Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 12/5 細い月と金星が接近

カップヌードル+粒入りマスタード

2009-11-16 12:15:00 | 実験クン

某TV番組で、カップヌードルへのちょい足し食材ランキングというのを先月偶然に見ました。

スタンダードなしょうゆ味のカップヌードルにちょっと加えると、とっても美味しくなるという

モノが色々と紹介されたのです。中にはそれは無いでしょみたいな食材も出てきたのが

興味津々で、試してみたいと思ってました。でもカップヌードルはちょっと高いので、少し

ケチって安めのスープヌードル(違いは麺と具が少ないだけとか?)で実験することに。

とりあえず冷蔵庫にあるものからということで、2位にランクされた粒入りマスタードから

テストです。番組では箸で一つまみと言ってましたが、実験日は寒かったので少し辛め

の方が体も温まっていいかなぁなどと思って、多めに入れてみました(↓)

よーくかき混ぜてから、まずは麺を食べてみます。

おー、ほどよい辛味が加わって、なかなかイイ感じです。

スープをすすってみると・・・ おやっ、これはキムチを入れた時の味に似てるような・・・

(キムチを投入して食べるのは以前からよくやってまして、その旨さは確認済みです。)

汁が赤く染まることはありませんが、辛味と酸味が加わって、意外と美味しいのです。

まぁ、味覚は人それぞれだと思いますが、個人的には全然アリだと思いました。

2位になるだけのことはあるかも!?

次は何を試してみようかな・・・


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
ぺね [2009年11月16日 12:38]
醤油スープに粒マスタード、想像がつかないんですがおいしいんですね~!寒くなってきたのでカップラーメンが食べたくなってきました。
fornax8 [2009年11月16日 17:46]
ぺねさん、コメントありがとうございます。
ベストテンの中にはゴマ油とか海苔の佃煮とかがありまして、
それらはまぁ旨くなりそうだなって想像がつくものでしたが、
コイツは意外な食材の一つでした。
万人が好むかどうかはちょっと?ですが、機会があったらお試しを。
あっ、一応、自己責任でお願いしますね(笑)。

しし座流星群 ☆彡 今年は活発?

2009-11-15 17:30:00 | 天文現象

昨年、ある研究者が今年のしし座流星群は11月18日の6時台(日本時間)に500個/時(理想的

な観測条件に換算した流星数)の準流星雨が見られるとの予想を発表しましたが、つい最近

になって200個/時と下方修正したようです。日本で6時台というと夜明けになってしまうので、

好条件で見られるのは中央アジアということになりそうです。国内ではそのピークに向って

流星数が増えていく途中の活動が見られそうですが、実際に観測できる流星数は空の暗い所

でも1時間に30~40個程度と予想されているようです。空の明るい市街地ではその1/10程度

しか見られそうにないので、1時間に数個見えれば御の字でしょうか。ただ、ピークの時間が

ずれる可能性も少なからずありますので、もし1時間早まった場合には空が薄明るくなってくる

5時台の前半に結構な数の流星が期待できます。

天気の方は微妙な感じです。週間予報によると17日は全国的に雨で、天候の回復が早ければ

18日未明に九州~四国と東海~甲信南部で晴れ間が広がる可能性があるようです。高標高

地では17日に積雪する所もありそうですから、マイカーで富士山五合目あたりに行く場合には

冬タイヤやチェーンが必要になるでしょう(通行止めになる可能性もゼロではありません)。

先月のオリオン座流星群はマスコミが騒いだ割に大した活動は見られず、がっかりした人も

多いようです。その情報発信元であった国立天文台は今年のしし座流星群に関しては期待薄

として、一般の方々に観測を呼びかけるキャンペーンは行わないとしています。天文現象は

マスコミが騒ぐと期待はずれに終わることが多いので、逆にチャンスとみる向きもあります

が、あまり過大な期待はせずに2~3個程度見られればラッキー!ぐらいの心構えで眺めた方

が無難でしょう。平日ですしね。

以下、参考になるサイトのリンクを張っておきます。

2009年11月 しし座流星群の情報:国立天文台

AstroArts:【特集】2009年 しし座流星群

“しし座流星群”を「SOLiVE24」で生中継!/2009.11.10


今朝の富士山(2009/11/15)

