その年の天文情報や天文データなどをまとめた本である「天文年鑑」を購入。
毎年11月下旬に翌年版が発売され、先週末ぐらいに2012年版が本屋に並んだようです。
個人的には1977年版から毎年欠かさず購入してきまして、これが36冊目になります。
ネット全盛の今の時代でも、天文現象などをチェックするのに重宝してます。
内容が毎年ほとんど変らないようなページもあるんですけどね。
2012年版の表紙には2010年1月15日に中部アフリカ~インド洋~ミャンマー~中国で
観測された金環日食の写真が採用されてました。2011年版も同日の金環日食の連続写真
が使われてたんですが、2012年版にも採用された訳は、5月21日に日本国内の広い地域で
金環日食が観測できるためと考えられます。なにせ来年最大の天文イベントですからね。
で、鬼に笑われそうですが、金環日食以外で来年期待できそうな天文現象等をチェック
してみたところ、次のようなものが目にとまりました。
①2~3月頃:ガラッド彗星が見頃を迎える(予想光度6等級)。
②6月6日:金星が日面通過(太陽の前を金星が横切っていく現象)
③8月14日:金星食(金星が月に隠される現象)
④11月27日:金星と土星が見かけ上大接近
⑤12月13日:ふたご座流星群が活動ピークを迎える(月明の影響が皆無で絶好条件)。
②は2004年にも観測されましたが、実は皆既日食や金環日食よりも希な現象で、
来年起こった後は、なんと2117年まで見られないそうです。失明しないように十分な
減光対策をして観望したいですね。肉眼でもなんとか見える可能性があるので、
5月の金環日食の観望で必須となる「日食メガネ」を使い回すといいかも?
③も意外と珍しい現象です。双眼鏡があると、より一層楽しめると思います。
⑤はここ数年で最良の条件のようで、一晩中観測すれば数百個ほど目撃できるかも
しれません。
コメント
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
- パワーおやじ [2011年11月23日 18:39]
- びっくり!
こんな年鑑があるんですね!
私は、星とかには、まったく縁が無いので
内容も解りませんが、趣味の世界は、深い・・・・・
ですね。 - fornax8 [2011年11月23日 19:29]
- パワーおやじさん、マニアックな記事にコメントを頂き恐縮です。
一般の方々にはほとんど知られてない本だと思います。
来週にはコレとは別の出版社から「星空年鑑2012」という本も発売されます。
そちらはイラストや写真が多くて分かりやすく、DVDなんかも付いてるようです。
似たような書籍は他にもあるんですが、個人的には「天文年鑑」を愛用してます。
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