来春に明るくなると期待されるポンス・ブルックス彗星は、ちょうど1か月前に撮影した際にはほとんど点像で
暗く写ってましたが、先週半ばに再び急増光したらしく、金曜日の宵にその確認のため、また撮影してみました。
【ポンス・ブルックス彗星(12P)10/12】
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,STARRY NIGHTフィルター,1.6倍クロップ,
総露出時間12分(2分×6コマ,加算メトカーフコンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,等倍トリミング,新潟県十日町市にて
前回の撮影時とは一変して、淡く広がった拡散状の姿になってました。信頼スジによると光度は11等台前半。
約2か月半で2度もアウトバーストが起こるとはねぇ。彗星本体から急激な物質放出が発生したことになりますが、
これが来年4月の最盛期にどう影響するのか気になるところです。もし大規模崩壊に向かう過程の現象であれば、
最終的に期待外れとなるかもしれず、逆に観測好期のタイミングで適度に分裂等が起これば予想外に明るくなり、
長い尾を棚引かせた姿に成長する可能性があります。もちろん後者になって欲しいと願いつつ、撮影チャンスが
あれば今後も追跡していきたいと思います。
見事に写し込んでおられますね。
撮影の基本が頭で働かない爺ちゃん
は見惚れるばかりです。
今も外にでたら星が少し撮ってみます!
ありがとうございました。
また、☆撮りオタク丸出しの記事にお付き合いくださり恐れ入ります。
この彗星の昔の観測記録によると、どうやら爆発癖があるみたいで、
前回(1954年)の回帰時にも不安定な光度変化を示したらしいです。
半年後にどんな姿を見せてくれるのか楽しみです。