そんな頃・・・
サチコの旅は続いておった。
あの大きな筒はちょっと横に置いておいて・・・
緑の土を練り込んでおったのじゃ。
次なる工程への仕込みとして。
これを薄く伸ばし、小さな切片を切り出すと・・・
おもむろにひろげたのじゃ。
旅の終着地点へと向かう海図を・・・
いや、いよいよ作品の完成へと向かう設計図を。
このようなチップを精密にナンバリングし・・・
成形を終えた傘立てに海図をトレース・・・
いやはや・・・
ここに貼り付けていこうという算段じゃ。
なんという執念深さであろうか・・・
ところがじゃ・・・!
サチコの旅は、ここでもまだ終わらぬのじゃ・・・
つづく・・・
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園