年明け早々に予想外の増光を見せてくれたアトラス彗星(C/2024 G3)は光度が低下
するとともに南天に移動してしまって、本州からは観測困難な状況になりました。
観測条件が良好な南半球では下記リンク先で見られるような大彗星らしい姿が撮影
されてます。
幅広のダストテイルが幾筋にも分かれた姿が印象的で、物凄~く羨ましいです。
さて、この大彗星の出現によりICQ(国際彗星季報)のwebサイト内にある明るく観測
された彗星(1935年以降に出現した彗星)のランキングがアップデートされました。
下記に当該webページへのリンクを貼っておきます。
Brightest comets seen since 1935
アトラス彗星(C/2024 G3)は、最大到達光度(peak m1)が括弧付きで不確かさがある
との評価ながらマイナス2等となっており、堂々の第5位にランクインしました。
これは昨年秋に話題となった紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)を超える順位で、
今世紀に入ってからは2番目に明るい彗星ということになってます。
それにしても、このランキングが僅か3か月足らずで更新されるとはちょっと吃驚
です。2020年代はまだ半ばですが、これで6個の彗星がランクインしたことになり
ます。この調子でいくと2000年代の10個を超えそうなペースなので、この先も期待
したいですが、どうなるでしょうかねぇ。次は北半球で観測条件の良好なグレート
コメットが出現してくれることを願ってます。
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