Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
1/4未明~明け方 しぶんぎ座流星群が極大

これで36冊目

2011-11-22 12:00:00 | きまぐれ日記

その年の天文情報や天文データなどをまとめた本である「天文年鑑」を購入。

毎年11月下旬に翌年版が発売され、先週末ぐらいに2012年版が本屋に並んだようです。

個人的には1977年版から毎年欠かさず購入してきまして、これが36冊目になります。

ネット全盛の今の時代でも、天文現象などをチェックするのに重宝してます。

内容が毎年ほとんど変らないようなページもあるんですけどね。

2012年版の表紙には2010年1月15日に中部アフリカ~インド洋~ミャンマー~中国で

観測された金環日食の写真が採用されてました。2011年版も同日の金環日食の連続写真

が使われてたんですが、2012年版にも採用された訳は、5月21日に日本国内の広い地域で

金環日食が観測できるためと考えられます。なにせ来年最大の天文イベントですからね。

で、鬼に笑われそうですが、金環日食以外で来年期待できそうな天文現象等をチェック

してみたところ、次のようなものが目にとまりました。

①2~3月頃:ガラッド彗星が見頃を迎える(予想光度6等級)。
②6月6日:金星が日面通過(太陽の前を金星が横切っていく現象)
③8月14日:金星食(金星が月に隠される現象)
④11月27日:金星と土星が見かけ上大接近
⑤12月13日:ふたご座流星群が活動ピークを迎える(月明の影響が皆無で絶好条件)。

②は2004年にも観測されましたが、実は皆既日食や金環日食よりも希な現象で、

来年起こった後は、なんと2117年まで見られないそうです。失明しないように十分な

減光対策をして観望したいですね。肉眼でもなんとか見える可能性があるので、

5月の金環日食の観望で必須となる「日食メガネ」を使い回すといいかも?

③も意外と珍しい現象です。双眼鏡があると、より一層楽しめると思います。

⑤はここ数年で最良の条件のようで、一晩中観測すれば数百個ほど目撃できるかも

しれません。


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
パワーおやじ [2011年11月23日 18:39]
びっくり!
こんな年鑑があるんですね!

私は、星とかには、まったく縁が無いので
内容も解りませんが、趣味の世界は、深い・・・・・

ですね。

fornax8 [2011年11月23日 19:29]
パワーおやじさん、マニアックな記事にコメントを頂き恐縮です。
一般の方々にはほとんど知られてない本だと思います。
来週にはコレとは別の出版社から「星空年鑑2012」という本も発売されます。
そちらはイラストや写真が多くて分かりやすく、DVDなんかも付いてるようです。
似たような書籍は他にもあるんですが、個人的には「天文年鑑」を愛用してます。


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