2009-11-15 07:08:23 | 富士山

紅富士の状態を狙ってみました(↓)。

露出調整が難しいです。フォトレタッチソフトで色味を若干修正しました。


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
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ゆきchan [2009年11月15日 9:00]
おはようございます。すっごく綺麗ですねぇ。今朝はこんな富士山が見れたんですねぇ。富士山の見える家って憧れます。
fornax8 [2009年11月15日 17:39]
ゆきchanさん、コメントありがとうございます。
今日は、すそ野まで真っ白になってるだろうと思ったら、そうでもありませんでした。
ウチは賃貸のウサギ小屋ですが、近くには富士山の眺めをセールスポイントに挙げる
売出中の分譲マンションもあったりします。
空気が澄んでる時期にしか見えないんですけどねぇ。
キラリ [2009年11月15日 22:32]
こんばんは★
素晴らしいお写真ですね~毎日、こんな富士山を見れたら気持ちが良いでしょうね。とっても神秘的な富士山ですね。
fornax8 [2009年11月15日 23:10]
キラリさん、こんばんは。毎度コメントありがとうございます。
これからの季節は、晴れれば毎朝のように見ることができるんですよ。
これを見ながらの朝食は格別です。
今日も頑張るぞーって気持ちにさせてくれますね。
北東側の山肌を見ることになりますので、白い姿を来春まで拝めます。

Venus & Moon

2009-11-15 06:57:35 | 天文現象

今日の日の出前、東の空に金星と月が並んでいるのが見えました(↓)。

雲が邪魔でしたが、意外と綺麗でした。


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
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ゆきchan [2009年11月15日 9:01]
三日月も素敵ですねぇ。下の赤いところは水面が赤やけを反射してるんでしょうか。
fornax8 [2009年11月15日 17:41]
ゆきchanさん、続けてコメントをいただきましてありがとうございます。
金星と月の最接近は明日になりますが、月の高度が低くなり過ぎるようなので、
両者のランデブーは今日が見頃だったと思います。でも、さほど接近してませんね。
下の赤い部分は朝焼け空です。雲が変なところに居座ってて、妙な写りになりました。
確かに水面のような感じに見えますね。

しし座流星群の思い出(5) [動画と写真で見る2001年の流星雨]

2009-11-14 12:00:00 | タイムマシンにお願い

事前予想では大出現が持続することはなく、長くても20~30分ぐらいであろうと考えられ

ていたのですが、2時過ぎから3時台の予想ピークを挟んで4時近くになってもハイレベルな

活動が続きます。それはこんな(↓)感じでした。

※ほぼ中央が輻射点になり、放射状に流星が飛ぶ様子が分かります。

4時台に入ってもペースが衰えた感じはなく、全天で数十個/分は依然として流れていると

いう印象でした。その時間帯には上空に雲が流れてきたのですが、晴れ間が広がっている

南の低空に目をやると、輻射点の方向よりも数多くの流星が飛んでいるのに気が付きます。

大慌てで高感度CCDカメラをそちらに向けて、その様子をとらえました(↓)。

※一番明るい星が、おおいぬ座のシリウス。右寄りにオリオン座が写っています。

幸い、雲の発生は一時的なもので、30分ぐらいでまた元の快晴状態に戻ってくれました。

まだ流星雨は続き、終息に向っていく感じがしません。願わくばこのまま夜が明けないで

欲しいとの思いも虚しく、29時過ぎには東の空が白んできました。ちょうどその頃、銀塩

カメラがフィルム切れとなり、撮影を終了。その後、惑星と1等星しか見えなくなっても、

まだ多くの明るい流星が飛んでいるのが確認できました。

大興奮の一夜が明け、ポケットからカウンターを取り出して数字を見ると、3000を超えて

ました。取りこぼしも結構あったので、実際はその3割増ぐらいだったかもしれない。

明け方は相当冷え込んだため、機材には霜が付いてました。太陽が昇って気温が上がり、

それが取れるまでの間、車中で仮眠。9時過ぎに機材を撤収し、観測地を後にしました。

帰宅後すぐにスピード仕上げの写真店にフィルムを出し、上がってきた写真を見て仰天!

