雪高原温泉・ヒグマ情報センター9:57
⇒ 糠平温泉・「森のふくろう」(泊)

行動時間4時間43分 8.15㌔

夜が明ける4時までは静かにという暗黙の了解を全員が守る。

激しい吹き降りの中を歩き始める。
稜線に出ると強風に吹き飛ばされそうになる。白雲岳は割愛しよう。

小泉岳~緑岳間は又々、コマクサ行列隊のお出迎えを受ける。
花の盛りは過ぎているものの、風にゆらぐピンクの妖精たちに目を奪われる。


*****

白雲岳避難小屋を振り返る



白雲分岐


小泉岳


板垣新道分岐
板垣新道は残雪が多く、高山植物は未だ咲いていないらしい。


緑岳への登りで私の足元をチョロチョロと素早く駆け抜けるネズミがいる。
あっという間の出来事、ネズミそっくりだったがナキウサギに違いない。
巣穴に隠れて2度と姿を見せることはなかった。

緑岳
巨岩ゴロゴロの急な下り、おまけに岩が濡れて滑りやすい、慎重を期す。
黄色ペンキがルートを示す。


第二花畑への下り
ロープがぶら下がっている

第二花畑
百花繚乱はこれから間もなく始まるようだ、今は花なし。


第二花畑
池塘


雪渓をわたる


見晴台
高根ケ原方面が見えている


第一花畑
登山道の整備をする人が登ってくる。
私が下りてくる時、まっさらの草刈り鎌が残されていた。
そこから続きの作業をされるのだろう。
この方の手によって、登山道は刈払いがなされ、丸太の階には滑り止めのギザギザが施されている。道理で手入れのいきとどいた登山道だなと思った訳だわ。

大雪高原温泉・ヒグマ情報センター
ワーイ、山旅ゴールインだよん

沸々、ボコボコ沸き立つ泥湯


地熱で湯気が上がる


大雪高原温泉


大雪高原温泉露天風呂
白濁・ぬるぬる感がいかにも効能ありそう。
食堂のランチ;山菜・岩魚・鍋物にも大満足。


送迎⇒ 糠平温泉・「森のふくろう」
公衆電話で、「森のふくろう」Sさんにお迎えを依頼する。
送迎してくださるお陰で、タイムロスがなく体力的にも楽だ。
宿に戻り、お昼寝する 

============
北海道;五色岳~忠別岳~小泉岳~緑岳で見た花 

トップに戻る