閣僚の辞任ドミノ、旧統一教会問題、物価高、そしてコロナ第8波の到来と、このところ暗い話題ばかりだったが、このニュースには気分が晴れた。サッカーのワールドカップで、世界ランキング24位の日本代表が同11位のドイツ代表に逆転勝ち。ドイツはこれまで4度の優勝経験を誇る強豪だ。そのチームに勝ったとなれば大金星、サムライブルーがまばゆい。
昨夜のドイツ戦は中継で視聴できなかったが、けさダイジェスト版で見た。前半を1点でしのぎ、1点を追う後半は堂安選手や浅野選手、三笘薫選手といった攻撃的な選手を森保監督が次々と投入して徐々に主導権を握り、30分にゴール前のこぼれ球を堂安が押し込んで同点に。38分にはロングパスを受けた浅野がそのままドリブルで持ち込み右足でシュートを決めて勝ち越した。このあとはドイツの反撃をかわし、2対1で勝って、勝ち点3を獲得した。前回2018年のロシア大会に続く白星スタートだ。
日本サッカー界の育ての親はドイツ人のデットマール・クラマー氏(故人)。同氏は日本サッカー界初の外国人コーチであり、サッカー日本代表の基礎をつくり、日本サッカーリーグの創設にも尽力したことから「日本サッカーの父」と称された人だ(Wikipedia「デットマール・クラマー」)。
ふと気になったのは、ではドイツのメディアはどう伝えているのか。国営メディア「ドイチェ・ヴェレ (Deutsche Welle) 」は「Germany haunted by ghosts of Russia in opening-game defeat」の見出しで、「ロシアの幽霊に悩まされる」と。前回ロシア大会のときも、ドイツは初戦メキシコを相手に0-1で敗れた。2戦目のスウェーデン戦は2-1の勝利をおさめ、グループステージ突破の可能性を残したものの、3戦目の韓国戦で0-2の敗戦を喫し、まさかの最下位で敗退している。その悪夢がよみがえることを「ロシアの幽霊」と称しているようだ。
日本は今月27日、1次リーグの第2戦で世界31位のコスタリカと対戦する。
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