流星の写っていないコマを探すのが大変なくらいの結果で、中には10個以上もの流星像が

認められるコマもありました。後日、フィルムスキャナでデジタルデータ化し、画像処理

ソフトで流星の写っているコマを全て合成して得た画像がこちら(↓)


【しし座流星群2001】
 1枚目:銀塩一眼レフカメラ+28mm広角レンズ,ネガフィルム使用 32コマ合成
 2枚目:銀塩一眼レフカメラ+35mm広角レンズ,スライド用フィルム使用 28コマ合成
 3枚目:銀塩一眼レフカメラ+50mm標準レンズ,ネガフィルム使用 30コマ合成
  ※いずれも画像をクリックすると、大きい画像が別ウィンドウで開きます。
   写野が最も広い28mmレンズでの画像には100個近くの流星が写っています。

流星雨・・・それは一生に一度見られるかどうかの稀少な天文現象であると言われています。

今回の活動レベルは、理想的な観測条件に換算して約4500個/時(ピーク時)だった模様。

日本でほぼ同等の流星雨が見られたのは134年も前だったとか。極めて珍しい現象を自分

の目で見ることができてとても幸運でした。2001年のしし座流星群は21世紀最初の流星雨

記録として今後も語り継がれていくことでしょう。


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
ゆきchan [2009年11月15日 9:03]
凄いの一言です!流星群の映像では初めてみたかもしれません。こんなに流れんですねぇ。この前は一つしか見れなかったんです。
fornax8 [2009年11月15日 17:43]
ゆきchanさん、こちらにもコメントを頂戴しまして恐縮です。
全ての流星群がいつもこんな感じに見えたら面白いんですけどねぇ。
皆既日食を見た時も感動しましたが、流星雨はそれ以上に感動的だったかも。
22年後からの数年間にまた起こるかどうか・・・

しし座流星群の思い出(4) [ついに日本上空で大出現! 2001年の流星雨]

