シリーズで紹介している五島プラネタリウムのリーフレットの第19弾は1980年8月配布のものです。
表紙を見ると、この月の話題として「プトレマイオス・コペルニクスから現代へ」が掲げられてました。
その上に「サマー・スペシャル'80」との表記がありますが、投影で特別な内容があったのかどうか、残念ながら
記憶にありません。
2ページ目には月例の話題に沿った「天動説と地動説」についての記述があり、その右にはプトレマイオスによる
周転円モデルが図示されてます。惑星が不思議な動き(逆行現象)を見せるのは、小さな円軌道を描きながら地球を
周回しているためだと説明するものです。一方、コペルニクスによる地動説では惑星の動きをスマートに解明する
ことができ、後の「ケプラーの法則」につながって揺るぎない説となりました。説明の最後にコペルニクスの出身
国ポーランドの大使館から協力を得たとの記述があるので、それに基づく投影内容が「サマー・スペシャル'80」
だったのかもしれません。でも印象に残ってないんですよねー・・・
3ページ目の「今月の観望メモ」の最後にペルセウス座流星群の記述があって、当時から1時間に約100個の出現が
期待できる流星群だったことが分かります。特にこの年は極大夜が新月で、観測条件は良好だったはずですけど、
残念ながら日本では天候不順で観測記録は少なかったようです。
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