昨夜、三大流星群の1つである「しぶんぎ座流星群」が見頃を迎えました。
今年の予想極大は日本時間4日0時頃で、輻射点は地平から昇ってきてはいるものの
かなり低いため、出現数に大きな期待はできない感じでした。一方、月は1/3の20時
には沈んでしまうので、月明の影響は皆無の好条件でした。
肝心の天気は、当地では3日の夕方から雲が多く、宵にはほとんどベタ曇りとなって
しまいましたが、深夜になって雲が切れ始め、日付が変わる時間帯に大きな晴れ間
が広がりました。そこで、ベランダからCMOSカメラにて動画撮影を敢行。4日0時台
に数個の流星を捉えました。そのうちで明るめの2つについて動画フレームを比較明
合成し、得られたスチル画像2つがコレです。
どちらもマイナス等級には達してなかったと思われますが、写真では割としっかり
したイメージになりました。これらがしぶんぎ群流星なのかどうか判断するため、
星空シミュレーションソフトにて狙った方向ではどんな向きで流れてくるのか確認
してみると・・・
実写イメージとシミュレーション画像の比較から同群の流星と判定できそうです。
残念ながら1時台になると再びベタ曇りとなって、2時半まで粘りましたが、回復は
望めそうにないので機材を撤収しました。ちなみに電波観測結果のグラフを見ると
4日未明から明け方にかけて150~100個/時レベルの活動があったようです。昨年の
1/5未明の活動と同等レベルって感じでしょうか。
先月のふたご座流星群を迎撃した静岡県東部地域では比較的よく晴れていたらしい
ので、遠征すればよかったなぁーって、ちょっと後悔してます。
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