2009-11-13 12:00:00 | タイムマシンにお願い

ダスト・トレイル理論で一躍有名になったアッシャー博士は、1999年の暮れに某出版社が

行なったインタビューの中で、2001年にアジアで見えると予報した流星雨について、次の

ように言い放ったそうです。


 「私が計算で重大なミスをしていない限り、アジアで2001年に流星雨が見られる
  確率は100%です。私自身、日本で流星雨を観測するので、楽しみにしています。」


自信の漲ったコメントで、天文ファンにとっては新興宗教の教祖様といった感じでした。

その頃、博士らは出現数予想を15000個/時としていました。しかし、2001年の後半になって

から8000個/時と下方修正されます。少し自信喪失したのか、再計算で精度を上げた結果

なのか、よくわかりませんが、話半分としても4000個/時ですから1秒に1個以上の割合で

流れるレベルに相当します。それでも現存する日本人が国内では誰一人として見たことの

ない流星雨になるとも言えるのです。2001年も夏を過ぎると天文関係の雑誌はその話題に

多くの紙面を割き、書店には臨時に刊行された関連書籍が並び、TV番組でも取り上げられる

ようになると、一般の方々の間にもその話題が急速に広がっていきました。


そして11月18日(日曜日)がやってきました。天気予報によれば、全国的に高気圧に覆われ

始めるものの、関東から東海の沿岸部は雲が発生しやすいとのこと。fornax8が観測場所

として事前にマークしていた八ヶ岳東麓は内陸部のため、天気に大きな崩れはなさそう。

同行する友人と共に車2台で目的地へ迷わず直行し、渋滞に巻き込まれることもなく夕刻

に到着。天気はほぼ快晴です。高標高地のせいか、気温は既に氷点下になっていました。

まだ、機材のセットアップを始めるには早過ぎるため、友人が持参した少し大きめの対空

双眼鏡で土星や星雲星団等の一般天体を観望するなど、余裕をかまして深夜を待ちます。

22時過ぎからゆっくりと機材のセットアップに取り掛かることに。日周運動で東から西へ

移動していく星を電動追尾してくれる赤道儀と呼ばれる架台を2台組み上げ、一方には銀塩

カメラ3台を搭載し、もう一方には動画記録用の高感度白黒CCDカメラを取り付けました。

23時過ぎ、しばらく空を眺めていると、東の空に光の点が現れ、西へ向って大きなアーチ

を描きました。光度は1等級程度と決して明るくはないものの、差し渡しが100度を超える

長経路の流れ星で、飛んできた方向からして明らかにしし座群の流星です。その数分後、

再び長経路で継続時間の長い流星が天頂を切り裂いたのです。短い願い事だったら5回

以上唱えられそうでした。どうやら世紀の大天文ショーが幕を開けたようです。交通量調査

等で使うカウンターを防寒服のポケットに忍ばせ、とりあえず流星数のカウント開始。日付

が変る頃には、早くも1分に1個程度のペースで流星が飛ぶようになり、その数が少しずつ

増していくのがわかりました。

1時から1コマ6分半の露出時間で連続撮影を開始。初っ端から狙っている方向に明るめの

流星が飛び込み、幸先いいスタートです。2コマ目を撮っている最中、うみへび座付近に

眩い閃光が走りました。この夜初めての火球出現です。運良く1台のカメラの写野の端に

入ったようでした。永続痕(えいぞくこん)と呼ばれる煙のようなものが流れた所に残り、

形を変えながらしばらく漂っているのが肉眼で見えました。そうこうしているうちにも、

ダスト・トレイル理論で予報された第一ピーク(2時24分の予報)に向けてどんどん流星数

が増加していきます。

2時過ぎには複数の流星が同時に出現する、いわゆる「豆まき現象」が目立ってきました。

火球クラスの明るい流星も増加傾向を示し、ピーク時には一体どうなるのか、胸の鼓動が

高鳴ります。その時間帯から、しし座の方向を中心に狙った構図でビデオの録画を開始。

カメラのビューファインダーを覗いていても、短い間隔で流星が出現しているのが分かる

状況です。第一ピークの時間を過ぎてもなお流星数は増えていきました。たった2時間半

で、一晩で見た流星数の自己記録を遥かに上回ってしまい、4桁の大台に乗るのは時間の

問題という感じ。

3時過ぎからコンパクトデジカメでも撮影を開始。ダスト・トレイル理論がはじき出した第二

ピーク(3時13分の予報)の前なのに、既に空のあちこちで豆まき現象が起こっていました。

同時に2~3個流れるのは当たり前で、4~5個もまとめて飛ぶような派手な振舞いです。

撮影結果がその場で分かるデジカメでは、たった1分の露出で複数の流星が写っている

のが確認でき、釣りで言うところの入れ食い状態という感じになってました。露出時間の

長い銀塩カメラの方は、1コマに一体いくつの流星が写っていることか。


【コンデジでとらえたしし座流星雨2001(輻射点方向)】
 ニコンCOOLPIX885 2001年11月19日撮影(1分×6画像合成)
 ※画像をクリックすると、大きい画像が別ウィンドウで開きます。

注目の3時13分になると、空のいたるところで止め処もなく流星が流れて、あちこちに

火球が残した永続痕が漂っているという、とんでもない光景が目の前に広がりました。

豆まき現象は同時出現数にして7~8個にも達し、もはや正確な出現数をカウントするの

が不可能な状況。これぞガキの頃から待ち望んでいた本物の流星雨に相違ありません。

友人共々、星の矢が飛びまくる空を呆然と眺め、火球が飛ぶ度に「うぉー」と叫ぶだけでした。


【コンデジでとらえたしし座流星雨2001(地平近く)】
 ニコンCOOLPIX885 2001年11月19日撮影(1分×4画像合成)
 ※画像をクリックすると、大きい画像が別ウィンドウで開きます。

(続く)


しし座流星群の思い出(3) [新理論が話題になった2000年]

