【Sh2-106】
赤経:20h27m27s 赤緯:+37゚23' 49"
星座:はくちょう座
視直径:3'
他カタログNo.:-
ニックネーム:スノーエンジェル星雲(The Celestial Snow Angel nebula)
南中日時(@東京):6月9日03時,7月25日00時,9月8日21時 ※あくまで目安です。
撮影日時:2023/09/12 22:27
撮影地:静岡県東伊豆町
撮影機材:キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,StarScapeフィルター使用,
タカハシEM-200Temma2M赤道儀,ペンシルボーグ+QHY5LⅡM+StellaShot2により恒星ガイド
撮影条件:ISO1600,露出5分×12コマ
画像処理:Digital Photo Professional4にて現像,ステライメージVer.8,Photoshop2024にて処理
トリミングあり
メモ:はくちょう座を形作る大きな十字の星の並び(「北十字」とも呼ばれる)の真ん中の星に当たる
「サドル」から南南東へ3度ほど離れたところにある非常に小さなHⅡ領域です。惑星状星雲に
ありがちな双極構造を持っていて、中央にくびれのある形態をしていますが、実体は星形成の
場であるとされています。「スノーエンジェル星雲」という愛称が付いており、ハッブル宇宙
望遠鏡が撮影したクローズアップ画像を見ると、そのように名付けられた理由も頷けますが、
上の写真のように拡大率不足のイメージでは「こけし」を連想させる形態にしか見えません。
小さくて淡いため、大口径の望遠鏡を使っても眼視確認は困難とみられ、見えたとしても南側
の明るい部分だけでしょう。撮影対象としても不人気な天体ですが、長焦点の光学系で狙うと
面白いかもしれません。
星図:
AstroArts社ステラナビゲータにて作成