12月に極大を迎える主な流星群としては、ふたご座流星群の他に
こぐま座流星群というのもあります。流星数はあまり多くはなく、
眼視観測では1時間に数個程度の出現レベルとされてますが、毎年
確実に活動が観測されている年間主要流星群の1つになってます。
今年は極大となる日時が12/22の19時頃との事前予想があったので
ベランダにいつもの撮影機材を設置して19時前から迎撃しました。
しかし、ほとんど捉えられず、翌23日の1時半まで粘ったものの、
6時間半ちょっとで釣果は21個だけ。しかも流れてくる方向/経路
からしてこぐま座群以外のものばかりでした。1つだけ同群のもの
と思われるのがコレです。
22日22時台に出現したもので、あまり明るくなくショボイ流星って
感じです。念のため、星空シミュレーションソフトで出現時間帯に
おいて写野内にこぐま座群の流星がどういう向きで飛んでくるのか
確認してみたのがこちら。
実際に捉えた流星の経路はシミュレーションより短いんですけど、
流れてくる角度は大体一致しているようなので、同群の流星と判定
できそうな気がします。
ちなみに電波観測によると今年の活動ピークは22日5時台だったと
読み取れます。どうやら予想より半日以上ズレてしまったみたいで
ほとんど捕捉できなかったのも頷けます。ちょっと気まぐれな面も
ある流星群だったりするので、見事に一杯食わされた感じです。
なお、この夜に捉えた21個の中で割と明るかったのはこの2つ。
どちらも経路と逆に辿るとおうし座に行き着く感じなんですけど、
少数ながら11月を中心に明るめの流星が観測されることで有名な
おうし座流星群がまだ活動していたんでしょうかねぇ・・・
さて、今年はこれで個人的な流星観測は終了ってことになります。
次のターゲットは来年の1/4に極大を迎えるしぶんぎ座流星群で、
月明かりの影響が無い好条件であるのに加え、0時頃に活動ピーク
を迎えるとの予想があるので、ちょっと期待してます。その予想が
ちゃんと当たりますように・・・
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