2009-11-12 12:00:00 | タイムマシンにお願い

1999年にヨーロッパ~中東で流星雨が観測されたことから、次に流星雨が見られるのは

母彗星が再び戻ってくる32年後以降になるだろうと考えられました。

流星群においては、母彗星が撒き散らしたダストが大気圏に突入することで流星になる

ということがよく知られています。そのため、ダストは母彗星の軌道を中心とした空間

に濃く分布しているはずであるとの考え方に基づいて、母彗星が地球軌道との近接点を

通ってからあまり時間が経過しないうちに、地球がそこを通過すれば、流星雨が起こり

易くなるといった予測が一般的でした。その理論によると、1998年に日本で大流星雨が

見られるはずだったのですが、実際には見られませんでした。1972年にも同じ考え方を

ベースにして、しし座流星群とは別のジャコビニ流星群が大出現するという噂が広まり、

日本中で大騒ぎになったらしいのですが、残念ながら不発に終ったという前例もあった

ことから、流星雨の出現予報は極めて難しいということを改めて思い知らされた専門家

も多かったようです。

ところが、1999年の流星雨について出現ピークの時間を誤差数分でピタリと当てた天文

学者がいたのです。その天文学者とは、英国のデイヴィッド J. アッシャー博士です。

この先生はオーストラリア国立大のロバート H. マックノート博士との共同研究により、

これまでにない全く新しい理論に基づいて、1998年から数年間におけるしし座流星群の

出現ピーク時間の予報と推定出現流星数を発表していました。現在では「マックノート

・アッシャー理論」または「ダスト・トレイル理論」と呼ばれている画期的な計算方法に

よる流星群ピーク予報です。非常に難しいですが、詳細について知りたい方は、次の

サイトをご覧になるとよろしいかと思います。

http://www.astroarts.co.jp/special/leo2001/evolution/index-j.html

で、その理論に基づく各年の出現予報は以下のようなものでした。

 1999年:ヨーロッパやアフリカを中心に500~1200個/時の流星雨が見られる
 2000年:西ヨーロッパ、北中米で平年より多めの流星群活動あり(100個/時)
 2001年:北米で2500個/時、東アジアで9000~15000個/時の流星雨が見られる
 2002年:北米で6000個/時の流星雨が見られる
 2006年:西ヨーロッパや西アフリカで平年より多めの流星群活動あり(120個/時)

 ※予想流星数はいずれも理想的な観測条件に換算した値

なんと! 2001年に日本で流星雨が見られるというのです。日時は11月19日の2~3時台。

輻射点が高いところまで昇る時間帯で、月も沈んでいるため、絶好の条件になりそう。

しかし、母彗星が地球の近くを通過してから3年以上経った後で流星雨が見られた例など

過去にあったんだろうか? それに加えて、平年なら11月18日未明に極大を迎えるのに、

翌19日未明にピークが来るなんてことがあるのか? どうも信じがたく、眉唾モノという

印象を受けたものです。

さて、そんな新理論に注目が集まった2000年、この年のしし座流星群は月明りの影響が

あって最悪の条件とされていました。前述のダスト・トレイル理論による予報でもあまり

期待できない状況でしたが、通常予想の極大日が週末と重なったこともあり、fornax8は

この年も2夜連続で流星群を迎え撃つのでした。

11月17日の晩は天候が思わしくない中、八ヶ岳東麓に出撃。明けて18日の午前4時前後

になってようやく晴れ間がのぞきましたが、雲量が多かったことと観測時間が短かったこと

もあって、約1.5時間で41個の流星目撃にとどまり、写真の方も成果無しに終りました。

翌18日は長野県川上村に出向き、概ね快晴の星空の下、夜半頃から夜明け近くまで粘り

ました。19日3時35分には北斗七星の方向に現れた-4等の火球を目撃。この夜で最も見事

な流星に遭遇できたものの、数的には低調な活動で、カウントした流星数は36個止まりと

何ともお寒い結果でした。で、写真でとらえた流星もショボイの1個だけ(↓)


【しし座流星群2000】
銀塩一眼レフカメラ+28mm広角レンズ使用 2000年11月19日撮影

しかし、これだけ寂しい状況だと、ダスト・トレイル理論が予言する翌年の流星雨への

期待が逆に高まることになりました。そして新世紀元年、ついにその時が来たのです。

(続く)


