キハ10の黒い影 - TOMIX

2010-05-05 21:42:55 | TOMIX-気動車

今年の大型連休は、車両たちのメンテナンスを中心に行いました。久しぶりにTOMIXキハ16を走行させましたが、走りに問題は認められませんでした。しかし、M車の「灯り窓」がとんでもないことになっておりました。


問題のキハ16M車と「灯り窓

走行させたキハ16は、数年前に某模型店の在庫を購入したものです。取扱説明書はver.1 2005年3月となっておりました。

TOMIXキハ10系は、車体下回りを利用して扉下の「灯り窓」を再現しています。その仕組みについて、まずT車の場合について説明します。「灯り窓」が黒くなるように、下回りの部分に黒色パーツが使われています。車体の位置をずらすと、「灯り窓」は黒くなりません。


通常の「灯り窓」の様子


車体と下回りを外した状態


車体の位置をずらした時の「灯り窓」の様子

ところがM車の場合には、下回りがダイキャストのため、該当する部分に黒色パーツが使えないようで、どうやら黒く塗装したようです。ところが、下図のように弊社のキハ16Mの「灯り窓」に白い筋が・・・どうやら塗装が剥がれたようです。


キハ16M車の下回り           「灯り窓」の表現部分


キハ16M車の「灯り窓」の様子

車体内部を確認してみました。すると剥がれた塗料が「灯り窓」の一部に付着していました。恐る恐る触ってみましたが、見事に指先が黒くなりました。「灯り窓 は4カ所ありますが、全てこんな感じです。一番軽度の状態を左下に、重度を右下に示します。


灯り窓」に塗料が付着した様子


車体のみの様子

昨年再生産されたキハ10M車が手元にありましたので、確認のため車体を外してみました。すると、「灯り窓」のところは、しっかりと黒く塗装が施されておりました。手元に再生産されたキハ16M車および初期生産のキハ10M車がないので、なんとも言い切れませんが、もしかしたら再生産品から何かしらの対策が施されたのでしょうか?


再生産されたキハ10M車の「灯り窓 

これは、「ガンダムカラー(ブラック)、行きまーす」かな?!

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Go! Go! キハ55 - TOMIX

2009-11-14 23:54:09 | TOMIX-気動車

週末には何を走らせようかと色々と思いを巡らしていましたが、ここ最近休車状態にあったTOMIXキハ55系を今日は久しぶりにのんびりと走らせてみました。


レイアウトを疾走するTOMIXキハ55系

キハ55系が新規発売された時、全く購入しませんでした。しかし、TOMIXキハ20系を新規購入し始めた2007年頃から、徐々に増備をはじめました。色々な模型店巡りをしながら、「キハ55系探し」をしましたが、キハ55(一段窓)M車の在庫が見当たらず、苦労したのを思い出します。しかし、現在ではキハ55系もかなりの両数となりました。

ご存じの通り、HG仕様となっているため、各種取り付けパーツが豊富に付属しています。幌の有無が選択できるようになっていますが、取り付けるとかなり印象が変わります。幌好きな小生は、何のためらいもなく幌を取り付けていますが、何両かは幌無しで運用しています。


幌をつけた様子             幌無しの様子

気持ちよく疾走するキハを眺めているだけで、心地よい休養になりました。

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キハ58 美白の証明(照明)?! - TOMIX

2009-08-22 23:23:13 | TOMIX-気動車

前回旧製品に取り付けた前面方向幕を、もう少し奥に設置する作業とあわせて、電球色を白色化することを試みました。


リニューアル品の方向幕を取り付けた旧製品
(撮影時の環境により色合いが少し黄ばんでいます)

リニューアル品TOMIXキハ58-400の導光部パーツが薄水色だったので、旧製品の導光部もそれに近い色で塗装することを考え、模型店で近い色を探してみました。今回は「水性ホビーカラー スモークブルー H-96(株式会社GSIクレオス製)を購入してみました。


購入したスモークブルー

早速車体をバラし、ライトユニットから導光部を取り外します。光が入る部分だけ塗装すれば問題ないと考え、導光部の先端部だけを塗装し、再び取り付けました。


導光部の先端部だけを塗装

一方、前面方向幕をもう少し奥に取り付けるために、パーツをもう少し切削することにしました。切削に用いたのは、事務用カッターナイフです。切断したい部分に歯を押し当て、そのままゆっくりと歯を押し込むようにしました(前回も同じ手法で切断しました)。


切断に用いたカッター         切断前の前面方向幕


切断の様子               切断後の前面方向幕

ライトユニットと前面方向幕の接着面にも一応スモークブルーを塗装しました。


ライトユニットおよび前面方向幕の接着面にも塗装した様子

塗装が乾いたところで、両者を接着し、車体に戻してみました。早速、点灯状態の確認とリニューアル品との比較をしてみました。左がリニューアル品、右が旧製品加工品です。


リニューアル品            加工した旧製品

うーむ。ご覧の通り、今回は(も!?)上手くいきませんでした。一つは前面方向幕が傾いていること。恐らく、切断する際にきちんと直角がでなかったのでしょう。そして、照明の色ですが、明らかに白色化にまでは至っていません。塗装する前よりかは白色化したような感じもしますが、リニューアル品のようにはっきりとした色合いにはほど遠いようです。選択した塗装色や塗装部分に問題があったのかもしれません。

