TOMIXのEF66の台車枠(DT133N形品番0433)ですが、新しい部品と交換したため、手元には壊してしまった台車枠が残りました。このまま片づけてしまうのも何なので、自己流で修理してみることにしました。
止めが効かなくなったEF66用台車枠
止めが効かなくなったのは、下図の赤円内にあるツメが短くなってしまったためです。そこで、このツメを元の長さに戻せば止めが効くようになるはずです。何か良い方法がないか色々考えてみたところ、ちょうど良いものがありました。ホッチキスの針です。これならば、加工も容易ですし、部品代もほとんどかからず、強度も期待できそうです。
壊してしまったツメ
早速、ホッチキスの針の、短辺(赤円)の方を6:4程度に分割するようニッパで切り出し、長い方を用いることにしました。
修理に用いたホッチキスの針 ニッパで切り出した針
一方、台車枠ですが、先ほどの赤円内のツメをニッパで綺麗に切断し、ピンバイスでホッチキスの針を取り付ける穴を貫通させました。今回、ピンバイス径として0.5mmを選択しましたが、0.4mmの方が良かったかもしれません。
貫通させる穴の位置は、残存しているツメの場所などを参考にしつつ、「天性の適当さ」で穴の位置を決めました(一発勝負の割には、本当にいい加減で す・・・)。開いたには開いたのですが、位置がやや上・内側すぎました。下の写真よりも、もう少し下・外側で良かったと思われます。
ピンバイスで開けた穴と位置
開けた穴に針を通してみましたが、イメージとは異なる位置になってしまいました。もう一度、開け直すことを考えましたが、穴の直近に新たな穴を開けるのは難しいと判断しました。そこで、ホッチキスの針を少し曲げて、強引に目的とする場所で支持できるようにしました。
針の取り付け位置
ピンバイス径0.5mmで開けましたが、やや緩い感じがしますので、接着剤も併用して固定することにしました。これで概ね針は固定されると思われます。
台車枠を元に戻してみました。正常品と比べると、やや傾いておりますが、以前と比べてきちんと止めが効くようになりました。恐らくこれで大丈夫でしょう。
針で修理した台車
修理した台車の様子 正常品の台車の様子
EF66に戻してみたところです。針の場所もそれほど目立たないように思われます。のぞき込めば、見えてしまいますが、どうしてもというのであれば、軽く着色すれば改善できると思われます。
修理した台車の外観 修理痕の様子
本線で試運転を行ってみましたが、問題なく走行したので、台車枠の修理は「これにて一件落着」です。修理時間は30分程度だったでしょうか。
私事で大変恐縮ですが、ここに来て「夏の疲れ」がどっと出たのか、体調をすっかり崩してしまいました。この連休中に開催されるイベントに出かけようと思っていたのですが、残念です。皆様も、お体ご自愛くださいませ。
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