金目鯛の煮付け

2009-11-11 12:00:00 | グルメ

これも伊豆下田・ホテル伊豆急の夕食に出てた料理です。

下田に来たらやっぱり金目鯛を食べずに帰るわけにはいきませんね。

で、お題の煮付けの写真がこちら(↓)

煮汁が大根にまでよーく滲みてて、大満足の一品でした。

なんか金目鯛の量が少なめだなぁーと感じられるかもしれませんが、

他の料理が盛り沢山でしたので、これでもう十分でしたね。

「ホテル伊豆急」地図


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
ハッピー [2009年11月11日 16:22]
こんにちは。
煮汁がしみ込んでとてもおいしそうな金目鯛ですね!!伊豆へ行ったらやっぱり食べたくなる一品ですよね。
お酒のお供にもご飯のおかずにもピッタリの一品ですね☆
fornax8 [2009年11月11日 21:43]
ハッピーさん、コメントありがとうございます。
金目鯛は脂がとっても上品なところがいいんですよねー。
お酒がすすむ一品で、ちょっと飲み過ぎだったかも。
デコちゃん [2009年11月12日 9:15]
こんにちは!
やっぱり伊豆に来たら、金目鯛は必須ですよね!
金目鯛そのものもそうですけど、金目鯛のうまさをまるごと閉じ込めた大根もめちゃくちゃおいしそうです!!
fornax8 [2009年11月12日 12:36]
デコちゃんさん、いつもコメントを頂戴しまして恐縮です。
金目鯛は刺身でも美味しいようですが、酒の肴には煮付けの方がイイような・・・
味が滲み込んだ大根も賞味できますしね。

しし座流星群の思い出(2) [大本命とみられた1999年]

2009-11-10 12:00:00 | タイムマシンにお願い

しし座流星群について過去の歴史を調べると面白いことが分かります。

書籍等を参考にして流星雨が観測された年号(西暦)を並べてみますと(↓)

  1366, 1533, 1566, 1666, 1766, 1799, 1833, 1866, 1966

何か気付きませんでしょうか?

そうです、年号の下2桁が33の倍数になってるんです。

世界のナベアツも吃驚するようなこの奇妙な事実は、母彗星であるテンペル・タットル

彗星の公転周期が約33年である(約33年ごとに太陽や地球に近づくような楕円軌道を持つ)

