きっかけは、模型店で再生産されたTOMIXのEF66(特急牽引機)を見てからでした。コキスパイラルならぬ、「ロクロクスパイラル」なのか、購入したい気持ちをグッと堪え、何とか帰宅し、特急牽引機の代わりにTOMIXのEF66(後期型)を走らせながら、ロクロクスパイラルを抑えておりました。
周回させているうちに、走りにやや勢いがなくなってきたので、そろそろ整備しようと思い、台車の埃取り等を行いました。その後、本線出場させてから異音が発生し始めました。
そのときは、なぜ異音が発生するのようになったのか判りませんでしたが、ゆっくり考えてみると原因らしきものが浮かび上がりました。
昨夜の推論を検証するために、おかしくなった台車を確認してみました。案の定、以前の54号機と同様に台車枠がきちんと収まっていません(注:撮影のため、少しずれを強調しております)。下左図が異音を発生する台車で、下右図が正常な台車です。
異音が生じる台車 正常な台車
TOMIXのEF66の動力台車は、ギアボックス側の溝(下左図)と台車枠の「ツメ」(下右図)との凹凸関係により、しっかり固定される構造になっています。
ギアボックス側の止め位置 台車枠側のツメ
異音が発生する台車枠を見てみると、台車枠のツメが欠損している(短くなっている)のが判ります。どうやら、台車枠を外す際に、この「ツメ」を破損させてしまい、そのため台車枠の「止め」が効かなくなったものと思われます。
ツメが欠損した台車枠 正常な台車枠のツメ
ちなみに、異音が発生した54号機の台車枠を確認してみたところ、やはり「ツメ」が破損して(短くなって)おりました。
ツメが欠損した54号機の台車枠 正常な54号機の台車枠のツメ
後期型も54号機と同様に台車枠を削って対応したところ、異音の発生はなくなりました。しかし、「止め」を効かすことまでには至っておりません。
以上のことから、異音の発生はEF66が悪かった訳ではなく、安易に台車を分解し、台車枠を破損させた自分に非があったのです。
TOMIXならびにEF66にこの場をお借りしてお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
近いうちに動力台車を購入して修繕する予定です。また、TOMIXのEF66の台車を分解するときは、上記のツメに細心の注意を払う必要があろうかと思われます。
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