まあ、「失敗は成功のもと」。 また挑戦してみます。

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キハ58 の玉に瑕 - TOMIX

2009-08-21 22:58:33 | TOMIX-気動車

昨日、次のようなコメントをヒマ人様から頂戴しました。

「側窓のもっともデッキ側(運転台と反対側です)に傷がないでしょうか。当方では新品購入の数量と昔からある何両か、すべてに見られます。」

ヒマ人様のブログを参照してみたところ、確かにヒマ人様のキハ58には傷が入っておりました。「これは、これは」と思い、早速当方のリニューアル品キハ58-400について確認したところ、当方のキハにもはっきりと傷がありました。ヒマ人様のように綺麗に撮影できませんでしたが、傷の様子を簡単にまとめてみました。左下図の白枠のところが該当する場所、右下図がその拡大図です。


該当する窓位置              その窓の拡大

今回、リニューアル品を2両購入したのですが、1両は片方だけ、もう一両は左右両側にありました。コメントを頂くまで気づきませんでした。


反対側の傷                無傷だった窓

念のため、車体をバラし窓枠を確認してみました。窓の表面以外にもパーツの縁にまで傷が延びています。


窓パーツに入っていた傷

これ以外にないかどうかよく見てみると、小生の購入したキハ58にはもう一カ所傷がありました。左下図の白枠のところです。この傷は2両ともあり、しかも左右両側に入っていました。


傷がある窓の位置           その窓の拡大

旧製品キハ58-400も確認してみましたが、上記と同様の2カ所、それぞれ左右両側に傷がありました。


旧製品
のデッキ側の傷

折角なので、所有する他の旧製品キハ58群(パノラミックウインドータイプ)について確認したところ、次のような結果を得ました。


キハ65


キハ28-500


キハ58-1500

全てのキハ58について「/」のような傷が車両運転台側に入っていましたが、デッキ側にはありませんでした。

ほぼ全ての製品に傷が入っているので、製造工程で生じたものだと思われますが、ちょっと残念な結果になってしまいました。

最後ではありますが、コメントお寄せ頂きましたヒマ人様にこの場をお借りして御礼申し上げます。

追記
マー坊様から傷の発生に関するメーカからの回答文をコメントとしてお寄せ頂きました。このコメントにより今回の傷について概ね理解することができました。是非、皆様もマー坊様からのコメントをご一読いただければ幸いです。マー坊様、誠にありがとうございました。大変参考になりました。

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ゴメンよ キハ58 - TOMIX

2009-08-19 23:07:35 | TOMIX-気動車

まだまだ残暑が続きます。昨夜も寝付けなったので、鉄道雑誌をパラパラとめくり、キハ58の記事を読み返していたのですが、とんでもないことに気が付きました。

先日取り付けたキハ58の前面方向幕ですが、お恥ずかしいことに取り付け位置が間違っていたのです!実車の前面方向幕は、もう少し奥まったところに位置していました。

早速、手元のキハ58を修正することにしました。すると、今回のリニューアル品は実に細かいところまで作られていることがわかりました。


間違った取り付け位置        正しい取り付け位置

あえて「正しい取り付け位置」と表記しましたが、取り付けてみて色々なことが納得できました。無知とは本当に恐ろしい・・・

前面方向幕パーツですが、単純に細長い形でなく、差込み部分が複雑な形状をしています。切り出したとき、なぜ下図に示した赤丸の「くさび」状になっているのか、そこまで頭が回りませんでした。


右側が差し込む方向

これを「正しい位置」に取り付けると、ライトユニットのところで、きちんと「くさび」がピッタリと合致する構造になっているのです。


正しい取り付け位置」での状態

突然話が変わりますが、製品には先端が「マイナス」形状の「スイッチバー」が1本付属しております。ライト類のON-OFFさせるスイッチを操作させるために付属しているのですが、今回はそれ以外にも大活躍してくれました。


付属品の「スイッチバー」とその先端

前面方向幕をどうやって押し込もうかと考えていたとき、ちょうどこの「スイッチバー」が目に留まり、試しに押し当ててみたところ、なんと見事なまでに「BINGO!」でした。
「百聞は一見に如かず」


前面方向幕に「スイッチバー」を押し当てた様子

スイッチバー」を使って、これ以上奥に行かないところまで前面方向幕を押し込みました。念のため、車体を外してライトユニットを確認してみましたが、上図のように「くさび」が合致していました。恐らく、これがTOMIXの意図する「正しい取り付け位置」なのでしょう。改めて取扱説明書を読み返してみましたが、前面方向幕についてはあまり詳しく記載されていないようです。

あるいは、このように押し込まず、一度車体をバラしてライトユニットを取り外し、ライトユニットへ直接前面方向幕を「正しい位置」に取り付け、組み直すことも出来ます。この方法は面倒ですが、前面方向幕表面を傷つける心配がないかと思われます。


前面方向幕を押し込んだ様子

旧製品が表面にシールを貼る方式だったので、なんの疑いもなくリニューアル品も同様に前面方向幕を手前に設置していました。しかし、今回のリニューアル品は実車同様に奥へ配置できる設計になっているようです。偉そうなこと書いていた自分が恥ずかしい限りです。前回加工した旧製品も修正しようと思います。

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