ことに関連性があります。

前の記事で紹介したとおり、1998年は肩透かしを喰らったわけですが、前回の流星雨が

1966年に見られたということは、上記の年号の法則からすると次は1999年の方が大本命

と考えるのは自然な流れでしょう。ということで1999年は前年以上に期待感の膨らんだ

事前報道がなされたような気がします(詳細はこちらをご覧ください)。

この年の11月17日、天気は気圧の谷の通過で下り坂になると予報される中、fornax8は

出掛けないで後悔するよりも、出掛けて後悔した方がマシとの考えから、前年と同じく

長野県川上村に向っていました。しかし、その途中で空模様を確認すると、目指す方向

には分厚い雲があって晴れ間が広がる可能性は低い印象。時刻は20時を過ぎてました。

そこから晴れ間を求めて迷走した挙句、静岡県の静波海岸付近に辿り着きました。時刻

は18日の3時過ぎ。しし座から北斗七星の方向に広がっていた晴れ間に最初の流星を確認。

しかし、流星雨にはなってない模様。しばらく空を凝視していましたが、西から容赦なく

雲が流れてきて4時にはベタ曇りになってしまい、結局数えた流星数は5個止まりでした。

雲の上では大スペクタクルが展開されているのではないかと気が気でない思いでしたが、

朝一番のラジオのニュースで、天候に恵まれた地域でも1時間に20個ぐらいしか見られ

なかったと報じられ、妙にホッとしたのを憶えてます。

所要4時間もかかって家に戻り、即爆睡。夕方に起きて夕刊を見たら「がっかり流星群」

との見出しで流星雨は不発だったことが記事になってました。しかし、インターネットで

海外の観測速報を見たら唖然呆然! ヨーロッパから中東にかけて1時間あたり5000個

の流星乱舞が見られたというのです。1時間=3600秒ですから、平均で1秒に1個以上の

ハイペースで流れたことになりますね。帰宅後にちょうど爆睡し始めた時間帯に、深夜

~夜明け前を迎えていた地域では大騒ぎになっていたわけです。寝ないで起きていても

日本は昼間ですから見られるはずもなかったのですが、残念な気持ちでいっぱいでした。

で、夜空を見上げると、前夜とは打って変って快晴になってました。悶々とした気分で

平穏な星空を眺めているうちに、出現ピークは過ぎたものの昨年のような大火球が飛ぶ

可能性もゼロではないと思い始め、今夜は近場に行って見ようと決断し、山梨県東部の

山中へ出陣。23時過ぎに目的地に到着し、ぼんやりと北の空を眺めていると、北極星の

下に長経路の流星がほとんど水平に流れていくのを目撃。さらに数分後、今度は天頂に

長く尾を引く明るい流星が出現。いずれも東の方向から飛んできているので、しし座群

の流星に間違いありません。そこで、日付が変る時間帯より流星数のカウントを開始。

0時台は約45分間で28個のカウント。輻射点がまだ低いことを考慮すると結構な数です。

1時近くには流星の飛ぶ間隔が短くなってきたので、大急ぎで撮影機材をセットアップして

写真撮影を開始。1時台には60個以上の流星を確認し、前年の4時台に数えた59個を

上回りました。2時台は80個程度、3時台は90個以上を数え、流星雨とは言い難いものの

3秒間で5連発があったりと、かなり見応えのある状況になりました。4時台には77個と

若干減りましたが、結局5時過ぎまでの約6時間で300個以上もの流星を目撃しました。

普通なら出現ピークから半日以上も経過しているので、活動は終息に向うはずなのです

が、おこぼれがあったのか、あるいは別な山に当たったのか、何とも予想外で気まぐれな

流星群活動には驚かされました。ただ、明るい流星は少なかったため、写真の成果は

イマイチ。こんなのしか撮れませんでした(↓)

【しし座流星群1999】
銀塩一眼レフカメラ+28mm広角レンズ使用 1999年11月19日撮影(6画像合成)

ということで、流星雨が最も期待できると思われた年も、日本では残念ながら中規模の

活動しか見られませんでした。んー、次の流星雨まで33年も待たないといけないのか・・・

(続く)


アワビの踊り蒸し焼き

2009-11-09 12:00:00 | グルメ

伊豆下田・ホテル伊豆急の夕食に出てた逸品の第二弾です。

もうすぐ焼き上がりという段階で撮った写真がこちら(↓)

焼き上がった後、殻から身を剥いでお皿に取ってバターを載せ、

とろけたところでレモンを搾ってからいただきました。

アワビが新鮮な上に焼き加減が絶妙なのか、とっても柔らかくて美味しかったです。

「ホテル伊豆急」地図


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
デコちゃん [2009年11月9日 14:23]
こんにちは!
先日の伊勢エビに引き続き、とってもリッチなお食事ですね~!
おいしそう!!
とはいっても、ちゃんと食べたことがありません。妊娠中の人が食べると、生まれてくる赤ちゃんの目がキレイになるとかで、姉が頂いたあわびを横から食べさせてもらったくらいなので、これだけガッツリ食べれたらおいしいでしょうね!!
fornax8 [2009年11月9日 18:14]
デコちゃんさん、こんにちは。毎度コメントありがとうございます。
踊り焼きも、まるごと1つ食べるのも初めてでしたぁ。
伊勢海老をお好みの調理法でいただくのが主目的の宿泊プランだったので、
アワビまで出てくるのは予想外で、かなり嬉しい誤算でした。
小市民としてはあり得ない豪勢な食事で、酒池"魚介"林状態という感じだったかも。
キラリ [2009年11月12日 23:27]
こんばんは★
とっても美味しそうですね~
先日の伊勢海老もとっても美味しそうでしたがアワビはまた一段と美味しそうですね。
私はなかなか食べる機会はありませんがアワビのバター焼きは大好物なので羨ましいです★
fornax8 [2009年11月13日 13:37]
キラリさん、コメントありがとうございます。
なかなか食べるチャンスがない食材ですよね。
今回のはとっても柔らかくてビックリでした。
バターとはよく合いますね。